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食材・料理のQ&A

さつまいもの賞味期限を大解剖!収穫後の生・ふかした後など全て解説!

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料理・食材
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台所の隅から、さつまいもが1本出てきました。

農家の祖父母が収穫後に送ってくれたもので、陰に隠れて1本だけ発見されずに眠っていたようです。

さつまいもに賞味期限があるなら、もうとっくに賞味期限切れになっているような気がします。

見た目は特に変化がないのですが、触るのが怖いような・・・。

今回は、さつまいもの賞味期限を中心に、詳しくご紹介していきます。

 

  • さつまいもの賞味期限はどれくらい?
  • さつまいもが腐った状態をご紹介
  • さつまいもの保存方法。常温でOk?夏は冷蔵庫?
  • さつまいもは冷凍できるの?

 

生まれてからこれまで、祖父母の作ったさつまいもを長期間保存して食べてきました。

保存方法などついては農家並みの経験があるのですが、1本だけ残っているとなると、ホコリっぽい気がして何となく不安です

これまでは感覚で取り扱ってきたさつまいもについて、今回は確かな情報をもとに知識をアップデートしたいと思います。

さつまいもの賞味期限だけではなく、”美味しいさつまいもの見分け方”などの豆知識も交えながら、詳しくご紹介します!
 

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さつまいもの賞味期限はどれくらい?生と調理後では違うの?

さつまいもの賞味期限は、どれくらいなのでしょうか?

生、カットしたさつまいも、加熱後のさつまいもなど、農家からの情報やこれまでの経験をもとに、賞味期限を表にしてみました。

 

さつまいもの状態 賞味期限 注意点
(土つき)生のさつまいも 約2週間~数ヶ月 土を乾燥させるかどうか
(洗った)生のさつまいも 1ヶ月~3ヶ月 正しく保存
(切った)生のさつまいも 数日~
1ヶ月
保存方法によって
ふかしたさつまいも 3日ほど 冷蔵庫で
茹でたさつまいも 3日ほど 冷蔵庫で
焼きいも 3日ほど 冷蔵庫で
甘露煮のさつまいも 3日ほど 冷蔵庫で
煮物の具材にしたさつまいも 3日以内 冷蔵庫で
冷凍したさつまいも(生) 1ヶ月 正しい保存方法で
冷凍したさつまいも(調理後) 2週間 正しい保存方法で

 

保存方法によって、数ヶ月見た目に変化がないこともあれば、あっという間に賞味期限切れになることもあると思います。

  • 生のさつまいもは常温保存?夏も常温でいいの?
  • 生のさつまいもは野菜室に入れてもいいの?  など

後ほど詳しく保存方法をご紹介します。

 

豆知識:「蒸す」と「ふかす」は同じ意味

さつまいもを『蒸す?』、『ふかす?』どっちなの?違いはあるの?」と疑問がわき、調べてみました。

国語辞典によると下記のような意味です。

  • 蒸す・・・湯気を通して加熱する
  • ふかす・・・むしてやわらかくする

どちらも同じ意味ですね。

違いは、食品によって当てはめる言葉が違うという点です。

例えば

  • 蒸す・・・シウマイを蒸す、肉まんを蒸す  など
  • ふかす・・・さつまいもをふかす、じゃがいもをふかす  など

何となくイメージはわきますよね。

言葉を入れ替えて「シウマイをふかす」、「さつまいもを蒸す」としても違和感はありませんね。

どちらを使っても間違いではありません。

 

ちなみに、スーパーや八百屋さんで売っているさつまいもには、賞味期限が書かれていません。

 

賞味期限とは?

未開封で正しい保存方法を守ったときの、美味しく食べられる期限

腐りにくい加工食品に表示されるのが一般的。

消費期限とは?

未開封で保存方法を守ったときの、安全に食べられる期限

腐りやすい加工食品に表示されるのが一般的。

 

さつまいもは生鮮野菜です。

食品衛生法などの法律で、賞味期限消費期限の表示が義務付けられていません

 

生鮮野菜に賞味期限や消費期限の表示義務がない理由

生鮮野菜は、収穫してからも成長(熟成)し続けます。

が出るなどの変化は、人間にとっては味を変化させる嫌な現象ですが、野菜にとっては成長(熟成)です。

「どの段階が一番美味しいか」、「どの段階で食べられなくなるか」の判断は、人によってそれぞれですよね。

野菜は賞味期限を決めるのに適していない食品”というのが、賞味期限や消費期限の表示義務がない理由の1つです。

 

今回は、さつまいもを美味しく食べられる期限という意味で、賞味期限という言葉を使っていきますね。

 

さつまいもの賞味期限は、生は長期で、加熱後は数日でしたね。

これまでの私の経験では、生のさつまいもでも、保存方法によってすぐに腐ることもあります。

次に、腐ったさつまいもの見分け方をご紹介します。

さつまいもは腐るとどうなるの?見分け方がコレ!

先ほどご紹介した表と同じく、生、調理後に分けて腐った状態をご紹介します。

 

生のさつまいも 腐るとどうなる?

生のさつまいもは、保存方法を間違うと1週間ほどで腐ってしまいます

例えば

 

  • 土つちつきのまま(温かい)常温に置いておくとすぐに腐る
  • スーパーで売られている袋ごと野菜室に入れるとすぐにカビが生える
  • 冷蔵庫で保存すると低温障害ですぐに食べられなくなる  など

さつまいもが下記のような状態になったら、腐っています。

 

見た目

  • 触るとドロドロに溶けている部分がある
  • カビ(何色ものカビが生えることがある)
  • 切り口が黒く変色(低温障害)

臭い

  • 酸っぱい臭い

  • 苦い

 

調理後のさつまいも 腐るとどうなる?

調理後のさつまいもは、正しく保存していても賞味期限は3日ほどです。

腐ると以下のような状態になり、食べると食中毒を起こすこともありますので、十分にご注意下さい。

 

見た目

  • さつまいもの表面に白い膜が張っている
  • 表面がネバネバになっている
  • カビ
  • 切ると中がスカスカ

臭い

  • 酸っぱい臭い
  • 発酵した臭い

  • 酸っぱい
  • 発酵した変な味

 

先ほどの表で賞味期限をご紹介しましたが、賞味期限は目安で、必ず食べられる期間ではありません

実際はご自分の五感で”食べても大丈夫かどうか”を判断することになりますので、厳しく見極めて下さいね。

 

豆知識:美味しいサツマイモの見分け方

スーパーで売っているさつまいもの、””の部分を見て下さい。

白く乾燥した軸に小さくて黒い斑点があったら、それはです。

甘いさつまいもの証拠ですよ!

また、さつまいもの皮についている黒い塊(土以外)も、蜜が浮き出たものです。

 

次に、生のさつまいもを長期間楽しむための、正しい保存方法をご紹介します。
 

さつまいもの正しい保存方法とは?常温と冷蔵のどっちがいいの?

さつまいもは10月ごろに収穫して貯蔵し、1年間販売されます。

ご家庭でも生のさつまいもを上手に保存すれば、長期間美味しいさつまいもが楽しめますよ!

千葉県のホームページに、さつまいもの貯蔵について詳しく紹介されていました。

 

温度

13℃~16℃が最適。

湿度

90~95%が最適。

保存場所

温度が一定で、光が届かない場所が最適。地下室など。

 

ご家庭でも、上記のような場所に近い環境で保存しましょう。

ご家庭で保存するときの3つの手順をご紹介します。

 

1. 買ってきたさつまいもを袋から出す

先ほどもご紹介した通り、さつまいもは収穫されてからも成長し続けています。

呼吸をしていますので、袋に入れたままだと袋の内側に水滴がつき、カビの原因となります。

 

2. 1本ずつ新聞紙にくるむ

新聞紙にくるむと、さつまいもが呼吸することで出す湿気で、湿度を保つことができます。

新聞紙は袋と違って密閉されません。さつまいもから出た水分が適度に蒸発しますので、カビも出にくくなります。

また、ご家庭での保存場所の温度変化からさつまいもを守る役目もしてくれます。

 

3. 風通しの良い冷暗所に置く

温度の目安は、人間の肌が少しヒヤっと感じる涼しさです。

さつまいもは温かい環境で育つ作物なので、18℃を目安に発芽し、味が損なわれます。

また、温度が低すぎても低温障害を起こして食べられない状態になります。

なるべく一定の温度がいいので、は高温、は低温に注意して保存場所を決めて下さいね。

 

ご家庭に、上記のような場所がない場合もあると思います。

そんなときは、賞味期限は短くなりますが、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう!

先ほどと同じ手順で、なるべく立てて野菜室に入れます

賞味期限の目安は、長くて1ヶ月ほどです。

2等分など、大きくカットしたさつまいもも、同じ手順で野菜室に入れての保存がおすすめです。

時間が経つと断面が変色していきますが、その部分だけカットすればOKです。

 

豆知識:土つきのまま冷蔵庫に入れるとどうなる?

土の中には雑菌がいます。

土に水分が残ったまま冷蔵庫に入れると、土の中で雑菌が繁殖して、さつまいももすぐに腐ってしまいます。

土つきのまま保存する場合は、一旦風通しのよい場所に置き、土を乾燥させてから保存して下さいね。

 

さつまいもについて、こちらの記事でも詳しい情報をご紹介しています!
↓↓↓
さつまいもに苦い部分があるのはなぜ?食べても害はないの?

 

最後に、さつまいもが冷凍できるかどうかを調査しました。
 

料理で使い切れずに余ったさつまいもは冷凍しても大丈夫?

さつまいもは、生でも調理後でも冷凍可能です!

早速冷凍する方法をご紹介します。

 

生のさつまいも 冷凍方法

生のさつまいもは、カットして冷凍します。

 

  1. 使いやすい大きさにカットする(輪切り、スティックなど)
  2. 水に5分ほどさらしてアクを抜く
  3. 水分をよく拭き取る
  4. ジップつきの保存袋に入れて冷凍する

 

冷凍した生のさつまいもは、1ヶ月ほど保存可能です。

冷凍庫から出して、そのまま調理に使えます

 

調理したさつまいも 冷凍方法

ふかしたさつまいも、甘露煮、ペーストなど、調理後のさつまいもも冷凍可能です。

 

  1. 調理後のさつまいもの熱をとる
  2. 1回食べる分ずつジップつきの保存袋に入れる

 

保存期間は、2週間ほどです。

実際は1ヶ月ほど保存可能ですが、冷凍やけや臭いうつりで味が落ちます

 

まとめ

さつまいもの賞味期限について、詳しくご紹介してきました。

さつまいもの状態ごとの賞味期限がわかりましたね。

ポイントをまとめてみます!

  • さつまいもの賞味期限は、生、土つき、調理後、冷凍などの状態によって違う
  • 生のさつまいもを上手に保存すれば、家庭でも賞味期限が数ヶ月になる
  • 生のさつまいもは、冷暗所で保存する
  • さつまいもを冷蔵庫に入れると、低温障害で食べられなくなる
  • さつまいもは冷凍可能

 

さつまいもは、ある程度温度が高くなる地域であれば、痩せた土でも育つたくましい作物です。

さつまいもの栄養素といえば食物繊維で便秘解消を思いつきますが、その他にも注目したい栄養素があります!

例えばビタミンCです。

通常、ビタミンCは熱に弱いのですが、さつまいものビタミンCはでんぷんに守られています

加熱しても破壊されにくいので、私たちの体に十分に取り込むことができます。

ビタミンCは粘膜を保護する働きがあるので、風邪予防などの他に、美肌効果も期待できますよ!

 

女性が気になる情報を、こちらで詳しくご紹介しています!
↓↓↓
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スーパーなどで、1年中安定して美味しいさつまいもが手に入ります。

これからも、さつまいもに大活躍してもらおうと思います♪

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