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食材・料理のQ&A

塩は腐るのか?変色や賞味期限切れでも腐らない?日持ち期間は

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料理・食材
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塩 腐る

【監修者:野菜ソムリエプロ みつはしさなこ】
【執筆者:同上】

塩が腐ることはほぼないので、比較的長く日持ちします。

塩はその特性によって腐りにくいため、賞味期限が書かれていない塩も少なくありません。

しかし、腐らなくても保存環境が良くないと、固まったり変色したりして非常に使いづらくなってしまうので、保存には気をつけましょう!

この記事を読むとわかる!
のこと

 

  • 本当に塩は腐るのか?
  • 古いのや賞味期限切れは大丈夫?
  • 保存方法は?
  • 変色したけど使える?

この記事では、塩が腐らないと言われる理由や、使いやすい保存方法をまとめています。

「もしかして、この塩10年近く経ってる…?」という古い塩でも、基本的に考え方は同じですので、参考にしてくださいね!
 

野菜ソムリエプロ・みつはしさなこ先生記事監修
みつはしさなこ先生
野菜ソムリエプロ
野菜ソムリエプロ冷凍生活アドバイザーつくりおきマイスター離乳食アドバイザー/ 八百屋業や訪問料理で延べ50件以上のキッチンで料理を経験し、野菜の特徴を活かした、手軽に作れる料理を身につける。ワーキングマザー×子育て×食をテーマに、「食卓時間を幸せにするための、料理をラクにするコツ」を発信中。
みつはし先生の公式ブログTwitterInstagram

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本当に塩は腐るのか?塩が持つある特性とは

塩 腐らない

塩は一般的な食品と違って、基本的に腐ることはありません。

中には賞味期限が明記されていない塩もありますが、それは「塩は長期間でもほとんど品質が変わらないため、賞味期限切れを心配する必要がない」のが理由です。
塩が腐らないことや賞味期限が明記されていないのには、塩のある特性が関わっています。

塩はなぜ腐らない?

塩が腐らないのは、次の働きによって腐敗の原因となる微生物が生育・繁殖しにくいからです。

塩の持つ働き(※1)
  • 浸透圧によって食品や微生物の水分を抜く(脱水)
  • 酸素を減少させ細菌の生育を抑える
  • 塩の持つイオン内に防腐作用がある

塩が脱水や酸素減少に作用すると、微生物は生育できない状態になるのです。

こうした働きで未開封・開封後に関わらず品質がほとんど変化しないことから、食塩は賞味期限の表示を省略できます。(※2)

野菜ソムリエプロ みつはしさなこ
野菜ソムリエプロ
みつはし
豆知識ですが、アイスクリームや砂糖に賞味期限表示がないのも同じ理由からなんです。砂糖が主原料の飴も、腐ることは基本的にありません。

よかったら飴についての記事ものぞいてみてくださいね。

雪塩や岩塩などの天然塩にはミネラルも含まれますが、成分の大半が食塩なので、こちらも賞味期限を心配する必要はほぼないでしょう。

ただし、腐らなくても固まってしまうと使いづらいので、保存方法はこちらで確認してくださいね。

フレーバー塩は賞味期限切れに注意

一方、フレーバーがついた塩は塩以外の食品が含まれているため、賞味期限が定められているものが多いです。

ハーブ塩やトリュフ塩などを常備している方は、パッケージに書いてある賞味期限や保存場所を必ず確認するようにしてくださいね。

塩の保存方法と変色の理由

塩の保存容器

塩は保存容器などに入れて、常温で保存します。

冷蔵保存も可能ですが、出し入れによる温度変化で結露が発生しないよう、使い終わったらすぐに冷蔵庫に戻すようにしましょう。

塩の保存場所
常温
冷蔵
※ただし結露に注意

塩は腐るとどうなるかと心配する必要はありませんが、固まって使いづらくなる変色するなどを避けるために保存のコツを知っておいてくださいね。

塩の保存方法と注意点

塩は保存容器や、開封後の使いかけはクリップやジップロックで密閉しましょう。

密閉するのはダニなどの虫を防ぐだけでなく、湿気に触れるのを減らすためでもあります。

というのは、塩は湿度変化の影響を受けやすく、空気中の水分が塩に触れると固まりやすいという特徴があるからです。

もし塩が固まってしまったら、次のいずれかでサラサラの塩に戻りますよ。

塩が固まったときの対処法
  • フライパンで乾煎りする
  • 電子レンジで加熱する(量に応じて1分〜3分)

また、塩が固まらない方法として、塩の保存容器に珪藻土スティックを入れておくと、日頃からサラサラした状態をキープできるので、試してみるのもいいですね!

金属スプーンは変色の原因に!

塩の保存容器に金属スプーンを入れると変色の原因となるので、プラスチック製や木製のスプーンを選びましょう。


これはスプーンのステンレス(鉄)が、塩や空気中の水分に反応して錆びたものと考えられます。

なお、一般的な腐っている状態ではないので、変色部分を取り除けば問題ありません。

結論 | 塩は腐ることはないが適切な保存は大事

のまとめ
  • 基本的に腐らない
  • 長持ちするので賞味期限はなし
  • フレーバー塩は賞味期限あり
  • 容器で密閉し常温保存する
  • 金属スプーンは変色の原因に

塩は微生物が生育できる環境にないため、腐ることはほとんどなく、常温でも比較的日持ちします。

そのため、賞味期限がないものでも心配いりませんが、湿気がつかないよう保存容器に入れたり、金属が触れっぱなしにならないようにしましょう。

記事を参考に、塩を長く楽しんでくださいね。

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