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食材・料理のQ&A

飴は腐るのか?賞味期限切れ5年10年後は食べられる?見分け方は

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料理・食材
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飴 腐る

【執筆者:編集部 高田ゆみ】

飴は基本的に腐ることがないため、保存状態が良ければ賞味期限切れから5年~10年経っても食べられる場合があります。

しかし、賞味期限切れではなくても保存状態が悪いと本来の美味しさを楽しめなくなることもあるのでもったいないですよね。

そこでこの記事では、なぜ飴が腐らないのか、最後まで美味しく食べきるにはどのように保存したら良いのかなど、以下の項目について紹介します。

この記事を読むとわかる!
のこと

 

  • 基本的には腐らない理由
  • 賞味期限切れの特徴
  • 市販品の賞味期限目安
  • 正しい保存方法

手元に賞味期限切れの飴があって食べられるか判断できない人、風味が落ちた飴のリメイク方法を探している人にも役立つので、ぜひ参考にしてください。

   
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飴は腐るのか?賞味期限切れの見分け方

飴は腐るのか

飴は基本的に腐ることはないものの、以下のように品質が劣化して本来の風味が楽しめなくなることはよくあります。

品質が劣化した飴の特徴
見た目
変色
ネバネバする
白っぽくなる
柔らかくなった
変形する
臭い 異臭
食感 歯にくっつく
口溶けが悪い

飴が腐らない理由は、食品を腐敗させる微生物が繁殖しにくい特性があるからです。

飴が腐らない理由

飴が腐らない理由は、微生物が繁殖するための条件(水分・栄養・温度)が整わないからです。

飴の原材料表示を確認してみると砂糖や還元水飴などが最初に記載されていて、ほとんど糖質で占められていることがわかります。

これらの糖質は微生物が生きるために必要な水分を奪って離さない性質があるため、微生物が繁殖できずに腐ることがありません。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
砂糖には賞味期限が書いてないですよね。JAS法で「長期間経っても変質しないから賞味期限を表示する必要がない」と定められているからです。(※1)

飴は腐りにくくても品質は劣化しやすいので、パッケージに記載されている賞味期限内でも美味しく食べられないことはよくあります。

賞味期限切れになった飴の特徴とリメイク方法

賞味期限切れの飴がネバネバしたり、白っぽくなったりするのは、温度や湿度の影響で溶けて再結晶化したもので体に悪影響を及ぼすものではないです。

ただし、口溶けが悪くて本来の美味しさを楽しめなくなるので、そのまま食べるよりもひと手間加えてリメイクしましょう!

賞味期限切れになった飴のリメイク例
  • フルーツ飴⇒水に溶かしてゼラチンを加えてゼリーに
  • 千歳飴⇒バターと生クリームと煮詰めてキャラメルに


ただ、腐らないからといって何年も前に賞味期限切れになった飴玉を食べても大丈夫!とは言い切れません。

5年~10年前に賞味期限切れでも食べられる?

口コミを調べてみると3年前、さらに5年や10年も前に賞味期限切れになった飴を食べた人もいるようです。

飴に記載されているのは消費期限ではなく賞味期限なので、期限切れになってすぐ食べられなくなるものではないです。

しかし、保存状態によって微生物が繁殖しやすい条件が整うと、食べてはいけない状態になることもあります。

たとえば、水飴をすくうスプーンに水がついたまま長期間常温で保存しているとカビが生える可能性があります。

何年も前に賞味期限切れになった飴を食べることはあまりおすすめできませんが、自己責任で食べると判断した場合は見た目や保存状態もよく確認しましょう。

本来の風味を楽しむためには賞味期限内に食べきるだけでなく、品質を劣化させないためにも保存方法も注意しましょう。

 

飴の賞味期限と保存方法

飴 賞味期限切れ

飴に記載されているのは賞味期限なので、正しく保存して未開封なら期限切れ後1~3カ月程度なら食べられる可能性があります。

飴の保存期間目安と保存方法
常温 未開封:製造日から1年程度
(賞味期限から1~3カ月程度なら大丈夫)
開封後:お早めに!
冷蔵 推奨しません
冷凍

飴は常温保存で良いのですが、温度や湿度には注意が必要です。

飴に消費期限は書いてない!市販品の賞味期限目安

金太郎飴や黒糖飴、塩飴など市販の飴に記載されているのは賞味期限で、消費期限ではありません。

どちらも商品に記載されている保存方法を守ることが前提です。(※2)
賞味期限:品質が変わらず美味しく食べられる期間
消費期限:安全に食べられる期間

飴に設定される賞味期限は製造日から1年後程度の日付が設定されている商品が多いです。

賞味期限はさまざまな検査を経て各メーカーが設定していますが、1未満の安全係数(0.8が多い)をかけて余裕をもって定められています。(※3)

賞味期限の目安計算例

365÷0.8=456日⇒実際に検査した結果得られた期限の目安
456-365=91日⇒賞味期限の日付が過ぎても大丈夫と考えられる期間

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
これはあくまでも未開封の場合の目安です。個包装の飴でも外袋を開封後は劣化しやすいので、開封後は賞味期限の日付に関わらず早めに食べきりましょう。

ちなみに、缶入りのパイン飴は賞味期限が製造日から5年で設定されているので、非常食用としてストックしておくと重宝しますよ。

賞味期限が長い飴でも、正しく保存しておかないと期限切れの前に品質が劣化するので注意しましょう。

劣化を防ぐ保存方法

飴は常温保存で構いませんが、高温多湿に弱いのでとくに夏場は注意が必要です。

常温でも直射日光の当たる場所は厳禁なので、できるだけ涼しくて乾燥した場所に保存してください。

個包装の飴でも外袋を開封後は吸湿して劣化しやすくなるので、密閉容器に乾燥剤を入れて保存しておくことをおすすめします。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
個包装の飴ではない場合、直接飴の袋に乾燥剤を入れると湿気で破れることがあります。気付かずに食べてしまい、舌がヒリヒリしたという事例もあるので注意しましょう!(※4)

なお、冷蔵庫や冷凍庫で保存すると、急激な温度変化で結露しやすいのと、割れて鋭利になり口の中を切ってしまうおそれがあるのでおすすめしません。

 

結論 | 飴は腐るよりも高温多湿の劣化に注意しよう

のまとめ
  • 腐らないのは微生物が繁殖しにくい特性だから
  • 賞味期限切れ後は品質が劣化した可能性がある
  • 市販の飴は製造日から1年後程度で設定される
  • 未開封で正しく保存していたら1~3カ月は大丈夫
  • 個包装でも高温多湿に注意して常温保存しよう

飴は基本的に腐ることがないのは、微生物が繁殖しやすい条件に必要な水分がほとんどないからです。

しかし、保存状態によって湿気や結露で水分が多くなるとカビが生えるおそれもあるので注意しましょう。

本来の美味しさを楽しむためには、未開封でも高温多湿を避けて保存して、開封後は早めに食べきることが大切ですね!

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