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食材・料理のQ&A

コーヒー豆は腐るとどうなる?賞味期限や未開封・開封後の保存期間

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料理・食材
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コーヒー豆 腐る

【執筆者:編集部 高田ゆみ】

コーヒー豆は微生物の影響で腐る(腐敗する)ことはほとんどないと考えられますが、品質が劣化して飲めなくなることがあります。

湿度の影響でカビが生えることや、光の影響で酸化するなど、保存状態によっては賞味期限内でもまずいコーヒー豆になるかもしれません。

コーヒー豆の種類によっては香りや風味が異なるため、品質が落ちた状態を見分けるのが難しい場合もありますよね。

そこで、コーヒー豆の賞味期限をしっかり見極めるために知っておきたい以下の項目を紹介します。

この記事を読むとわかる!
コーヒー豆のこと

 

  • 腐ることはあるのか
  • 賞味期限切れの見分け方
  • 未開封・開封後の保存方法
  • 飲む以外の使い道

挽いたコーヒー豆の保存期間がよくわからない人や、美味しくないコーヒー豆の活用法を知りたい人にも役立つので、ぜひ参考にしてください。

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コーヒー豆は腐るの?賞味期限切れの見分け方

コーヒー豆 賞味期限

焙煎していない生のコーヒー豆は、食用に適さないカビや虫食いが発生した欠点豆が紛れていることがあります。

焙煎したコーヒー豆は水分が飛ばされているので腐ることはなくても、正しく保存していないと酸化やカビで品質が劣化するかもしれません。

コーヒー豆の見分け方
特徴 飲まないほうがいい 大丈夫
見た目
変色
生豆 赤・緑・黒などに変色
(カビ・発酵など)
虫食い
淡緑色
焙煎豆 フワフワのカビ 濡れたように見える
匂い
臭い
におい
不快な匂い 心地よい香り

食感
触感など
明らかに酸っぱい 爽やかな酸味

賞味期限切れの状態を匂いや味で判断するのは難しいのですが、焙煎前の生豆なら見た目だけでもすぐにわかります。

変色はカビ?油脂の可能性も

生豆の見た目がおかしいのは欠点豆と呼ばれており、焙煎前に手作業で取り除かなければいけません。

とくに注意したいのはカビが生えて赤や緑に変色したカビ豆です。

カビ豆には人体に有毒なカビ毒(アフラトキシンやオクラトキシン)が発生している可能性が指摘されています。(※1)

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
日本で流通しているコーヒー豆はカビ毒の検査を実施して安全確認済みといわれていますが、風味は明らかに悪いので取り除いたほうが良いでしょう。

また、虫食いにもカビが生えることがあるので、穴が開いていないかよく確認してください。

ほかにも表面が茶色い「発酵豆」、真っ黒になるまで発酵した「黒豆」なども異臭や異常な酸味の原因になるので取り除きましょう。

インスタントコーヒーを開封後しばらく放置すると、カビのような白い粉がつくのはカフェインの結晶だと考えられますが、湿気が多いと本当にカビが生えるかもしれないので早めに使い切りましょう!

なお、コーヒー豆の表面が濡れたように見えることがあります。

コーヒー豆 変色

深煎りのコーヒー豆。濡れたように見えるけど品質には問題ありません

これはコーヒー豆の油脂分で、深煎りの場合はよく見られる現象なので問題ありませんが、空気に触れると酸化しやすいので早めに飲みきりましょう。

見た目である程度は賞味期限切れの状態を判断できますが、匂いや味に関しては産地や焙煎の仕方によって香りや味わいが異なるため見分け方が難しいです。

匂いや味だけでは見分け方が難しい

カビや発酵などによる欠点豆を焙煎しても、異常な不快臭や強い酸味を感じて美味しくありません。

ただし、鮮度に問題がないコーヒー豆でも品種や焙煎の深さによって土臭さや刺激臭、強い酸味・苦味などを感じる場合もあります。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
匂いや酸味、見た目などで判断しにくい場合は、保存期間で判断することをおすすめします。正しく保存して未開封・賞味期限内なら大丈夫、賞味期限を過ぎたら無理に飲まないほうがいいですね!

とくに開封後は思っていたよりも早く劣化しやすいので、正しい保存方法を確認しておきましょう。

コーヒー豆は腐るよりもカビに注意!保存方法と保存期間目安

コーヒー豆 保存期間

コーヒー豆にカビが生えないようにするには、温度や湿度、酸素、光に気をつけて保存することが大切です。

正しく保管していれば生豆なら数年間は保存でき、焙煎後も未開封なら賞味期限の日付までは美味しい風味を楽しめます。

コーヒー豆の保存期間目安
保存方法 生豆 焙煎後
未開封 開封後
常温 数年間 賞味期限まで 1カ月程度
冷蔵 状況によっては可能ですが、
あえて必要はありません
冷凍

コーヒー豆は基本的に常温保存でも構いませんが、室内の環境によっては冷蔵庫が適している場合もあります。

未開封・開封後は常温と冷蔵庫どちらが正解?

コーヒー豆は未開封・開封後に関わらず常温保存でも良いのですが、さまざまな影響で急速に風味が劣化します。

コーヒー豆の品質を劣化させる原因
  • 温度:高温では炭酸ガスが発生して急速に劣化する
  • 湿度:吸湿するとカビが生える
  • 酸素:酸化により風味が落ちる
  • :紫外線で劣化する

直射日光が当たりやすい、高温多湿で風通しが悪いなどの室内では常温保存を避け、冷蔵庫に保存してください。

ただし、冷蔵庫や冷凍庫で保存すると温度変化で結露が生じやすいので、少量ずつ小分けして密閉できる保存容器や真空パックに入れておきましょう。

なお、焙煎したコーヒー豆の賞味期限は製造日から12~18カ月くらいと長めに設定されていますが、メーカーでは賞味期限を過ぎたら飲むことを推奨していません。

また、開封後の賞味期限は1カ月程度ですが、挽いたコーヒー豆の消費期限は1週間程度が目安になります。

賞味期限が過ぎた古いコーヒー豆を捨ててしまおう!と考えている人は、飲む以外の使い道を考えてみてはいかがでしょうか。

美味しくないコーヒー豆の上手な使い道

コーヒー豆 活用

まずいコーヒー豆だなぁと感じても、正しく保存していて賞味期限が切れていなければ工夫次第で問題なく最後まで飲みきれます。

賞味期限切れや、開封後しばらく経った場合は見た目で異変が感じられなくても風味が落ちやすくなっているため、飲む以外の使い方を検討してみましょう。

美味しくないコーヒー豆の使い道
賞味期限内 違う豆とブレンドして味を調整
酸味が強いならカフェオレに
砂糖と煮詰めてコーヒーシロップに
賞味期限切れ 消臭剤がおすすめ!

コーヒー豆は匂いを吸収しやすい特性があるため、消臭剤として活用すると重宝しますよ。

賞味期限切れ・再利用でもOK!飲む以外の使い方

焙煎したコーヒー豆は目に見えない無数の穴が開いた状態(多孔質構造)で、匂いを吸収しやすくなっています。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
アンモニア臭を吸収するのに役立つため、トイレや靴、下駄箱などの消臭剤として活用するのがおすすめです。

本来なら食用に適さない欠点豆も、焙煎すると消臭剤として使えますよ。

なお、挽いたコーヒー豆や抽出かすの再利用でもOKですが、しっかり乾燥させることが大切です。

フライパンで乾煎りするか、レンジで加熱して水分をしっかり飛ばしてから使いましょう♪

肥料にする場合は堆肥化させなければいけません。そのまま畑にまくとカビが生えたり、植物の成長を邪魔したりする原因になるので、堆肥化が難しい場合はやめておいたほうが良いでしょう。(※2)

結論 | コーヒー豆は腐るよりもカビに注意!正しく保存しよう

コーヒー豆のまとめ
  • 保存状態が良くないとカビが生えることはある
  • 匂いや味で見分けるのは難しい
  • 賞味期限切れなら無理に飲まないようにしよう
  • 直射日光や高温多湿を避けたら常温保存でOK
  • 賞味期限切れ後は消臭剤として活用すると良い

焙煎する前のコーヒー豆は2年以上も保存できますが、カビや虫食いなどが発生した欠点豆が紛れている場合があるので手作業で取り除く必要があります。

焙煎後は未開封なら1年半くらいは日持ちしますが、開封後は酸素や湿気などの影響を受けやすいため賞味期限の日付に関わらず1カ月くらいを目安に飲みきりましょう。

もし賞味期限が切れてしまった場合は、未使用でも風味が落ちている可能性があるため、匂いを吸収する特性を活かした消臭剤として再利用することをおすすめします。

コーヒー豆は鮮度を保つことが大切なので、1カ月以内に飲みきれる量をこまめに購入すると良いですね!

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