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食材・料理のQ&A

梅シロップ・梅ジュースは腐るとどうなる?判断基準と賞味期限の目安

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料理・食材
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手作りした梅シロップや梅ジュースは、時間が経つと白い泡が出てきたり、においが変化することがあります。

腐るとカビが生えてきますが、そうでない場合は対処できるものもあるので、判断基準を知っておきましょう。

梅シロップ 腐る

手作りの梅シロップを漬けていると、これって大丈夫なのかな?と心配になる場面が何度も出てきます。

美味しくゆっくり楽しむために梅シロップについて調べてみました。

この記事では、飲めるかどうかの判断基準や大丈夫な場合の対処法を、Twitterの口コミと合わせて紹介しています。

ぜひ、自分の梅シロップと比べてみてください。

また、ベストな保存方法やどのくらい賞味期限がもつのかも、画像付きで解説しています。

さらに、使い切れない梅ジュースなどのアレンジレシピも紹介しているので、上手に活用してくださいね。

   
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梅シロップ・梅ジュースが腐るとどうなる?飲めない状態の見分け方

梅シロップや梅ジュースが腐っているかどうかは、におい浮遊物の正体で判断します。

腐っていない梅シロップはこのように仕上がります。

完成した梅シロップは澄んだ色をしていますね。

何かが浮いている、色が変わっている…など見た目が変わってしまうと、仕込み中はとても心配でしょう。

そこで、さまざまな状態の梅シロップが飲めるかどうかを、判断基準を踏まえて解説します。

Twitterで梅シロップや梅ジュースを作った口コミや画像も参考にしているので、「腐ったかもしれない…」と不安がある方は、記事を読んで比べてみてくださいね。

一番大事な判断基準は「カビの有無」

梅シロップにカビが発生していたら、残念ながら腐っていて飲めないと考えましょう。

カビが発生しているかどうかは、次のようなポイントをチェックして判断できます。

カビが発生しているときの特徴(※1)
  • 鼻をつくようなカビ臭いにおいがする
  • 白い綿状のふわふわしたものが浮いている
  • 緑や黒いものがポツポツと付着している
  • 赤いものが浮いている

粒の小さい砂糖で漬けているシロップの表面や容器の周りに、白い結晶のようなものが付着していたとしても、砂糖の場合があります。

しかし次の画像のように、ふわふわしている場合はカビだと考えられます。

表面ではなく容器の周りにカビがつく場合もあります。

ヨセミテ 編集部
ヨセミテ
編集部
梅シロップを漬けている間は、容器全体もチェックした方がよさそうです。

このようにシロップの中にはカビがなかったり、臭いが変だけど目には見えない場合は腐ってるか分かりにくいですが、飲まないようにしましょう。

カビ本体がシロップに生えていなくても、「カビ毒」と呼ばれる毒素が発生していて、食中毒などの原因になる可能性があるからです。

梅シロップ 腐る カビ

目に見えるカビは取り除いたり加熱処理ができますが、カビ毒は見た目ではわからない上、熱に強いため除去するのが非常に難しいのです。(※2)

さらにカビ毒を食べると健康への影響を及ぼす可能性が指摘されているので、もったいないですが、廃棄してください。

次のような場合であれば、対処法があります。

シュワシュワした白い色の泡は「発酵状態」

梅シロップの表面に白い炭酸のような泡が出てきたり、アルコールのような臭いがするときは、シロップが発酵している状態です。

発酵も微生物が原因であることに変わりはありませんが、こちらは白い泡を取り除いて加熱をすれば飲めます。

発酵している状態とは(※3)
  • 白い泡が出ている
  • 容器からアルコールの臭いがする
  • シロップの色が濁っている
  • 梅が膨らんでいる

発酵していたら、次のように対処しましょう。

発酵した場合の対処法(※4)
発酵が少ない場合 発酵が多い場合
  1. 発酵部分を取り除く
  2. 大さじ1〜2の酢を加える
  1. 発酵部分を取り除く
  2. シロップを鍋に移し
    加熱殺菌する
  3. 冷ましてから清潔な
    容器に戻して冷蔵保存

発酵の白い泡が見えていますが、泡を取り除いて加熱処理すれば大丈夫です。

梅のエキスがしっかり出ているか、味見してみてもいいでしょう。

加熱処理したあとでも、漬け始めてから日が浅ければ梅のエキスが出ることがあります。

余裕があれば、試してみてくださいね。

梅シロップの加熱方法は記事の後半で紹介していますよ。

また梅シロップの色が濃く変化するものもあります。

色が気になる方はチェックしておきましょう。

色が黒っぽくても腐ってるとは限らない

色が黒っぽい場合には、いくつか原因が考えられます。

梅シロップの色が濃くなる原因
  • 色の濃い砂糖(三温糖、てんさい糖など)を使った場合(※5)
  • 長期間梅の実を漬け込んでいる場合

氷砂糖や上白糖のような白い砂糖の場合は、透き通った梅シロップができあがりますが、茶色い砂糖を使うと梅シロップは濃い色になります。

三温糖を使うとかなり黒くなりますね。

同じく黒糖やてんさい糖などを使った場合も、濃い色になると考えられます。

また多くの梅シロップの手作りレシピでは、完成後に梅の実を取り出しますが、長期間梅を入れっぱなしにしていると色が濃くなっていきます。

1年経つと、こうなるそうですよ!

自分の梅シロップがどんな砂糖で作られたか、どのように保存しているか、上記の口コミを参考にしてくださいね。

このように、発酵色が濃いだけなら、あまり問題はありません。

何度もお伝えしている通り、腐っているかどうかを判断するには香りの変化やカビが生えているかを必ず確認しましょう。

続いては、梅シロップにカビが生える原因保存方法について解説していきます。

 

梅シロップ・梅ジュースが腐る原因は?賞味期限の目安と保存のコツ

梅シロップや梅ジュースが腐るのはカビによるものですが、カビが発生する原因はいくつかあります。

レシピによく書かれているものもありますが、意外と知られていない原因もあるので参考にしてくださいね。

梅シロップにカビが発生する原因

カビの原因で最も多いのは、梅や容器に付着していた水分にカビが生存していたり、気温が上がってカビが繁殖しやすいことが挙げられます。

梅シロップ 梅 腐る

カビを発生させないためには、次のポイントに気をつけましょう。

カビを発生させないポイント(※6)
  • 水気を必ず拭き取る
  • 予め容器をよく洗うか煮沸消毒する
  • アルコール除菌する
  • 冷暗所で保存する
ヨセミテ 編集部
ヨセミテ
編集部
こうした予防策は、発酵を防ぐのにも効果的ですよ

また、梅のどこかにがついていると、傷口に付着したカビが原因で梅シロップが腐ってしまうことがあります。

最初に梅を洗っても、傷口や穴の中の汚れをきれいに落としたり、水気をしっかり拭き取るのは難しいですよね。

状態に不安がある梅を使うときは、梅シロップではなく梅酒を作るという方法もあります。

アルコール35度の果実酒を使うとカビを起こしにくいので、梅酒が好きな方は試してみてくださいね。(※7)

そもそも梅シロップは、梅雨のじめじめした季節に漬け込むので、カビで腐るなどのトラブルが起きやすいです。

腐らないようにするためには、梅シロップを漬け込む期間もポイントになります。

梅シロップにカビを発生させにくくするコツ

実は、梅シロップは生梅よりも冷凍梅のほうが漬け込み期間が短いため、カビを起こしにくいと言われています。

梅シロップの漬け込み期間
冷凍梅の場合(※8) 7〜10日
生梅の場合(※9) 約3週間
ヨセミテ 編集部
ヨセミテ
編集部
予め冷凍保存した梅を使うと、梅のエキスが出やすくなるので、生梅より早く梅シロップが仕上がるのです!

梅シロップを漬け込んでいる間は、期間が長いほど腐らせないか心配になりますよね。

失敗したくない、早く仕上げたい!という方は試してみてください。

無事に梅エキスが出たシロップは、常温ではなく冷蔵庫で保存しましょう。

さらに保存する前にもうひと手間加えると、より長持ちします。

梅シロップの賞味期限と長期保存のコツ

完成した梅シロップは、加熱処理し、密閉した容器に入れて冷蔵庫に保存すれば1年は保存可能です。(※10)

カビを死滅させるには、温度70℃で10分間加熱するといいですよ。(※11)

梅の風味が損なわれないよう、弱火でコトコトと火にかけるのがおすすめです。

梅シロップ 腐る いつまで

1年保存ができると、かなり長く梅シロップを楽しめますよね。

ただ、この記事を読んでいる方の中には「実は2年前の梅シロップがまだ残っている…」という方もいるかもしれません。

ここからは、1年以上熟成された梅シロップを持つ方の声を集めてみました。どれくらい大丈夫なのか、保管方法などを参考にしてみましょう。

実際は1年すぎても大丈夫?生の声を紹介

数年経っている梅シロップでも、かおりに違和感がなかったり、カビが生えていないようなら、まだ飲める可能性があります。

ただ、これから紹介するのは1年以上経っても飲める方の口コミです。

自分の梅シロップがいつまで大丈夫かは、画像を比べながら香りやカビを確かめた上で、試してくださいね。

まずは1年経過した方の口コミです。

見た目は1年放置していると分からないくらいですね。

容器の衛生状態冷蔵保存していたのが良かったのかもしれません。

もっと長く保存している方も実際いるようです。

3年経過した梅シロップの色は真っ黒ですが、カビは生えていないようですね。

そして、中には10年前の梅シロップを持っている方もいました。

できたてと比べるとすっかり変わっていますね!

このように、年数が経っていてもカビが生えていなければ、まずは一口味見をして確かめてみてもいいでしょう。

カビは生えてないけどそろそろ怪しいな…という方は、そのまま飲むのではなく料理に使う方法もありますよ。

まだ大丈夫だけど3リットルも作って飲み切れなさそう…という方も、美味しいうちにチェックしておいてくださいね!

 

梅シロップ・梅ジュースが腐る直前でも美味しく使い切るレシピ

ダメになる直前の梅シロップは、料理にアレンジして使い切ることができます。

どれもじっくり火を通すので、加熱殺菌効果もありますよ。

梅の実、シロップそれぞれの使い切りレシピを紹介しているので、試してみてくださいね。

梅の実を使った梅ジャムレシピ

梅シロップを作ったあとに作る方も多い梅ジャムですが、使い切りレシピとしても利用できます。

参考レシピ

Cpicon 梅シロップの後のお楽しみ、梅ジャム by NumaYuu

シロップ漬けにした梅を砂糖、はちみつと一緒に15分ほどコトコト煮る

梅シロップに失敗したのは残念ですが、梅ジャムも美味しそうですね!

シロップを使い切りたいなら、こんな料理に使えますよ。

梅シロップで作るいわしの梅煮

いわしの梅煮と言えば梅干しを使うのが定番ですが、梅シロップでも梅の風味が出せます。

梅シロップの原材料は砂糖なので、甘みとして置き換えてみましょう。

参考レシピ

Cpicon 骨まで柔らか♡いわしの梅煮 by なないく

砂糖を梅シロップで代用する

梅干しの代わりにシロップの梅を使ってもOK

照りが出ていてこちらも美味しそうですね!

どちらもぜひ試してみてくださいね。

梅仕事といえば「自家製梅干し」を仕込む方もいるでしょう。

梅干しのカビ対策や保存方法については、こちらを参考にしてください。

\こちらの記事も参考にどうぞ/

梅干しに白カビや黒カビって不吉?原因はあるの?

結論|梅シロップ・梅ジュースが腐る前に早く飲み切ろう

梅シロップや梅ジュースは、梅や容器に水分が付いていたり気温が高い場所に保管していると、カビが生える原因となります。

毎日様子を見ながら、酸っぱい臭いがしないか、白いもやもやが出ていないかなどを確認しましょう。

できあがった後も煮沸しないと腐る場合があるので、長く保存したい方は加熱殺菌してから冷蔵保存がおすすめです。

使い切れないときはアレンジレシピを参考にしながら、梅シロップ・梅ジュースを楽しんでくださいね。

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