コンビニおにぎりの消費期限が切れた場合、いつまで大丈夫？

【監修者：管理栄養士 坂本圭子】

 

コンビニおにぎりを買ったものの、食べ切れずに残ってしまうことってありませんか？

捨ててしまうのももったいないし、「あとで食べよう」と捨てずにとっておいたりしますよね。

でも、1個だけ余ったおにぎりって、食べるタイミングを逃しがちで、食べようと思ったら…

「消費期限が過ぎちゃってる！」

なんてことが、私もよくあります。

消費期限が2日や3日過ぎていると、食べようか捨てるかで悩みますよね。

特に夏場は痛むのが心配で、冷蔵庫で保存したほうがよいのか迷います。

そこで今回は「消費期限を過ぎたコンビニおにぎりを食べても大丈夫かどうか」について、

 

 

といったシチュエーション別に考えていきたいと思います。

また「食べられそうだな」と判断した場合でも、時間がたったおにぎりって、あんまり美味しくないんですよね。

そこで、美味しくアレンジして食べられるように、コンビニおにぎりのリメイクレシピも紹介しますので、ぜひ最後までご覧くださいね。

まずは、コンビニおにぎりの消費期限が過ぎていた場合に、食べても大丈夫そうなのかについてから、一緒に見ていきましょう。
 

コンビニおにぎりの消費期限が切れた場合、いつまで食べられるの？

コンビニおにぎりが残ってしまった場合、消費期限後はいつまで食べてもOKなのか気になりますね。

賞味期限が6時間、12時間、それとも1日過ぎた程度なら、まだいけそう…？

実際に、消費期限が切れてから何日くらいまで食べられるのでしょう？

 

コンビニおにぎりの消費期限は余裕を持って設定されている

コンビニでおにぎりを買った人が、すぐさま冷蔵庫に保管するとは限りません。

また、コンビニで購入して半日してから食べる人だって多くいます。

そのため、コンビニおにぎりの消費期限は、ある程度余裕を持って設定されています。

余裕を持った期限を表示しておけば、万人の安全につながるというわけです。

と、いうことは…。

消費期限を多少過ぎていても、わりと大丈夫な場合が多いということになりますね。

例えば「夜のうちに買っておき、翌朝食べようとしたら消費期限が昨夜までだった！」といった場合。

ビジネスホテルに宿泊する時なんかに、よくあるパターンですが…。

真夏のよほど熱い室内でもない限りは、消費期限が7時間程度過ぎた程度なら、問題ない場合がほとんどです。

まぁまぁ想定されてるシチュエーションでもあるのでしょうね。

実際、消費期限切れから7時間過ぎたおにぎりを、3つ一気に食べた私は、お腹も壊さずに元気にピンピンしていますし（笑）

ただし！

消費期限というのは、”安全に食べられる期限”のことです。

そのため、できるだけ期限内に食べるに越したことはありません！

おにぎりにはメーカー保証はないですし、保管状況から「大丈夫そう」と判断できたら食べてくださいね。

 

 

冷蔵庫や常温で保存したときの日持ちの目安は？

コンビニおにぎりの消費期限は、余裕を持って設定されていますが、保存方法によっても変わってきそうですよね。

これは、経験談が何より参考になるので、ネットでの意見を集めてみました！

 

 

これはあくまでもネット上の意見ですので、目安として考えておいてくださいね。

もしも「不安だな～」と思ったら、次のことをチェックしてみましょう！

 

 

人間の本能を信じて、危なそうな臭いや酸っぱい感じなどを判断してください。

ただし、臭いを発しない菌もあります。

特に、体調が悪い時は消化の力も弱いので、消費期限が1日でも過ぎたものは破棄したほうが無難です。

そして、具材によって危険度に差があることも考慮してくださいね。

生たらこやネギトロなど、生の具材を使用しているものは冷蔵保存しなければなりません。

また、生ものは怖いので、消費期限が切れて2日たった場合は、冷蔵保存していたとしても破棄するべきでしょう。

賞味期限が切れてしまったコンビニおにぎりも、すぐに食べられなくなるわけではないことがわかりました。

ですが、保存の仕方によっては、賞味期限切れ前に痛んでしまう可能性も。

次章では、コンビニおにぎりのベストな保存方法について、見ていきましょう。

コンビニおにぎりの保存方法は？日持ちさせるためには適温で保存しよう

コンビニで買ったおにぎりが食べきれなかった場合、「とりあえず冷蔵庫へ入れれば傷みにくそう」と思いつきますね。

でも、冷蔵庫に入れておくと硬くなってしまって、食べるときにはカチコチの状態になっている…。

おにぎりに適した保存方法って、どうすればよいのでしょう？

 

冷蔵で保存するなら野菜室がベストです！

今まで「コンビニでも冷蔵の棚に置いてあるのに、冷蔵庫に入れると美味しくなくなっちゃうんだなぁ」と不思議に思っていました。

ですが、よくよく調べてみたら、コンビニおにぎりが置いてあるオープンケースの温度って、15℃程度なんです。

それに対して、冷蔵室の温度は2～4℃で、冷蔵室だと温度が低すぎなんですね。

一方、野菜室なら3～8℃と少し温度が高めです。

コンビニの袋などでおにぎりをくるんで、野菜室に入れておけば、コンビニの棚とかなり近い環境になり、美味しさが保てますよ！

 

冷凍庫で長期保存！ただし、不向きな具材もあるので要注意

もしも、あまってしまったコンビニおにぎりを、しばらく食べられそうにない場合は、冷凍保存すればより日持ちします。

ただし、冷凍庫で長期保存する場合は、以下のことを守ってください。

 

 

生の海産物が具材のおにぎりは、温めることが難しく、自然解凍だと臭みが残ります。

魚卵系の具材は、温めたときに爆発してしまうこともありますし、半熟卵も危ないですね。

また、マヨネーズを使用したものも、解凍のときに分離するので冷凍には向きません。

冷凍の状態に問題があるというよりも、「うまく解凍できない食材の冷凍は難しい」というイメージですね。

買ってすぐに冷凍すれば大丈夫かもしれませんが、消費期限を過ぎて冷凍するのであれば、なるべく早く食べ切ってしまいましょう。

冷凍していても食品は傷んでいきます！

冷凍さえしておけば、半永久的に食べられるというわけではないので、解凍後も食べられる状態かどうか、しっかり確認してから食べるようにしてくださいね！

時間がたつほど、どうしてもおにぎりは硬くパサパサしてしまいます。

冷凍＆解凍で、味や食感が落ちてしまうのは仕方のないことですね。

そこで次は、コンビニおにぎりの美味しさを復活させる方法を詳しく解説します！

消費期限が切れたコンビニおにぎりは、電子レンジで美味しくなる！

冷蔵庫や冷凍で保存したコンビニおにぎりが、賞味期限切れになってしまったら…。

早めに食べたほうがよいですが、硬くなって美味しくないのが難点ですね。

そんなときは、電子レンジで上手に温めましょう！

 

コンビニおにぎりを電子レンジで温めるときのコツ

賞味期限が切れたコンビニおにぎりは、電子レンジで温めると美味しく食べられます。

ただし、温めるときにはいくつかコツと注意点があるので、以下で確認しましょう。

 

 

よくあるフィルム包装のコンビニおにぎりは、そのまま電子レンジで温められます。

ですが、できれば中のおにぎりだけを取り出して温めるのがポイントです。

そうすると、海苔が湿気を吸うのを避けてパリパリの食感のままなので、でき立て感を味わえますよ。

また、海苔が直に巻いてあるタイプや、赤飯や炊き込みご飯のようにしっかり包んであるおにぎりもありますよね。

その場合、爆発するのを防ぐために、少し開封してから温めるようにしてくださいね。

炊き込みご飯やチャーハンなどの味付きご飯のおにぎりは、温めたほうが味が馴染んで美味しいですよ！

 

 

消費期限が切れたコンビニおにぎりのリメイク方法

おにぎりを冷蔵庫に入れて傷むことを防げても、時間がたったおにぎりの味はイマイチと感じる方は多いでしょう。

どうしても水分が抜けて、パサついてしまいますしね。

そこで！ひと手間加えて美味しくしたい方のために、パサついてしまったコンビニおにぎりのリメイク方法をいくつかご紹介します。

 

 

少し手間がかかりますが、ほかにもおすすめがあります。

おにぎりに溶いた天ぷら粉をつけて油で揚げ、粗挽き黒胡椒や山椒と塩を混ぜたものを付けて食べるのが、ムチャクチャ美味しくてオススメです！

また、出汁をかけて天茶漬けにしたり、お味噌汁をかけたりして食べても美味しいですよ。

消費期限が切れて味が落ちてしまったおにぎりでも、簡単なひと手間で美味しく食べられます。

チャーハンやお茶漬けは、冷ご飯のほうが美味しくできるとよく聞きますし、よかったら試してみてくださいね。

まとめ

では、これまでのことを簡単にまとめてみましょう。

 

コンビニおにぎりは種類も豊富で、手軽に食べられるので便利ですよね。

私も出かけるときは「足りないよりは余るほうがいいよね！」と、ついたくさん買ってしまいます。

あまった分を持ち帰って食べるときは、それまでの保存状態にも注意を払ってくださいね。

特に、車中に置きっぱなしにしたおにぎりは、直射日光に当たって腐るなど、かなり危ないです。

おにぎりは傷みにくいイメージですが、中の具材によっては気をつけなくてはなりません！

もともと、梅干しや塩で傷みにくくしているので、ねぎとろやいくらなど、生の具材は要注意です。

そして最後に、食べる際は自己責任です。

美味しく食べる工夫もよいのですが、念のため調理の前に、よくよく気をつけて観察してください。

安心して食べたいという点では、やはり消費期限内に食べるのが一番です。

まずは、消費期限が切れる前に食べることを心がけてくださいね！