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食材・料理のQ&A

カレーは食べ過ぎると病気になる?毎日食べるデメリットや太らない食べ方

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料理・食材
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【監修者:管理栄養士 南寿華】

カレーは食べ過ぎると高血圧や腎臓病など生活習慣病の原因になったり、太ったりすることがあります。

油脂や糖質や塩分が多く含まれるので、体に悪い影響を与える可能性があるからです。

カレー 食べ過ぎ

しかし、カレーのスパイスは健康やダイエット効果も期待できるので、食べ方を工夫することでメリットもありますよ。

そこで今回は、カレーの食べ過ぎでおきるデメリットと食べ方について次の事をお伝えします。

家庭料理の定番であるカレーは毎日連続して食卓に上がることもあり、つい食べ過ぎてしまうことも考えられるので、食べる頻度や適量を知り、太るのを防ぐことは大切ですよね。

また、カレーを食べて太らない効果的な方法も紹介するので、ぜひ、参考にしてください!
 

記事監修者・管理栄養士・南寿華先生記事監修・南寿華先生
管理栄養士・栄養士
管理栄養士製菓衛生師食育インストラクター/ 管理栄養士養成学校を修了後、委託給食会社で病院給食に3年携わり従業員100名ほどの事業所で副店長を勤める。その後、障害者施設の栄養管理に従事。「食べる楽しみと幸せ」を大切にして、健康に繋がる食の提案をしながら記事執筆や監修に携わる。料理やソフトテニスが趣味。

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カレーを食べ過ぎると病気になる?毎日食べるデメリット

カレーには糖質や脂質、食塩が多く含まれているため、食べ過ぎると高血圧を引き起こしたり、カロリーオーバーになる可能性があります。

カレー 食べ過ぎ

まずは、カレールーの主な成分を確認しておきましょう。

カレールーの主な栄養成分
成分 100gあたり(※1)
エネルギー 474kcal
脂質 34.1g
糖質
(炭水化物-食物繊維)
38.3g
食塩 10.6g

カレールー1人前は約20g程度なのでこの数値は約4~5人前のものですが、ルーだけでかなりのカロリーになり、脂質や糖質、食塩も多いのがわかります。

また実際にはご飯をあわせて食べることが多いため、その分のカロリーや糖質も加味しなくてはなりません。

カレーライス全体のカロリーや適量は後ほど説明しますが、まずは塩分や糖質などが多いとどのようなデメリットがあるのか、詳しく解説していきますね。

塩分の摂り過ぎは高血圧や腎臓病の危険あり

カレールーには100g中10.6gと塩分が多く含まれているので、食べ過ぎると高血圧や腎臓病になる可能性があります。

カレー 食べ過ぎ 病気

塩分を摂り過ぎると、血液中の塩分が濃くなり、薄めるために血液量が増えて血管の壁に圧力がかかり血圧が上昇して高血圧となります。

また、過剰になった塩分を体外に出す際、腎臓に負担がかかって腎臓病の原因になることもあるので食べ過ぎには注意しましょうね。(※2)

食べ過ぎは病気になりやすいだけでなく、脂質、糖質などの影響で太りやすくなります。

食べ過ぎは脂質・糖質の影響で太る

カレールーには、動物性油脂(脂質)と小麦粉(糖質)が多く含まれているため、食べ過ぎると太りやすくなります。

毎日 カレー 太る

動物性油脂は飽和脂肪酸と呼ばれ、皮下脂肪になりやすいので、摂り過ぎると太る恐れがあります。(※3)

皮下脂肪が増えるとメタボリックシンドロームになりやすくなり、生活習慣病の原因に繋がります。

また、糖質が高いと血糖値が上がり、下げるために出るインスリンは、血液中の糖分を脂肪に変えるはたらきがあるので太りやすくなるのです。(※4)

管理栄養士 南寿華
管理栄養士
南寿華

カレールーだけでなくご飯にも糖質が多く含まれているため、カレーを食べ過ぎると太る原因に繋がります。

また、美容やエチケットを考えると、カレーの食べ過ぎで体臭がキツくなるのも気になるところです。

カレーの食べ過ぎで体臭がキツくなることも

カレーには脂質や刺激になるスパイスなど、体臭がキツくなると言われる成分が多く含まれているため、食べ過ぎると臭いがキツくなる場合があります。

これは、臭いの元になりやすいアポクリン腺という汗腺から出る汗のためです。(※5)

体臭がカレーの臭いのように感じることもあるようなので、いつまで臭うのかなど気になってしまいますよね。

カレー 食べ過ぎ 体臭

管理栄養士 南寿華
管理栄養士
南寿華

カレーが体臭に影響を及ぼす理由として、カレーの辛み成分によって発汗量が増え、汗から臭いが出やすくなること。さらにスパイスは刺激物にもなるので、食べすぎることによって胃腸に負担がかかり、匂いが溜まりやすい腸内環境となりやすいことの2点が挙げられます。

できるだけ体臭を予防する食べ方は、後ほど紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

スパイスは体臭になりやすい以外に、食べ過ぎると下痢をおこすこともあるようですよ。

スパイス(香辛料)の効き過ぎで下痢

カレーは辛さが魅力のひとつですが、食べ過ぎるとスパイスの刺激の強さで胃腸を刺激して消化不良をおこしたり、下痢をする場合があります。

大盛りカレーを食べ過ぎた結果、消化不良で気持ち悪い症状がおきてしまったようですね。

胃腸が弱い人は特に気をつけた方が良さそうです。

カレー 食べ過ぎ 下痢

また、辛さを和らげようとして、必要以上に水を飲んで下痢をすることもあるようです。(※6)

辛み成分のカプサイシンは水に溶けないため、飲んでも辛さは取れません。自分に合った辛さのカレーを食べるようにしましょうね!

管理栄養士 南寿華
管理栄養士
南寿華

カレーの辛みを和らげるには牛乳がおすすめです。牛乳に含まれる「カゼイン」はカプサイシンと結びつき辛さを和らげてくれるはたらきがあります。

このように、カレーは食べ過ぎると病気の引き金になったり太る可能性があったりなど、体に悪い影響を及ぼすことがあります。

しかし、食べ過ぎなければスパイスの影響などで体に良い効果も期待できるので、カレーの適量やメリットなどもご紹介していきますね。

カレーの食べ過ぎにならない適量と健康へのメリット

カレーの食べ過ぎで、病気になったり太らないと思われる適量は、ご飯並盛り(200g)1皿くらいです。

カレー 食べ過ぎ 適量

なぜこの量が適量なのかと、健康面でのメリットを紹介しますね。

カレーの適量はカロリーと塩分を参考に決める

カレーの食べ過ぎで健康を害する影響が出る成分の塩分とカロリーから推測して、1日の適量は、ご飯並盛り(200g)1皿と考えられます。

カレー1皿あたりの成分量と1日あたりの必要量
成分 1日または1食に必要な量(※7)
男性 女性
カロリー 600~700kcal(※8) 2100~2800kcal/日 1650~2050kcal/日
塩分量(※9) 1.8~2.0g 2.5g未満/1食

カレーライスの標準的なカロリーは、ご飯を並盛り(150g~200g)にした場合、約600~700kcalです。

カレー 食べ過ぎ 栄養

1日に必要なエネルギー量(男性2100~2800kcal、女性1650~2050kcal)と比較すると、カロリー的にはほぼ問題ない量と言えるでしょう。

また、カレールー1食分の塩分量は製品によって違いがありますが、約1.8g~2.0gです。

これも1食当りの摂取目安量(2.5g未満)の範囲に収まっているため、問題ありませんね。

このように、カロリーと塩分量で考えると、ご飯並盛り(200g)1皿分が適量と考えられます。

つまり、カレーは並盛だと問題がないものの、大盛にしてつい食べ過ぎたり、毎日食べたりすると、カロリーオーバーや栄養の偏りを招く恐れがあるので注意しましょう。

適量を食べていれば、病気や太るなどのデメリットがないばかりでなく、カレーに入っているスパイスは、健康効果も期待できますよ!

カレーのスパイスは健康やダイエットにも期待大!

カレーには、漢方薬として扱われてきたスパイスが入っているので、健康や痩せる効果が期待できます。

カレー スパイス 食べ過ぎ

カレーに使われる主なスパイスと期待される効果(※10)
スパイス名 効果
ターメリック(ウコン) 肝機能を良くする
コレステロール値を下げる
クミン 胃腸の調子を整える
消化を促進する
コリアンダー 消化を助ける
食欲増進作用
ガーリック 疲労回復
動脈硬化予防
カイエンペッパー 体脂肪を燃焼

上記のように胃腸や肝機能の調子を整えて健康を保ったり、食欲増進や疲労回復など、体に嬉しい効果が期待できますね。

ほかにも、辛さの元でもあるカプサイシンは体脂肪を燃焼するので、痩せる効果も感じられるでしょう。

自宅で本格的なスパイスカレーを作りたい場合は、次のようなセットになったスパイスを利用すると便利ですよ。

1種類ずつ揃える手間も掛からないので、利用されてみてはいかがでしょうか。

このように、カレーを適量食べる分にはあまり太る心配はなく、健康上のメリットもありますが、やはりカロリーが心配という人のために、さらに太りにくいおすすめの食べ方をご紹介しますね!

カレーの太らないおすすめの食べ方を紹介

カレーは一見、太りやすいイメージがありますが、ひと工夫した太らない食べ方を紹介します。

カレーを食べるなら朝に

カレーは夜に食べることが多いようですが、朝がおすすめです。

朝 カレー 太る

朝は交感神経が活発にはたらき、脂肪を燃焼する代謝がアップしやすいのでダイエットにつながります。(※11)

なお、朝食後、運動をするとより効果が高まりますよ。

管理栄養士 南寿華
管理栄養士
南寿華

運動と言ってもハードな事をする必要はなく、「歯磨きしながらつま先の上げ下ろしを10回程度する」だけで血流アップになり、効果的です。

食べる時間に気をつけるのは大切で、さらに、ご飯の量にも気をつけると太らないですよ。

ご飯の量は少なめに低カロリー食品で代用も

糖質が多いご飯の量を適量である200gよりも少なめにし、野菜サラダなどの副菜を多めに食べるようにすると良いでしょう。

ご飯200gとは、茶碗に大盛り1杯程度の量です。(※12)

カレー 太らない食べ方

また、ご飯の代わりになる低カロリー食品(しらたきや細い寒天など)を混ぜると満腹感が得られ、食べ過ぎてしまうのを防ぐためダイエット中の人も安心ですね。

ダイエット カレー ご飯の代わり

また、カレーは手作りすると、具材を選べるので、太らず栄養もかたよらないカレーが作りやすくなりますよ。

カレーは手作り、ヘルシー具材と食べ合わせる

レトルトカレーは手軽ですが、脂質が多く野菜が少ないなど、カロリーや栄養面で問題が出やすいので、具材を自分で調整できる手作りがベストです。

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カレールーよりカレー粉の方がカロリーは7割、脂質は3割と低いので、カレー粉を使って手作りすると太りにくくなりますよ。(※13)

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また、具材はヘルシーな野菜やシーフード、鶏の胸肉などを積極的に使いましょう。

美容面を考えると、体臭を消すことは太らないのと同じくらい大切なので、どんな食品を摂ったら良いかご紹介しますね。

体臭が気になる時は抗酸化食品を一緒に摂ろう

おいしいインドカレーを毎日食べると体臭に影響を及ぼすのでは?と気になる場合は、抗酸化力が強い食品を一緒に食べると臭いの原因になる皮脂の酸化が抑えられるのでおすすめですよ。

抗酸化力が高い食品(一例)
ビタミンC・・・果物、緑黄色野菜
ビタミンE・・・ナッツ類、魚介類

強い体臭にならないよう、上記食品を積極的に摂り入れましょう。

カレーだけを食べるよりも栄養バランス的にも良いですよね!

結論|カレーは食べ過ぎずに適量を食べよう

カレーは食べ過ぎると塩分の影響高血圧や腎臓病などの病気になる可能性があります。

また、カレールーは脂質、糖分が高いことと、ご飯を多く食べがちになってカロリーオーバーになることから、毎日食べると太りやすくなります。

しかし、カレーのスパイスには健康効果やダイエット効果があるので、1日1皿(ご飯200g)の適量を守って食べ方を工夫すれば、体への悪影響を少なくできますよ。

みんなが大好きなカレーを美味しく健康的に食べましょうね!

 

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