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食材・料理のQ&A

コーヒーは腐るとどうなる?見分け方や日持ちをタイプ別に解説!

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料理・食材
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【監修者:管理栄養士 浜崎保奈美】

我が家の夫は、コーヒーメーカーでコーヒーを作って、ずっと置きっぱなしにします。

先日”どれくらい飲み続けるんだろう?”と思って放置してみると…チビチビ飲んで3日目も飲もうとしたので、

「それはさすがに腐るとかゴミが入るとか、変な感じになってるんじゃないの!?」とNGを出しました。

作ったコーヒーだけではなく、気分で買ってきたコーヒー豆コーヒーの粉の使い残しも、いくつもある我が家。

カフェインアレルギーで普段はコーヒーに全く触らない私ですが、賞味期限などもチェックしながら整理したいと思っています。

今回は、コーヒーが飲めるかどうかの見分け方などを詳しく調べてみます!

 

  • コーヒーが腐るとどうなるの?(コーヒー豆、粉、コーヒー飲料それぞれご紹介)
  • コーヒーの日持ち期間や賞味期限を調査
  • 賞味期限切れのコーヒーを飲んでも大丈夫なの?
  • コーヒー豆や粉は開封後も常温で日持ちする?正しい保存方法をご紹介

 

私の夫はコーヒー豆の袋を開封後に、1、2回口を折りたたんで輪ゴムで止めて置いています。

いかにも空気や湿気が入って劣化しそうに見えるのですが、そんな保存方法で大丈夫なのでしょうか?

正しい保存方法も、しっかり調べてご紹介したいと思います。
 

記事監修者・管理栄養士・浜崎保奈美先生記事監修・浜崎保奈美先生
管理栄養士・栄養士
管理栄養士/ 神戸学院大学栄養学部栄養学科出身。製薬会社にてMRとして2年半勤務した後、2021年夏より合同会社HITOOMOIに参画。管理栄養士として、栄養面を加味したレシピ・商品開発を担当。身体に良いだけではなく、スタイリッシュでデザイン性に優れたお洒落な料理の提案を得意とする。「手作り料理で大切な人を大事にできる社会を創る」ことを目標に掲げ活動中。 浜崎保奈美先生の公式紹介ページ

   

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コーヒー豆や粉は腐るとどうなるの?傷んだ時の見分け方がコレ!

我が家にある開封後のコーヒー豆などが、本当に飲んでも大丈夫なのかを調べるため、腐るとどうなるのかを調査しました。

私のようにコーヒーが飲めない方でも見分け方がわかるように、具体的にご紹介します。

 

こんなコーヒー豆は腐ってる!

見た目や臭いだけでも判断できる場合があります。

”古いコーヒー豆(2年前に焙煎したもの)を飲んだ”というレポートや口コミなどに参考になる情報がありましたので、まとめてご紹介します。

 

見た目

  • カビ
  • 挽いてドリップするとアクが出る
  • コーヒー豆の袋が膨らんでいる(未開封の場合)

臭い

  • 油臭い
  • 酸っぱい臭い
  • カビの臭い

  • 舌がピリッとするような酸っぱさ(コーヒー豆本来の爽快な酸味ではない)
  • 胸焼けするような感じ
  • コーヒーの味はしない。ゴミのような味

 

コーヒー豆が腐るのは、開封後に酸化するのが主な原因です。

コーヒー豆に書かれている賞味期限は未開封の場合の期限なので、開封後は期限までは日持ちしないと考えておきましょう。

ちなみに、”生豆を買って自分で焙煎したい”という通の方もいらっしゃると思います。

自家焙煎をしているお店の情報などを調べたところ、生豆は焙煎した後の豆よりも腐るのが遅いとのことです。

 

こんなコーヒーの粉は腐ってる!

コーヒーの粉といえば、昔は”手軽だけど味も風味も落ちる”というイメージでした。

今では粉でも本格的なコーヒーの味に近づいていますし、ネスカフェバリスタのような専用の機械を使っている方もいらっしゃると思います。

コーヒーの粉が腐るとどうなるのかを調べると、AGFのホームページに参考になるQ&Aがありました。

 

Q.インスタントコーヒーに虫がついたり腐ったりはしますか?

A.低カロリーである上に、水分が極めて少ない(約2~3%)為、虫がつきにくく、

時間経過とともに風味の変化はあっても腐敗することはありません。

AGF公式ホームページ 『よくあるご質問』より

 

インスタントコーヒーは腐ることがない」と公表されているとわかりましたが、「カビが生えた」などの口コミが多数ありました。

 

見た目

  • 粉の表面にカビ

臭い

  • 変な臭い

  • コーヒーの味ではない。不味い

 

カビが生えたのは、粉を取り出すときに使うスプーンから雑菌が付着して、繁殖したのが原因だと思われます。

粉を取り出すときは、唾液や水分がついているスプーンは、絶対に使わないようにしましょう!

 

コーヒーの粉が変色しても腐っていない

コーヒーの粉の色が白や黒に変色するのは、カフェインが浮き出たり、カフェインが湿気を吸ったりした影響です。

腐っているわけでは無いのですが、変色して塊になっている場合は味もかなり落ちているので、飲まないのがおすすめです。

 

こんなコーヒー飲料は腐ってる!

食品が腐る一番大きな原因は、水分を栄養にして雑菌が増殖するからです。

コーヒー飲料は水分そのものなので、当然腐りやすいです。

 

見た目

  • カビのような白いものが浮いている
  • トロっとした感じ

臭い

  • 酸っぱい臭い
  • 水が腐った臭い

味、食感

  • 口当たりが重い
  • 気持悪い
  • 酸っぱい

 

下記のような場合は、さらに腐るのが早くなるのでご注意下さい。

  • 牛乳を加える(牛乳のたんぱく質を栄養源として細菌がぐんぐん増殖)
  • 缶コーヒーやペットボトルに口をつけた後に常温で放置
  • 夏場で温度が高い場所に放置

市販のコーヒー飲料を開封したら、なるべく早く冷蔵庫に入れるようおすすめします。

保存方法は、後ほどご紹介します。

自分でドリップして作り置きしたコーヒーも日持ちは数日なので飲み切れる分だけ作るようおすすめします。

腐ったコーヒーを飲んだらお腹をこわした胃の調子が悪くなったなどの口コミが多数ありますので、十分にご注意下さい。

 

ちなみに、自分で作ったコーヒーを水筒に入れて持ち歩く場合は、下記の点も参考になさって下さい。

  • ホットだと酸化してすぐに風味が落ちる
  • 牛乳を加える場合は、水筒の取り扱い説明書を確認(牛乳禁止の水筒が多いので)

 

コーヒーの種類別に、傷んで飲めない状態をご紹介しました。

次に調査したのは、コーヒーの日持ちや賞味期限です。

どれくらいの期間なら安心して飲めるのかを確認してみましょう!

 

コーヒーの日持ち期間や賞味期限は?豆・粉・容器のタイプ別に調査!

コーヒーの種類別に、一般的に美味しく飲める日数をご紹介します。

 

コーヒーの日持ち、賞味期限
コーヒーの種類 日持ち、賞味期限
コーヒー豆 挽いた豆 常温:5日
冷蔵庫:2週間
冷凍:1ヶ月
焙煎済み豆(真空パック) 1年~1年半
生豆 3年
粉のコーヒー 瓶のインスタントコーヒー 未開封:1年半~3年
開封後:1ヶ月
スティックコーヒー 2年
コーヒー飲料 コーヒーメーカーでいれたホットコーヒー 常温:当日中
冷蔵庫:3日
自分でいれたアイスコーヒー
紙パック 2週間
ペットボトル 10ヶ月

 

コーヒー飲料以外は、ほとんど長期保存できますね。

手軽に飲みたい場合、コーヒーを作る工程から楽しむ場合など、シーンに合わせてお好みのコーヒーを選ぶのも楽しそうです。

長期保存できるとなると、心配なのが期限のチェック忘れです。

冒頭でもお話ししたとおり、我が家にある開封済みのコーヒーをチェックしたところ、2~3ヶ月賞味期限切れの商品がいくつか混じっていました。

試しに臭いなどを確認したのですが、先ほどご紹介したような油臭さなどは感じません。

もしかして、まだ飲んでも大丈夫なのでしょうか?

 

コーヒーが賞味期限切れになった!いつまでなら飲んでも大丈夫なの?

市販のコーヒーが賞味期限切れになったら、どれくらいまで飲んでもOKなのでしょうか?

賞味期限が過ぎても腐るわけじゃない」とTVで聞いた記憶があるのですが、正しいのかを調べてみました。

 

  • 賞味期限美味しく食べられる期限
  • 消費期限安全に食べられる期限

どちらも未開封の場合の期限で、商品に書かれている保存方法も守る必要があります。

農林水産省のホームページを参考にご紹介しました。

 

賞味期限、消費期限どちらも開封後の商品には関係のない期限なので、各メーカーでは開封後は早めに食べるようすすめているのが一般的です。

また、「要冷蔵」と書かれている商品を常温放置するなど、保存方法を守らなかった場合は、期限に関係なく腐ってしまう可能性もあります。

もう一つ気になった情報が、賞味期限は実際に食品を食べられる期間よりも短い日数を決めるのが基本というものです。

消費者庁賞味期限を決めるための検査をする会社からの情報によると、賞味期限の1.2~1.5倍の日数は食べられる可能性があるとわかりました。

 

賞味期限切れのコーヒーについての結論

  • 未開封で正しく保存した場合は、賞味期限切れになっても飲める可能性アリ
  • ただし美味しさの期限は過ぎてしまうので、味や香りが落ちる場合もある
  • 保存の仕方を間違ったら、期限に関係なく腐る場合もあることに注意

絶対に〇日は飲める」という情報は、どのメーカーからも公表されていません。

保存状態によってコーヒーの状態も変わるので、飲む前の状態をしっかり確認し、飲んでみて少しでも変だと感じた場合は飲むのをやめましょう!

 

意外と知らない、アイスコーヒーの出し方のマナーをチェックしてみませんか?
↓↓↓
アイスコーヒーの正しい出し方!失礼にならないマナーとは?

 

最後に、コーヒーが美味しく飲める日数を左右する、正しい保存方法をご紹介します。

我が家のようにこれまで何となく保存していたご家庭も、この機会に確認してみて下さい!

コーヒーの正しい保存方法は?コーヒー飲料の保存は注意が必要!

コーヒーの種類別に正しい保存場所や保存の仕方をご紹介します。

少しの手間で風味が左右されるので、美味しいコーヒーのためにチェックしてみましょう。

 

コーヒー豆の保存方法

コーヒー豆は、生豆と焙煎後に分けてご紹介します。

 

生豆の保存方法

  1. 風が通る袋に入れる
  2. 直射日光があたらない、涼しい場所に吊るしておく

とても簡単ですね。

生豆を買ったときに麻袋に包装されている場合は、そのまま活用してOKです。

管理栄養士 浜崎保奈美
管理栄養士
浜崎保奈美
冷凍するとコーヒーの香りや風味を長く保てるので、短期間で消費しきれない場合は早めに冷凍保存しましょう。

 

焙煎後の保存方法

熱を加えて風味をつけた状態なので、生豆と違ってとてもデリケートです。

保存期間によって保存方法を変えましょう

  • 1週間以内に飲み切る:光を通さない&密閉できる容器(缶など)に入れて、常温保存
  • 2週間以内に飲み切る:ジップつきの保存袋に入れて、空気を抜いて冷蔵庫保存
  • 2週間以上飲まない:光を通さない&密閉できるアルミパックに入れて、冷凍保存

先ほどもお話ししたように、コーヒー豆は酸化を防ぐのが美味しさを保つポイントです。

少し手間でも、しっかり保存なさって下さいね。

管理栄養士 浜崎保奈美
管理栄養士
浜崎保奈美
コーヒーには心臓病・脳卒中を予防したり脂肪燃焼を促進したりする効果が期待されています。肥満予防にも良いかもしれませんね。

 

コーヒーの粉の保存方法

コーヒーの粉は、商品に書かれている保存方法を守って下さい。

一般的にコーヒーの粉が販売されている容器は瓶や缶で密閉性が高いので、売られている容器のまま、風通しのいい場所で保存しましょう。

口コミで、「大容量を買って保存期間が長くなりそう。何度も開封して湿気るのが嫌なので、瓶に小分けしている」という方がいらっしゃいました。

小分けにする場合は、下記の点にご注意下さい。

  • 清潔で密閉性の高い容器に入れる(できれば煮沸したもの)
  • 容器の内側の水分を完全に乾燥させてから入れる
管理栄養士 浜崎保奈美
管理栄養士
浜崎保奈美
コーヒーにはリラックス効果があるので、疲れたときや仕事の休憩中などに飲むと良いですよ。

 

コーヒー飲料の保存方法

コーヒー飲料は、未開封なら商品に書かれている保存方法を守ります。

開封後は、なるべく早く冷蔵庫に入れる&飲み切るのが安全です。

500ml以上の容器で売られている商品は一気に飲み切らない場合が多いと思いますが、口をつけたら数時間で飲み切るようおすすめします。

 

ペットボトルの中で増殖する雑菌

ペットボトルのコーヒーは、未開封なら無菌です。

それに口をつけて飲むと、唾液の中の菌がペットボトルに流れ込みます

20℃ほどの場所だと9時間以内に菌が100倍以上になり、食中毒の症状が出るレベルに達するという実験結果もあるので、十分にご注意下さい。

 

缶コーヒーの賞味期限切れについても、詳しい情報をご紹介しています!
↓↓↓
缶コーヒーの賞味期限切れは大丈夫?半年以上たっても飲めるの?

まとめ

コーヒーが腐るとどうなるのかや保存方法など、美味しく無駄なく飲みきるための情報をご紹介してきました。

ポイントをまとめてみます!

 

  • コーヒー豆が傷んだ時にわかりやすい目安は、臭い
  • コーヒーの粉が傷んだ時にわかりやすい目安は、カビ
  • コーヒー飲料が傷んだら、見た目、臭い、味が気持ち悪くなる
  • コーヒー豆とコーヒーの粉は未開封なら賞味期限が年単位のものもあるが、開封後は保存方法で日持ちが変わる
  • コーヒー飲料は未開封なら賞味期限が長いが、開封後はすぐに飲み切るようにする
  • 賞味期限切れのコーヒーが飲めるかどうかは自分で判断が必要
  • コーヒー豆は焙煎後なら保存日数に合わせて保存場所と保存方法を変える
  • コーヒーの粉を開封後は買ってきた容器のまま保存
  • コーヒー飲料は未開封に限って商品に書かれている保存方法を守る

 

コーヒーの状態別にもう飲めないときの見分け方が違いましたね。

コーヒー豆の場合は臭いをチェックした時点で、異変を感じたら飲まない方が良いとわかりました。

日持ちや保存方法についても未開封と開封後では違うとわかったと同時に、

色々な商品を開封しても美味しいうちには飲み切れないことも明白になりました。

私の目の前にはとっくに風味が落ちたであろうコーヒーがいくつもあるので、今回調べた情報をもとにしっかり整理できそうです。

コーヒーは贈答品の定番でもあるので、季節のご挨拶などで頂いて、箱が山積みになってしまう場合もあると思います。

今回ご紹介した保存方法を参考に、美味しく飲み切ってみて下さいね!

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