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食材・料理のQ&A

断食後の食事で死亡するって本当?普通に食べたら危険?注意点は

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料理・食材
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断食後 食事 死亡

【執筆者:管理栄養士 黒崎佳那】

断食後の食事を普通に食べたら「気持ち悪い」「下痢になった」などの不調を訴える声が多数ありました。

最悪の場合、死亡してしまうケースもあるので、断食後は回復食から徐々に食べ始める必要があります。

回復食で食べてはいけないものをしっかりと理解し、突然死のリスクを避けましょう。

他にもこの記事では、断食で期待できる効果や断食中に空腹感がなくなる理由なども紹介します。

この記事を読むとわかる!
断食後の食事のこと
  • 断食後の食事を誤ると突然死を引き起こす可能性
  • 普通に食べると危険な理由
  • 正しい回復食の摂り方
  • 断食で期待できる美容・健康効果

断食を正しく行うと期待できる効果はダイエットだけでなく、健康にも良い効果があるので興味のある人はぜひ、最後まで読んでファスティングを日常に取り入れてみましょう♪

   

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断食後の食事を誤ると死亡する危険性

断食後 突然死

断食後の食事内容を誤ると体調が悪くなったり、突然死を引き起こしたりする危険性があります。

断食後の食事を誤ると引き起こす症状
  • 気持ち悪い
  • 腹痛(下痢になる)
  • 嘔吐
  • めまいがする
  • リフィーディング症候群(心不全、肝機能障害など)

断食すると胃腸などの消化器官の働きが一時的に休止状態になるため、急にいつも通りの食事を食べてしまうと消化器官に負担がかかってしまいます。

実際に断食後、いつも通り食事をした人の事例をみてみましょう。

断食直後に普通に食べた事例をチェック

断食後、急にいつも通りの食事に戻したことによって体調不良を訴える声が多くみられました。

断食を終えた開放感から、暴飲暴食をしてしまう人も多いようです。

また、量は少なくても気持ち悪くなる人もいました。

他にも、ラーメンやパスタ、チョコなどを食べたら胃がむかむかしてダメ、動けない。という声もありました。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
油の多い食事や砂糖が多く使われているお菓子類など、消化に時間がかかるものを摂取して体調不良を起こしている人が多いようです。

いきなり食べると、一時的に休んでいた消化器官に大きな負担がかかってしまいます。

いきなり食べると気持ち悪い・突然死の原因

断食後は胃腸や消化酵素の働きが弱っているため、いつも通り食べてしまうと食べ物を完全に消化し切れず、吐き気やめまいなどの体調不良を引き起こします。

また、リフィーディング症候群に陥ると突然死してしまうリスクがあるため注意が必要です。

リフィーディング症候群とは

飢餓状態が続いている身体に急激な栄養補給を行うと、代謝を行うために必要なリンやマグネシウム、ビタミンB1などの物質が欠乏し、心不全や不整脈、意識障害などを引き起こしてしまうこと。

リフィーディング症候群は5〜10日以上の絶食かつ痩せ型などの条件が重なって引き起こるといわれていますが、当てはまらない人も充分、気をつけて食事を摂るようにしましょう。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
他にも腸閉塞や、消化吸収力が低下した状態の腸に食べ物の毒素や細菌が侵入し、敗血症を引き起こし死亡するケースもあるそうです。

断食を成功させるために、食べてはいけないものをしっかりと知っておくことが大切です。

 

断食後に摂る食事のポイントや注意点

回復食 食べてはいけないもの

断食後は胃腸などの消化器官に負担をかけないように回復食から摂り始めましょう。

食事を選ぶポイント
  • 消化に負担のかからないものを食べる
  • 決められた回復食の順番を守る
  • 吸収力が高まるため質の良いものを食べる
  • よく噛んで食べる

回復食とは、液体状のスープから始まり徐々に固形物に戻していくことで胃腸を慣らすための必要な食事となっています。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
断食後は、身体が栄養を吸収しやすい状態になっているため、回復食を摂ることはリバウンド防止にも繋がりますよ。

では、具体的に避けておくべきものを知っておきましょう。

内臓の負担軽減|断食直後に食べてはいけないもの

消化に時間がかかるものや、刺激が強いものは避けるようにしてください。

断食後、食べてはいけないもの
  • 動物性タンパク質・脂質(肉、魚など)
  • 砂糖が大量に使われているお菓子やケーキ類
  • 添加物が使用されているもの
  • 辛いものや酸っぱいもの
  • アルコールやカフェイン(コーヒー、紅茶)
  • 揚げ物

上記のものは胃腸に負担がかかる上、カロリーや添加物もより多く吸収されてしまうので、せっかく努力した期間が無駄になり、断食前より太る可能性があります。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
食べ物の消化にかかる時間は2〜3時間ですが、揚げ物やお菓子などの脂っこいものは5〜6時間かかるといわれているため、どれだけ胃腸に負担を与えてしまうのかが分かりますね。

回復食は、体調不良や突然死のリスクを減らすことに繋がるためしっかり守るようにしてみてください。

では、いつから普段通りの食事に戻したら良いのか知っておきましょう。

回復食1日目メニュー|消化に良いものを選ぼう

断食後の食事は、重湯やスムージーなどの液体状のものからスタートしてください。

おすすめの回復食の一例
1日目 ・重湯
・具なしの味噌汁
・野菜スムージー
2日目 ・野菜スープ(柔く煮る)
・お粥
・温野菜
・湯豆腐
・オートミール(柔らかくして)

2日目から徐々に固形物を取り入れて、胃腸の働きを戻していきましょう。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
ヨーグルトや納豆、味噌などの発酵食品を組み合わせると腸の動きが良くなりますよ。正し、ヨーグルトは動物性タンパク質のため、体調を見ながら取り入れてみてくださいね。

目安として断食した日数と同じ日数分、回復食を摂ってからいつも通りの食事に戻してください。

実際にどんな回復食が断食を成功させるのか、みてみましょう。


野菜中心の献立に加え、主食は消化の良いお粥が理想的ですね。

スムージーやお粥を作るときは上記の記事も参考にしてみてください。

胃腸を休めると期待できるメリットはダイエット以外にもたくさんあるのでぜひ知っておきましょう。

 

ファスティングで期待できる美容・健康効果

断食 空腹感がなくなる理由

ファスティングを行うと以下のメリットが期待できます。

ファスティングを行うと期待できるメリット
  • 老廃物や毒素を排泄する働きがアップ(便秘解消)
  • 宿便が排泄されやすくなる
  • 免疫力アップ
  • 肌が綺麗になる
  • 脳の萎縮を遅らせることで記憶力アップ
  • オートファジーが働く
  • 寿命が伸びる
  • 過敏性腸症候群を改善(※1)

身体に不要なものが溜まると新陳代謝が悪くなり、さまざまな不調が出てくるので体の毒素を抜く方法の1つとしてファスティングを行なってみましょう。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
ちなみに、おならがよく出るのも腸が弱っているサインなので断食で胃腸を休めてあげてくださいね。
オートファジーとは、細胞内で不要になった物質を分解し、新たに再利用できるように作り変える働きを持つ物質です。オートファジーが働くとアンチエイニングや、認知症の原因である物質を分解し予防に繋がるといわれています。

断食でどのくらい見た目が変化するのか気になる人はこちらの記事もチェックしてみてください。

断食中は空腹感が辛いと感じる人もいますが、実は空腹感を抑えながら行う方法があります。

断食中に空腹感がなくなる理由

身体が空腹の状態でも食べずにいると、すでに蓄えられている脂肪を分解して血糖値を一定に戻し始める働きがあるため、空腹感を感じなくなります。

空腹感とは、身体に蓄えられた糖がなくなると血糖値が下がり始め脳から食事を摂るように指示が出されます。

また、断食中は胃腸の消化機能が鈍くなる代わりに排泄力が活動的になるため、空腹になりにくいともいわれています。

それでも空腹感が気になる人は、酵素ドリンクを飲みながら行うと血糖値を一定に保てるので空腹感を抑えられるのでおすすめです。

果物や野菜の酵素が入ったドリンクでさらにファスティングの効果が上がりそうですね。

結論|急に食事を戻すと内臓に負担がかかるので回復食から摂り始めよう

断食後の食事のまとめ
  • 体調不良やリフィーディング症候群による突然死の事例がある
  • 胃腸に負担がかかることで体調不良や突然死を引き起こす
  • 胃に優しい重湯やスープなどの液体状のものから徐々に始める
  • 回復食にはヨーグルトや納豆などの発酵食品が向いている
  • 認知症予防や健康寿命を伸ばす効果が期待できる

断食後に普通に食べてしまうと、体調不良や突然死を引き起こす原因になるため胃腸に負担をかけないよう回復食から摂り始めてください。

回復食は具なしの味噌汁やスムージーなどの液体状のものから摂り始め、次にお粥や湯豆腐など柔くした固形物にしていきましょう。

断食は、ダイエット目的だけでなく免疫力が上がって病気しにくい身体になったり、オートファジーの働きによって認知症予防にも繋がるといわれています。

断食に興味のある人や既に経験している人も断食後の食事には、十分注意して行うようにしてみてくださいね。

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