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食材・料理のQ&A

アガーは体に悪い?添加物の危険性は?摂取によるデメリット

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料理・食材
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アガー 体に悪い

【執筆:ヨセミテ編集部】

アガーの成分表示には「ゲル化剤」「カラギーナン」などカタカナの単語が並んでいるものが多く、「添加物?」「体に悪いのでは?」と疑う人もいるかもしれませんね。

通常量であれば危険性は無く、透明感のあるゼリーを作る際に役立ちますが、多くは食品添加物が含まれていることも事実です。

添加物の安全性や使用時の注意点を正しく整理して、ゼリー作りに役立ててください。

この記事を読むとわかる!
アガー のこと

 

  • 原材料や成分の確認
  • 食品添加物の安全性
  • ゼラチンや寒天との違い
  • 凝固させるときの注意点

スーパーではあまり手に入らない為、寒天やゼラチンより馴染みのない食品かもしれません。

アガーは凝固時にちょっとしたコツが必要なので、気になる人はぜひ最後まで読んでみてください。

   

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アガーが体に悪いと言われる原因は|成分や添加物について

アガー 体に悪い

アガーは、海藻からの抽出物(カラギーナン)とマメ科の種子から抽出する多糖類(ローカストビーンガム)を元に作られる凝固剤です。

ですが、安定剤として食品添加物を使われているものが多く、また一部では原料の「カラギーナン」を敬遠する声も上がっているようです。

アガーが体に悪いと言われる原因
食品添加物の
不安
通常量であれば問題ない
カラギーナンの
摂取
天然に由来する添加物だが
一部では健康への悪影響が
懸念されている

名称には「ゲル化製剤」と書かれているケースもありますが「ゲル=ゼリー状」を指します。

原材料から紐解いていきましょう。

原材料や食品添加物の安全性

有名なパールアガーの商品の成分表示を見ていきます。

パールアガー
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名称および原材料名
名称 食品素材 ゲル化剤製剤
原材料名 ローカストビーンガム8%
カラギーナン7%
リン酸二水素カリウム2%
食品素材(ブドウ糖)83%
※他メーカーでは塩化カリウムや
ほかの添加物が使用されているものもある

主原料となる2つ以外にも、「リン酸二水素カリウム」「ブドウ糖」などが添加されていますね。

一方、同様に凝固剤として使われる寒天やゼラチンは無添加のものが主流です。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
思いの外、ブドウ糖が多いことに驚くかもしれませんね。パールアガーの商品に限らず、ほとんどの「アガー」は、ほぼ同様の原材料からなりますよ。

ブドウ糖の含有量が多い理由の1つに「ゼリーを作る際ダマにならないようにする為」という役割があるようです。

またリン酸二水素カリウムは、主に安定剤として品質の維持に役立っています。

食品添加物=体に悪いと連想する人もいるかもしれませんが、添加物は国からの使用基準が厳しく管理されています。(※1)

体に悪影響がないことを大前提として使われていますよ。

安全性について詳しく

添加物の使用は動物実験を元に無害と確かめられた「無毒性量」の通常1/100を「1日摂取許容量」=「毎日食べ続けても健康影響のない量」とし、その値からそれぞれ使用量や基準が定められています。
「ブドウ糖」のように天然にも存在するものから、化学的に作られているものもあります。

食品の品質維持・向上に役立っているものであり、安定した食の供給には欠かせない技術でもあります。

気になる「カラギーナン」も国の基準をしっかりクリアしたものですが、一部からは健康への悪影響を危惧する声もあがっているようです。

カラギーナンの危険性

天然に由来する成分ですが、かつて「大腸がんや胃潰瘍と関係があるのでは」と疑われていました。

その後は海外より「発がん性や毒性の懸念はない」と発表がされたものの、いまだ不明瞭であるとされ研究が進められています。(※2)

日本においては一部の生協で極力使用しないよう、取り組みが進められているのも事実です。

カラギーナンが含まれている市販品(例)

・豆乳
・コーヒー
・アイスクリーム
・デザートソース など

国の厳しい基準のもと使われていることには変わりありませんが、気になる人は成分表示を確認してみてくださいね。

料理作りやお菓子作りで使う程度であれば、過度に神経質になる必要はないでしょう。

アガーが作り出すゼリーは、寒天やゼラチンでは再現し難い透明感が楽しめますよ♪

 

アガーの魅力は透明感|寒天やゼラチンとの違い

アガー ゼラチン 違い

アガーや寒天は植物性、ゼラチンは動物性の凝固剤であり、それぞれ特徴があります。

原材料や特徴
原材料 透明感 弾力
アガー 海藻からの抽出物
(カラギーナン)
マメ科の種子より
抽出する多糖類
(ローカスト
ビーンガム)
高い 寒天とゼラチン
の中間
寒天 海藻
(天草やオゴ草など)
⇒食物繊維が豊富
薄い
白色
歯切れがよく
ほろっとした
口当たり
ゼラチン 牛・豚のコラーゲン 薄い
黄色
やわらかく
プルンとした
食感

同じ植物性の凝固剤でも、アガーはブドウ糖が添加され糖質が多く含まれます。

寒天の方が食物繊維が豊富・低カロリーなので、ダイエット中の人は要チェックです。

健康への影響や効果・効能はこちらの記事で紹介されていますよ。

アガーを使ったゼリーの口コミや注意点も押さえておきましょう。

見た目で楽しむゼリー|使い方の注意点

アガーの魅力の1つはその透明感です。

シンプルな材料で透明感を楽しむのも良いですし、フルーツを入れると彩りを邪魔せず、写真映えもばっちりです♪

こちらも見た目から楽しめるステキなゼリーですね!

アガーを使った人気レシピ

Cpicon 水信玄餅 by ゴージ
この透明感はアガーならではです♪
Cpicon アガーde簡単ぷるぷるミカン缶ゼリー♪ by トイロ*
手軽なみかん缶でおやつに♪

アガーにはダマ防止のために「ブドウ糖」が添加されているものが多くありますが、あくまでも「なりにくい」だけであり、作る際には慎重になる必要があります。

注意点
  • 砂糖を加える場合は予め粉と混ぜておく
  • 90℃以上の熱湯で溶かす
  • 酸の強いものと一緒に煮立てると固まらない
    ⇒アガーが溶けきった最後に加える
ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
 使用量の目安は凝固剤それぞれ、またメーカーによっても推奨値が異なります。ほかの凝固剤での代用は少しハードルが高いので、初心者の人にはあまりおすすめはできません。
使用量(一般例)
※水200㏄に対して
アガー 4~5g
寒天 1~2g
ゼラチン 5g

また、多くのゼリーは冷凍すると離水してべちゃっとした食感になりますが、アガーでは冷凍用の商品も出ているので、気になる人はこちらもチェックしてみてください。

作ったゼリーの日持ちについては、こちらの記事が役に立ちますよ。

特徴を活かして、好みに合う凝固剤を使ってくださいね。

 

結論|アガーは添加物が含まれるが通常量なら問題ない

アガー のまとめ
  • 海藻類やマメ科の種子が原料
  • 添加物が使われているものが多い
  • ただ添加物は国の厳しい管理のもとで使われている
  • カラギーナンは一部で健康への悪影響の懸念が残る
  • 透明感が魅力だがダマには注意

添加物=体に悪いものと思われがちですが、国の基準をしっかりクリアしたものが使われています。

「それでも…」と健康志向から気にしている人は、寒天やゼラチンも候補に入れつつゼリー作りを楽しんでください。

ちなみにアガーとアガーアガーの違い、知っていますか?

海外では寒天を主原料にした凝固剤を「アガーアガー」と呼ぶことがあるそうです。

海外製品を購入するときは、混合しないよう注意してくださいね。

 

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