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食材・料理のQ&A

ラクトアイスは体に悪い?添加物の危険性や健康への影響を解説

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料理・食材
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ラクトアイス 体に悪い

【執筆者:管理栄養士 田口菜月】

ラクトアイスは原料に植物油脂を含み、脂質やカロリーが高めなので、コレステロールやトランス脂肪酸の含有が心配されたり、食べ過ぎで体に悪い影響を与えたりする可能性があります。

食品添加物も入っているので、危険性が気になって食べてはいけないと考える人もいますが、通常の量なら問題ないでしょう。

比較的安価で家計にやさしいラクトアイスは、適量を守れば日々の生活のリフレッシュになるので、うまく活用したいですね。

この記事では、ラクトアイスに含まれる成分の特徴を知り、上手にアイスを選ぶために以下の項目を紹介していきます。

この記事を読むとわかる!
ラクトアイスのこと

 

  • 体に悪いとされる理由
  • 使用されている食品添加物
  • 摂取量の目安
  • 体への影響が少ない商品の選び方

体への影響が気になる人向けのアイスの選び方も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでください。

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ラクトアイスの食べ過ぎは体に悪い|添加物や植物油脂が原因

ラクトアイス 危険性

ラクトアイスを食べ過ぎると体に悪いと言われている理由は、食品添加物による健康への影響が心配されたり、脂質やカロリーの過剰摂取により、生活習慣病になるリスクが懸念されたりするからです。

ほかにも、体質によっては腹痛や下痢を起こす場合があるので、気をつけなければいけません。

ラクトアイスが体に悪いと言われる原因
食品添加物 体に悪い影響(ほぼ心配なし)
肥満・生活習慣病 脂質やカロリーの摂り過ぎ
腹痛・下痢 ・冷たいものの食べ過ぎ
・乳糖不耐症の人は注意

冷たさと程よい甘さがクセになって食べ過ぎると、肥満や脂質異常症などの生活習慣病になる可能性があるので、注意しましょう。(※1)

食品添加物による体への影響を心配する人もいますが、国がさまざまな基準を設けているため、過度に心配しなくても大丈夫と考えられます。

食品添加物の健康への影響は少ない|食べてはいけないは嘘

食品添加物は、毎日摂取しても健康に影響がないとされる量が定められており、通常の量なら体への影響は問題ないでしょう。(※2)

ラクトアイスは、目的によってさまざまな食品添加物が使用されています。

ラクトアイスに使用される食品添加物の例
ゼラチン 安定剤
寒天
ペクチン
天然ガム
アルギン酸
カルボキシメチルセルロース
卵黄や大豆のレシチン 乳化剤
グリセリン脂肪酸エステル
シュガーエステル
香料

香りづけや舌触りを良くするなどの目的で使用され、商品によってはゼラチン・寒天・卵黄など食品由来の添加物を使用しています。

厚生労働省が定める範囲で使われており、実際は基準値よりも少なくしている場合が多いので、過度に気にしなくても大丈夫と考えられますね。

ただ、ラクトアイスの食べ過ぎによる脂質やカロリーの過剰摂取は、体への悪影響がでる場合があるので、注意が必要です。

脂質やカロリーの過剰摂取が太る原因になる

ラクトアイスは、味を調整するために植物油脂(パーム油)を使う場合が多く、脂質やカロリーが高めなので、過剰摂取で生活習慣病になる恐れがあります。

パーム油とは

パーム油とは、アブラヤシの果実から採れる植物性の油で、トランス脂肪酸を低減する目的で使われるようです。厚生労働省の実験により、ラクトアイスに含まれるトランス脂肪酸は、100gあたり0.00gであるとわかっています。(※3)

人気商品である明治エッセルスーパーカップを例に、どのくらいのカロリーや脂質が含まれるか、栄養成分をみてみましょう。

明治エッセルスーパーカップ バニラ味
栄養成分表示1個(200ml)あたり
エネルギー 374kcal
たんぱく質 5.6g
脂質 23.4g
炭水化物 35.3g
食塩相当量 0.22g

1日あたりのカロリー摂取目安は、一般的な数値で成人男性で約2200kcal、成人女性で約1700kcalです。

スーパーカップを1個食べた場合、男性は6分の1、女性は5分の1以上のカロリーを摂っています。

脂質の目安は、30~49歳の男性で約65g、同年代の女性で約50gのため、まるまる1個食べると1日あたりの適正量を3分の1以上摂ることになりますね。

通常の食事からの摂取量も考えると、生活習慣病にならないために、食べる量に注意が必要です。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
 一般的に間食は、1日あたり200kcalが適量といわれています。例にあげた商品を食べる場合は、1日に半量程度が良いでしょう。

ほかにも、冷たいものの食べ過ぎや体質によっては、腹痛や下痢をおこす場合もあるので、気をつけなければいけません。

食べ過ぎで腹痛・下痢|乳糖不耐症の人は特に注意

ラクトアイスの食べ過ぎは、急激に胃腸が冷え、腹痛や下痢になる場合があります。

また、乳糖不耐症の人も、同様の症状が起こる可能性があるため、注意が必要です。

乳糖不耐症とは

乳製品に含まれる「乳糖」を分解する酵素が欠乏し、消化吸収ができず、腹痛や下痢などの症状をおこします。

ラクトアイスは乳脂肪分が少ないため、乳糖不耐症の人も食べられる場合があります。

しかし、人によっては、乳脂肪分が少なくても食べられなかったり、ある日突然食べられなくなったりするようです。

乳糖不耐症の人は乳脂肪分が少ないからと安心せず、ラクトアイスを食べたときは体調の変化に気をつけましょう。

お腹の冷えによる下痢や腹痛にも注意が必要なので、乳糖不耐症ではない人も食べ過ぎないようにしてくださいね。

太るのを防ぐラクトアイスの適量|間食は200kcalが目安

ラクトアイスを食べて体に悪い影響が出るのを防ぐには、適量を守り、一度に食べ過ぎないのがポイントです。

体に悪い影響が出ないようにするポイント
肥満
腹痛・下痢
適量を守る
一度に多量に食べない
乳糖不耐症 医師に相談してみる
疑わしい場合は食べない

前述したとおり、間食の適量といわれる200kcalを目安にし、栄養成分を見ながら食べる量を判断してください。

ラクトアイスの食品添加物やカロリーが気になる人は、糖質オフや砂糖不使用のラクトアイスや、食品添加物が少ないアイスクリームを選ぶのもおすすめです。

体に悪い影響がでないようにするラクトアイスの選び方

ラクトアイス 健康

体に悪い影響が気になる人は、糖質オフや砂糖不使用のラクトアイスをチェックしてみましょう。

糖質オフや砂糖不使用の商品は、企業努力により1個あたりの脂質やカロリーが抑えられていたり、ダイエット向けにつくられていたりします。

LOTTEのZEROアイスケーキは、砂糖・糖類ゼロですが、コク深い美味しさが味わえます。

砂糖不使用なのに、少量で満足感が得られるので、アイスクリームを食べすぎてしまう人におすすめですね。

ほかにも、グリコのSUNAOバニラ味は、糖質を5.8gに抑え、食物繊維がたっぷりの商品です。

糖質オフなので、ダイエットをしている人や糖質制限している人にも向いている商品ですね。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
砂糖不使用や糖質オフではないラクトアイスを選ぶときは、食べ過ぎを防ぐために小さいサイズを選んだり、間食の適量である200kcal以内の商品を選んだりしましょう。

それでも体への影響が気になる人は、ラクトアイスよりもアイスクリームがおすすめです。

添加物やカロリーが気になるならアイスクリームがおすすめ

ラクトアイスの体への影響が気になる人は、アイスクリームを選ぶのも良いでしょう。

アイスの種類は、3つに分けられており、そのひとつであるアイスクリームは、ラクトアイスよりも添加物が少ないものや、脂質が抑えられている商品があります。

アイスの種類と原材料の違い
種類 乳固形分 乳脂肪分
アイスクリーム 15.0%以上 8.0%以上
アイスミルク 10.0%以上 3.0%以上
ラクトアイス 3.0%以上

乳脂肪分が少ないラクトアイスは、脂質が少ないように思えますが、乳脂肪分の代わりに植物油脂をいれることが多いので、結果的にアイスクリームよりも脂質やカロリーが高い場合があります。

例えば、森永乳業のMOWアイスクリームのバニラ味をみてみると、ラクトアイスよりもカロリーや脂質を抑えながら、食品添加物も少ないです。

森永乳業
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ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
MOWのアイスクリームバニラ味は、1個あたり(140ml)のカロリーが225kcalで脂質が10.2gです。添加物も香料のみを使用しています。前述したスーパーカップバニラ味よりもカロリーや脂質が抑えられていますね。

体への影響が気になる人は、食品添加物が少ないアイスクリームを選んだり、脂質やカロリーを比較しながら商品を選ぶと良いでしょう。

アイスクリームも食べ過ぎると、ラクトアイス同様に太る可能性があるので、注意してくださいね。

結論|ラクトアイスは食べ過ぎなければ体に悪いわけではない

ラクトアイスのまとめ
  • 食品添加物の摂取は過度に気にしなくても大丈夫
  • 植物油脂による脂質やカロリーの過剰摂取で生活習慣病のリスク
  • 食べ過ぎや体質によっては腹痛や下痢がおこる
  • 間食の適量は200kcal
  • 体への影響が気になる人は糖質オフや砂糖不使用の商品を選ぶ

ラクトアイスは食べ過ぎると、肥満や脂質異常症などの生活習慣病になる恐れがありますが、適量であれば体への悪い影響はないでしょう。

食品添加物もはいっていますが、過度に気にしなくても大丈夫です。

ラクトアイスの体への影響が気になるなら、糖質オフや砂糖不使用の商品を選んだり、食品添加物が少ないアイスクリームを選んだりして、自分に合うものを食べましょう。

比較的安価で手に入れやすいものなので、食べ過ぎに気をつけて、日々の生活のリフレッシュに活用してくださいね。

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