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食材・料理のQ&A

豆腐の賞味期限切れ2週間後は食べられる?何日過ぎると危ないか

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料理・食材
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豆腐 賞味期限切れ 2週間

【執筆者:編集部 小林えり】

賞味期限切れ2週間後の豆腐は、未開封でも腐っている可能性が高いため食べずに処分しましょう。

長期保存可能な商品であれば食べられる場合がありますが、一般的な木綿・絹ごし豆腐や充填豆腐や開封後は食中毒をおこす危険性もあります。

この記事では期限切れした豆腐がいつまで食べられるかや、長持ちさせるための保存方法のコツなどをご紹介していきます。

この記事を読むとわかる!
豆腐のこと

 

  • 種類別の特性と日持ち
  • 期限切れ後いつまで食べられるか
  • 腐ったときの特徴
  • 冷蔵・冷凍保存のコツ

「充填豆腐って普通の豆腐と何が違うの?」と疑問を持つ人や、冷凍保存できるか知りたいという人にも参考になる記事なので、最後まで読んでぜひ参考にしてくださいね!

   

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賞味期限切れの豆腐はいつまで大丈夫か│2週間後はNG

豆腐 腐る

賞味期限が長い充填豆腐(常温品)を除き、期限切れ2週間後の豆腐は食べずに処分してください。

未開封でも腐っている可能性が高く、腹痛・下痢などの食中毒症状がでるおそれがあります。

豆腐の日持ち期間目安
種類 未開封 開封後
メーカー品 水入り
(絹・木綿)
10日~2週間程度 お早めに
充填
(要冷蔵)
20日~1ヶ月間程度
充填
(常温)
180日間程度
豆腐屋の手作り品 当日中が多い

メーカー品の多くは比較的日持ちする賞味期限が設定されているため、未開封であれば数日程度の期限切れなら食べられる場合があります。

しかし消費期限が短い豆腐屋の商品や、開封後は日持ちしないため早めに食べ切りましょう。

消費期限:安全に食べられる期限
賞味期限:品質が変わらずおいしく食べられる期限

消費・賞味期限がさまざまなのは、製造方法によって商品の特性が異なるためです。

充填豆腐が日持ちする理由│種類別の製法の違い

水と一緒にパックされる絹ごし豆腐や木綿豆腐に比べ、原材料を入れた容器ごと加熱する充填豆腐は日持ちが長い傾向があります。

 【豆腐の種類別製造方法】
充填豆腐:豆乳と凝固剤を容器にいれ、密閉した状態で加熱して固めたもの
絹ごし豆腐:豆乳と凝固剤を均一に混ぜて固め、カット後水にさらしたもの
木綿豆腐:凝固剤を入れて固めた豆乳を崩して圧搾・成形し、カット後水にさらしたもの
※焼き豆腐は木綿豆腐に焼き目をつけたもので、豆腐加工品に該当します。

加熱殺菌され、充填後は密閉されて水や空気に触れないため、傷む原因となる細菌が繁殖しにくくなります。(※2)

充填豆腐のなかでも、特殊な紙パックに無菌充填された商品は、常温保存可能で半年程度日持ちするため備蓄食品としても注目されていますよ。

また絹ごし・木綿豆腐と一緒に容器に入っている水は、衝撃や乾燥から豆腐を守る役割があります。

洗い流す必要はありませんが、常温で放置すると雑菌が繁殖して腐る原因になるため、必ず冷蔵庫で保存しましょう。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
容器内の水に色がついていても、大豆の色素が抽出されたもので食べても害はありません。ただし腐敗臭がしたり、とろみがついたりしている場合は腐っているので処分してくださいね。

賞味期限に差があるメーカー品の豆腐ですが、未開封で正しく保存していれば、期限切れ後でも食べられる可能性があります。

充填・木綿・絹ごし豆腐の期限切れ後の安全性

製造方法によって異なる賞味期限は、メーカーが試験を行って算出した日数に安全係数(1未満)をかけたもので、ある程度余裕をもった期間が設定されています。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
安全係数を用いて逆算すると、期限切れ後に食べられる可能性のある期間を推測できますね。
安全係数0.8を用いた計算方法
豆腐の種類 賞味期限例 期限切れ後いつまで
食べられるか目安期間
水入り
(絹・木綿)
10日の商品
(10÷0.8=12.5)
2.5日間
(12.5-10=2.5)
充填
(要冷蔵)
20日の商品
(20÷0.8=25)
5日間
(25-20=5)
充填
(常温)
180日の商品
(180÷0.8=225)
45日間
(225-180=45)

未開封の場合、賞味期限が長い常温品の充填豆腐のみ、期限切れ後2週間経過しても食べられる可能性があります。

 あくまで計算上の理論で、メーカーは賞味期限内に食べるよう推奨しています。期限切れの食品を食べるときは見た目や匂いなどをしっかり確認し、自己責任で食べてくださいね。


水入り豆腐や要冷蔵の充填豆腐は、期限切れから2週間程度経つと、このように体調を崩す危険性があるため、安全性を考えて食べずに処分してください。

期限切れにかかわらず安全に食べ切るために、腐るとどうなるかを把握しておきましょう。

開封後はカビや変色に注意│腐ると食中毒の恐れ

豆腐の品質が劣化したり腐敗が進んだりすると、以下のような特徴があらわれます。

品質が劣化・腐った豆腐の特徴
見た目
変色
・カビが生える
・黄色や紫に変色
・パックが膨張する
臭い
匂い
におい
・酸っぱい臭い
・不快な臭い

食感
触感など
・酸味や苦味が強い
・表面にぬめりがある
・パックの水にとろみがある

空気に触れると雑菌が付着してカビや変色の原因となるため、開封後は特に注意が必要です。

下記のように毒々しい色に変色するとすぐ気がつきますが、白い豆腐が全体的に黄味がかった場合も腐敗が進んでいるサインなので処分しましょう。

ただし見た目や臭いに変化がなくても、食中毒菌に汚染されているケースがあります。

セレウス菌は豆腐を含むさまざまな食品から検出される食中毒菌で、作り出される芽胞は熱に強く、加熱調理しても死滅しません。

嘔吐型:食べてから約5時間以内(平均2~3時間)で吐き気・嘔吐の症状
下痢型:食べてから8~16時間で腹痛・下痢の症状
※日本では嘔吐型が多くみられますが、両型とも重症化は稀だと言われています。

食中毒が起こるのを防ぐためにも、期限が大幅に過ぎている場合は食べないほうが良いでしょう。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
セレウス菌食中毒は、ある程度まで菌が増殖しないと発生しないため、増やさないことが重要です。未開封でも要冷蔵品の常温放置は危険なのでやめましょう! (※4)

豆腐が腐ったときの詳しい情報は、こちらの記事も参考にしてくださいね。

食中毒の原因となる菌を増やさないためにも、正しい保存方法でおいしく食べ切りましょう。

 

基本は冷蔵庫保存│豆腐の賞味期限切れを防ぐコツ

豆腐 冷蔵庫

豆腐は未開封の常温品を除いて、基本的には冷蔵庫で保存しましょう。

食感は変化しますが、日持させたい場合は冷凍保存も可能です。

豆腐の正しい保存方法と期間
常温 基本的にNG
※未開封の常温品のみ可能
冷蔵 ・水に浸かった状態を保つ
※水は毎日取り替える
・蓋をして乾燥を避ける
・賞味期限内に食べ切る
冷凍 ・使いやすい大きさにカットし
水気を拭き取って
ラップ+密閉保存袋へ
・1ヶ月程度で食べ切る
ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
購入したパックのまま冷凍することも可能ですが、膨張して水が流れ出る可能性があるため、密閉袋に入れてくださいね。

冷凍すると、絹ごし・木綿豆腐ともに組織から水分が抜けてスポンジ状になるため、弾力のある食感になります。

本来のツルンとしたなめらかな食感ではなくなりますが、低カロリーでボリュームがでる食材に変化しますよ。

冷凍で肉のような食感に│加熱調理におすすめ

カットして冷凍した豆腐は汁物に使う場合はそのまま使用することもできますが、電子レンジで解凍すると、肉のような食感になり、より味が染み込みやすくなります。

解凍方法

【自然解凍】
冷蔵庫で数時間~ひと晩置く
【流水解凍】
密閉袋に入れた状態で水をはったボウルに入れる
【電子レンジ】
1.500Wで1分程度、600Wで30~45秒加熱(100g当たり)
※裏返して様子を見ながら加熱してください
2.荒熱を取り、しっかりと絞って水気を切る

カサ増し食材としてお肉と一緒に混ぜ込むのも良いですが、しっかり下味をつけることでメイン食材にもなりますよ。

豆腐のからあげ

豆腐のからあげ

材料

冷凍木綿豆腐:300g
★しょうゆ:大2
★酒:大2
★みりん:大1
★おろしにんにく:少々
★おろししょうが:少々
片栗粉:大2

作り方
  1. 電子レンジで豆腐を解凍後、★の調味料と合わせて20分程漬け込む
  2. 片栗粉を全体的にまぶし、180℃のサラダ油(分量外)で揚げる
  3. こんがりときつね色になったら完成
ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
 鶏肉のように、中まで火が通っているかを心配しなくて良いのも嬉しいですね♪

他にも、細かくちぎってひき肉風にしたり、あらかじめ大きくカットしてステーキ風にしたりと、切り方次第でさまざまなレシピにアレンジできるのでぜひ試してくださいね。

 

結論|賞味・消費期限切れ2週間後の豆腐は未開封でも腐る可能性大

豆腐のまとめ
  • 要冷蔵の充填・水入り豆腐は期限後2週間経つと腐る可能性大
  • 未開封の常温品は期限切れ後しばらく食べられる場合がある
  • 開封後や豆腐屋の手作り品は早めに食べ切る必要がある
  • セレウス菌に汚染されると加熱しても毒性は消えない
  • 冷凍保存は食感が変わるがさまざまなレシピに活用可能

要冷蔵の水入り・充填豆腐や、消費期限が記載された商品は、期限切れから2週間経過すると腐っている可能性が高いため処分してください。

熱で死滅しない食中毒菌もあるので、「火を通せば食べられる!」と安易に考えるのは危険です。

冷凍保存は冷奴のような生食には向きませんが、食べ応えのある食感を活かして、日々の料理に取り入れてみてくださいね♪

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