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食材・料理のQ&A

あさりの常温保存は何日?冷蔵庫での日持ちは?砂抜きの注意点も

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料理・食材
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あさり 常温

【執筆者:編集部 佐々木なるみ】

あさりは鮮度落ちが早く、何日も常温で放置すると腐る危険性があるため、基本的に常温保存はNGです。

しかし、砂抜きには冷蔵庫よりもあさりが活発に動く常温のほうが適しているので、目的に応じて適切な温度で管理する必要があります。

冷蔵庫保存でも賞味期限2~3日と、日持ち期間が短いあさりを腐らせないための正しい保存方法や簡単な砂抜きのやり方をこの記事では紹介します。

この記事を読むとわかる!
あさりのこと

 

  • 常温保存できるのか
  • 腐るとどうなる
  • 冷蔵・冷凍での日持ち期間目安
  • 砂抜き・塩抜きのやり方

「あさりの口が開かないのは腐っているからなのか」「磯臭いあさりは食べられないのか」など、品質の見分け方を知りたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

   

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あさりの常温保存は可能?冷蔵庫・冷凍保存での日持ち期間

あさり 日持ち

あさりは砂抜きや塩抜きの時であれば常温放置が可能ですが、基本的には冷蔵または冷凍で保存しましょう。

あさりの日持ち目安
常温 砂抜き時のみ
冷蔵庫 2~3日
冷凍 1~3ヶ月

1つでも鮮度の落ちたあさりが同じパック内にあると、連鎖反応を起こして全てのあさりの状態が悪くなります。

保存期間に限らず、早めに食べ切ることをおすすめします。

塩抜き時なら常温放置がベスト!一晩放置はNG?

あさりが最も活発化するのは約20℃の常温で、冷蔵庫だと冬眠状態に入り砂を吐き出さなくなります。

そのため、鮮度が落ちやすいあさりであっても、砂抜きの時は常温が適しているのです。

ただし、夏場の熱い時期や冬場気温が氷点下になる地域は、砂抜きされないだけでなく、あさり自体が腐る可能性があります。

さらに、砂抜きには最低1時間、潮干狩りで取ってきたあさりであれば約6時間浸けておく必要があります。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
一晩浸けておくと、より砂抜き効果が期待できるといわれていますが、真夏の常温放置は危険です。

常温での砂抜きが難しい季節は、砂抜き済みの商品を選ぶと安心ですね。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
 砂抜きのやり方は、のちほど詳しく紹介します。

すでに鮮度が落ちているあさりであれば、常温・冷蔵どちらに放置していても、一気に腐っていく可能性があります。

購入した次の日も要チェック!腐ったあさりの特徴

そもそもあさりは日持ちしないので、購入時点で鮮度が良かったとしても、期限に限らずすぐに食べ切りましょう。

下記の状態が見られた場合は、腐っている可能性が高いです。

腐ったあさりの特徴
見た目
変色
生なのに口が開ききっている
臭い
匂い
におい
異臭がする

食感
触感など
ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
購入、または潮干狩りで取ってきた翌日も状態を確認し、賞味期限が切れるまで毎日腐っていないかチェックすると安心ですね。

しかし、見た目が悪いからといって腐っているとは限りません。

食べられるあさりの特徴
状態 原因
実が黒い 海底の砂に含まれる鉄分の影響
加熱しても開かない※ ・加熱が足りない
・靭帯が切れている
磯臭い 砂抜きが足りない
※再加熱しても開かない場合は注意

ただし、再加熱しても開かない場合は死んでいる可能性が高く、食べると健康に害を及ぼす危険性があるため注意してください。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
上記を参考にし、安全性を確かめた上で食べることをおすすめします。

一方、健康を害する危険性のある貝毒ノロウイルスは見た目や臭いに変化が現れないため、注意が必要です。

貝毒とノロウイルス

貝毒:自然毒食中毒
二枚貝が毒性を持ったプランクトンを食べて毒が蓄積されること
ノロウイルス:毒素型食中毒
主に二枚貝を食べてヒトの体内で増殖するウイルスのこと(※1)

市販で販売されているあさりは、定期的に貝毒検査が行われているため問題ありません。(※2)

しかし、潮干狩りの場合だと自由に取って持ち帰ることが可能なので、貝毒に汚染されていないとは言い切れません。

潮干狩りには自分たちで取るという楽しみがありますが、スーパーやネットで販売されているあさりのほうが安全性は高いでしょう。

短い消費期限の中で、より美味しく食べ切るためにも正しく保存しましょう。

 

あさりの賞味期限切れを防ぐ保存方法|冷蔵庫・冷凍

あさり 保存

あさりを購入して当日中に食べ切れない場合は、冷蔵庫または冷凍庫に入れるとある程度日持ちしますが、必ず砂抜きをしてから保存してください。

あさりの正しい保存方法
常温 不可
冷蔵 1.保存容器に濡らしたクッキングシートを敷く
2.クッキングシートであさりを包んで入れる
3.蓋をして冷蔵
冷凍 1.砂抜きしたあさりの水気を拭き取る
2.保存袋に重ならないように入れる

乾燥を防ぐために水に浸けた状態で保存するやり方もありますが、んでいるあさりが1つでもあると水が悪くなり、他のあさりにも影響します。

水気をしっかり拭き取る、密閉することを意識して保存し、冷蔵であれば2~3日、冷凍であれば1~3ヶ月以内に消費しましょう。

市販品や潮干狩りで取ったあさりの砂抜き・塩抜きのやり方

砂抜き済みと表記されていないあさりは、必ず購入したその日のうちに砂抜きをしてください。

砂抜きで用意するもの
  • あさり
  • バット(平たいトレー)
  • 網バット(網トレー)
  • 蓋または新聞紙

砂抜きしたあさりは塩水を含んでおり、そのまま調理すると少し塩辛く感じることがあるため、砂抜き後にそのまま塩抜きをしましょう。

砂抜きと塩抜きのやり方
砂抜き 1.塩水を作る
500mlの水に対して塩大さじ1(または小さじ3)
2.バットと網バットを重ね
あさりが重ならないように入れる
3.塩水を入れて新聞紙でふたをする
4.直射日光を避けて常温に置く
5.最低3時間、理想は6時間以上動かさない
塩抜き 1.砂抜きが終わったあさりをバットに並べる
2.あさりが浸るくらいに水道水を入れる
3.1~2時間放置する

砂抜きの塩水は、海水と同じくらい少ししょっぱいと感じる程度がベストです。

また、網バットを使うことによって、一度吐いた砂を再び吸い込むのを避けられるため、なるべくバットと網バットのセットで砂抜きしてください。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
基本的には直射日光を避けて常温で行い、真夏や真冬は気温に応じて冷蔵庫に入れて砂抜き、塩抜きしてください。

こちらの記事でもより詳しく紹介しています。

 

結論|あさりは砂抜き時以外は冷蔵庫・冷凍で保存する

あさりのまとめ
  • 砂抜き時は常温で放置が可能
  • 冷蔵庫で2~3日、冷凍で1~3ヶ月間日持ちする
  • 生なのに口が開ききっている場合は腐っている
  • 実が黒かったり磯臭かったりしても食べられる可能性がある
  • 砂抜きは6時間以上置くのが理想

あさりは鮮度が落ちやすいので冷蔵保存または冷凍保存しましょう

砂抜きや塩抜きはあさりが活発化しやすい常温がベストですが、20℃を上回ったり氷点下になったりする季節は、冷蔵庫に入れたほうがいいでしょう。

腐らせないためにも、この記事で紹介した保存方法を参考にし、できるだけ早めに食べ切ることをおすすめします。

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