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食材・料理のQ&A

えのきは常温保存・冷蔵庫で何日もつ?変色・ベタベタに要注意?

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料理・食材
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えのき 常温

【執筆者:管理栄養士 宍戸恵】

えのきは冷蔵庫保存が適している為、常温保存はできるだけ避けた方が良いでしょう。

何日も置くと、ベタベタした粘着性や変色が目立つようになります。

常温・冷蔵保存でいつまで持つのか、また日持ちを延ばす保存方法について紹介していきます。

この記事を読むとわかる!
えのき のこと

 

  • 常温・冷蔵・冷凍での保存期間
  • ベタベタや変色は食べられるか
  • えのきで起きた食中毒について
  • 日持ちさせる工夫(冷凍・乾燥)

安売りしていてつい大量に購入してしまった人や、手元のえのきが使えるのかどうか悩んでいる人はぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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えのきの常温保存はいつまで食べられる?冷蔵庫で何日もつか

えのき 常温

冬場でこもらない場所なら、翌日まで常温で置いても問題はないでしょう。

えのきの日持ち
常温 風通しが良く涼しい場所で翌日程度
冷蔵 未開封の状態で2~3日程度
(※保存方法によっては1週間持たせられる)
冷凍 1ヶ月程度

また冷蔵庫保存でも長くは持ちません。

早めに使い切るか、冷凍や乾燥の状態で保存して日持ちを延ばす手が有効です。

夏場は特に保管場所に注意しましょう。

夏場の常温放置は要注意

えのきは10℃前後の環境が保存に適していると言われています。

冷蔵庫の中でも野菜室(約3~7℃)で保存し、冬場でも均一に温度や湿度が保てる庫内の保存が理想です。

水分が多く、常温でいつまでも放置すると自らの水分でどんどん傷んでいきます。

きのこ類は野菜や果物同様に「生鮮食品」に含まれ、賞味期限や消費期限の表示義務がありません。

見た目に変化がでてきたときは早めに使い切り、また腐ったときの見分け方も押さえておきましょう。

腐るとどうなる?ベタベタや変色は?

常温放置だけでなく、長期の冷蔵保存でも少しずつ傷んでいきます。

鮮度による違い
鮮度が落ちている
(腐っている
可能性あり)
新鮮な状態
見た目
変色
・全体がぬめり
ベタベタする
・軸から茶色く
変色している
・色艶がよく
シャキっとしている
・芯がぎゅっと
固まっている
・袋内に水分が
溜まっていない
臭い
匂い
におい
酸っぱい臭い

食感
触感など
酸味
ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
時間の経過と共にだんだん束が広がり、傘が開きます。黄色く変わり始めているのも傷み始めのサインです。

古くなったえのきは食あたりや食中毒を引き起こす原因になります。

海外ではリステリア菌に汚染されたえのきを食べたことによる食中毒が報告されています。(※1)
自然界の至るところに存在する菌ですが、ほとんどの菌類にとって活動が鈍くなる低温高濃度の塩漬けでも増殖できるのが特徴です。

リステリア菌に限らず、腐敗や食中毒の原因となる細菌は十分に加熱すれば死滅するものが多いものの、味の劣化や安全性を踏まえた上でも、古い食材は処分した方が安心ですね。

一方で、もともと茶色い状態で販売されているえのきもあります。

「ブラウンえのき」「茶えのき」と呼ばれ、馴染みのない人は腐敗と見間違わないよう気を付けてくださいね。

同じく家庭料理では使い勝手の良いしめじについてまとめた記事もありますよ。

きのこ類は多くが日持ちしませんが、冷凍や乾燥させることで保存性が高まります。

うま味や栄養価アップも狙え一石二鳥なので、鮮度をキープしつつ最後まで美味しく食べましょう。

えのきを日持ちさせる保存方法|冷凍・乾燥のメリット

えのき いつまで

冷蔵保存では水分が大敵となる為、開封後は一手間加えましょう。

えのきの保存方法
方法 日持ちの
目安
冷蔵 1.根本は切り落とさず
キッチンペーパーで全体を包む
(余分な水分を吸い取る)
2.ポリ袋に入れる
約1週間
冷凍 1.根本を切り落とす
2.使いやすい長さに切り
ジップロックのような保存袋へ
(少量ならサランラップでも可)
約1ヶ月

基本は洗わず、汚れが気になる人はキッチンペーパーや布巾で取り除きましょう。

 洗うと水っぽくなったり、栄養成分が抜けだしたりしてしまいます。

完全に凍る前に軽くもみほぐすと、全体がくっつくことなくパラパラと使いやすいですよ。

凍ったまま調理に使える点も便利です。

冷凍えのきの嬉しい効果や使い方

冷凍することで細胞の中の水分が膨張し、細胞壁が壊れます。

すると中のうま味成分が染み出し、汁物や鍋料理ではより風味を感じられますよ。

凍ったまま味噌汁や鍋にパラパラと加えても良いですし、おかずのカサ増しとしても活用できます。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
カサ増しには細かく切った方が使い勝手が良く、ハンバーグやつくねに混ぜたり、ひき肉と炒めてそぼろ丼にしたりする人がSNS上で見られました。

また、地域によってはえのきをペースト状にしたえのき氷が話題です。

えのき氷の作り方

Cpicon えのき氷 by JANakanoshi
写真付きで初心者でも分かりやすいです。

うま味や栄養素が凝縮され、汁物やカレー等に使えます。

気になる人はぜひチャレンジしてみてくださいね。

インターネットからも購入できますよ。

ほかにも乾燥させる手があります。

乾燥でうま味&栄養価アップ

天日干しも細胞が壊れやすくなり、調理時にうま味が染み出します。

また太陽をたっぷり浴びることでビタミンDも増加し、栄養価アップと良いこと尽くめです。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
ビタミンDはカルシウムの吸収率を高めるほか、免疫力アップにも関わる栄養素です。

太陽の当たる場所で2時間程度置くだけでも半乾燥の状態となります。

しっかり乾燥させたい人は、太陽に当て3~4日が目安です。

大量に作る人はこちらのような商品が便利ですよ。

市販品はカラカラの状態まで乾燥させ長く持つものが多いものの、手作りでは水分がしっかり飛ばないと傷みやすいです。

作り方や完成度にもよりますが、数日~2週間を目安に使い切ると良いでしょう。

冷凍or乾燥と好みに合わせてチャレンジしてみてくださいね!

結論 | えのきの常温保存は不向き!冷凍や乾燥で保存性アップ

えのき のまとめ
  • 常温保存には向かない
  • ベタベタや変色は処分して
  • 冷蔵保存は工夫すれば1週間持つ
  • 冷凍保存は1ヶ月日持ちする
  • 凍ったまま活用でき旨味や栄養価アップも期待できる

比較的安価で手に入りやすいえのきですが、日持ちしないのが難点です。

冬場であれば常温で1日程度放置しても使えますが、基本は冷蔵庫で保管してくださいね。

冷蔵庫でも買ってから何日も持つわけではないので、工夫して最後まで安全に使い切ってください♪

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