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食材・料理のQ&A

白子の賞味期限と保存方法|冷蔵庫での日持ちや冷凍保存のコツ

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料理・食材
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白子 賞味期限

【執筆者:編集部 対島敬】

白子の賞味期限はとても短く、冷蔵庫で保存しても1〜2日程度しか日持ちしません。

白子は新鮮であればあるほど美味しく、同時に腐りやすい食材といわれていますが、保存方法を工夫すれば長持ちさせることも可能です。

そこでこの記事では、白子を美味しく食べ切るための情報を下記の項目について紹介します。

この記事を読むとわかる!
白子のこと

 

  • 賞味期限はいつまでなのか
  • 腐るとどうなるのか
  • 生白子を食べる時の注意点
  • 正しい冷凍保存方法

消費期限切れの生白子が食べられるか心配な人や、白子の冷凍保存方法が知りたい人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね♪

   

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白子の賞味期限はいつまで?冷蔵庫での日持ちは?

白子 賞味期限

鱈の白子

鱈(たら)や鮭(さけ)・ふぐの白子が一般的によく食べられていますが、いずれも生モノのため冷蔵での日持ちは1〜2日ほどです。

白子の消費期限・賞味期限目安(一例)
冷蔵 お早めに(1~2日ほど)
冷凍 未解凍 製造日から1ヶ月~1年半ほど
(商品記載の日付までが推奨)
解凍後 なるべく早く

中には冷蔵便でとらふぐの白子をお取り寄せできる商品もあり、こちらは発送日より3日間の賞味期限が設けられています。

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また冷凍商品の賞味期限はメーカーによって幅広く、製造日から1〜3ヶ月ほどが一般的なようですが、1年半ほど日持ちする商品もありました。

解凍後はいずれも商品に記載された食べ方(生食用・加熱用)に従って、なるべく早く消費するようにしましょう。

日持ちが過ぎて腐った白子を食べるとお腹を壊す可能性もあるので、見分けられるようにしておくと安心です。

腐るとどうなる?賞味・消費期限切れの対処法

白子は鮮度が落ちると色や臭いが悪くなってハリ・弾力を失い、さらに腐るとドロドロと溶けて食べられない状態になります。

腐敗した白子の特徴
鮮度が落ちている 腐っている
・薄いピンクやくすんだ色
・ハリや弾力がない
・生臭い
・茶色や黒色
・溶けてドロドロ
・強烈に生臭い

魚が死ぬと自己消化酵素(プロテアーゼ)の働きにより、内蔵や身の部分などのタンパク質が分解されます。

白子の場合は生臭さが強くなるほか、透明感を失い柔らかく変化してきたら鮮度が落ちているサインです。

さらに付着した雑菌が白子の栄養や水分をエサに代謝を繰り返すと、変色や軟化がすすみドロドロになり食べられません。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
適切な温度で保存した賞味期限内の白子に鮮度が落ちている特徴があらわれた場合は、生食用でも加熱して早めに食べましょう。

また冷凍商品は賞味期限が多少切れていても、正しく保存されたものであれば食べられる可能性があります。

冷凍焼けや解凍後に表のような特徴がないか確認した上で、中心部まで火を通して食べるようにしてください。

一方、スーパーで手に入る消費期限が記載された冷蔵商品や生食用冷凍商品の場合は、期限が切れたら食べずに処分する方が賢明です。

賞味期限:美味しく食べられる期限
消費期限:安全に食べられる期限
※いずれも未開封で指定の方法で正しく保存された場合

いずれにしても期限が切れる前に、安全に美味しく食べるように心がけたいですね。

また白子を安全に食べるためには鮮度を確認するだけではなく、寄生虫にも気をつけなければいけません。

鮭や鱈の生白子は危険?寄生虫・アニサキスに注意

白子がよく食べられている鱈(たら)や鮭(さけ)にはアニサキスが高い確率で寄生しているため、食べるときは注意が必要です。

生きているアニサキス幼虫が寄生した白子を食べると、数時間後に激しい胃痛や吐き気、嘔吐などの症状があらわれる危険性があります。(※2)

白子を食べて上記の症状があらわれた場合は、速やかに病院を受診するようにしてください。

ふぐは猛毒であるテトロドトキシンを体内に持っているため、アニサキスが寄生している確率は低いといわれています。ただしふぐの種類によっては白子にも毒が含まれる場合があるため、ふぐ調理師免許の保有者により適切に処理されたもの以外は食べないようにしましょう。(※3)

アニサキスは、中心部が70℃になるまで加熱(60℃の場合は1分間以上)するか、−20℃で24時間以上冷凍保存をすると死滅できます。

しかし家庭用冷凍庫は最低温度が−18℃のものが一般的なため、手軽にアニサキスを死滅させたい場合は加熱処理がおすすめです。

アニサキス対策もできる下処理をした白子は、一緒に臭みや雑味もとれるのでぜひお試しください。

美味しくて安全性も高まる!活用したい下処理方法

白子は下処理をするとアニサキスによる健康被害のリスクも低くなる上、生臭さがやわらぎ食感もプリッとして美味しくなります。

白子の下処理方法
  1. 白子を塩分濃度3〜4%ほどの塩水でやさしく洗う
  2. 白子の筋をていねいに切り落とす
  3. 鍋のお湯が沸騰したら、さし水をして70〜80℃くらいに下げる
  4. 白子を1つずつ鍋に入れさっと茹でる
  5. 中心部が70℃を超えたら少し酒を加えた氷水に移す
  6. キッチンペーパーで水気を拭きとる

ぬめりや血が残っていると生臭さや雑味の原因になるので、ていねいに水洗いしましょう。

ふぐや鮭の白子は明太子のような形をしていますが、鱈の白子は小さな房が筋で連なっています。

鱈の白子を扱う時はバラバラにならない程度に筋を切り離し、ひと口大に切り分けて湯がくようにしてください。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
お湯の温度が下がらないように、1つずつ熱処理を行うと均等に加熱できますよ♪

また料理用の温度計を使うと、中心部がアニサキスの死滅する温度である70℃に達しているか確認しやすく、ひとつ持っておくと何かと便利です。

軽く茹でたあとは半生状態に仕上がるので、生食用であればポン酢和えにしてそのまま味わえます。

加熱用の白子なら鍋に入れたり、煮付けにしたりしても臭みが少なく美味しいです。

余った場合は、適切な方法で冷蔵・冷凍保存しておきましょう。

 

賞味期限が短い白子の保存方法と保存期間目安

白子 保存方法

ふぐの白子

賞味期限が短い生白子を日持ちさせるなら、1ヶ月ほど保存期間が見込める冷凍保存がおすすめです。

保存する前に、前述の下処理を必ず済ませておきましょう。

白子(下処理済み)の保存方法と保存期間目安
保存方法 保存期間目安
常温 NG
冷蔵 塩水に浸して密閉保存 次の日まで
冷凍 ・個別にラップ
・保存袋に入れ密閉
1ヶ月ほど

下処理後も半生状態なので常温保存は避け、冷蔵でも次の日までには食べるようにしてください。

冷蔵する際は、酒を少々加えた塩分濃度が3〜4%ほどの塩水を入れた清潔な密閉容器に白子を浸しておくと、乾燥を防げるほか風味も落ちにくくなります。

しばらくして水が濁ってきたら劣化の原因になるため、こまめに塩水を取りかえましょう。

下処理後に食べ切れず余りそうな場合は、冷凍保存しておくと次の日以降も食べられるので、ぜひ活用してみてください。

美味しく日持ちさせるコツは?正しい冷凍方法

下処理を済ませた白子は、ひとつずつラップで包み保存袋に入れて冷凍すると1ヶ月ほど美味しく日持ちさせられます。

解凍した白子は再冷凍できないので、食べる分だけ取り出して使えるようにしておくと便利です。

白子同士が重ならないように平らに並べて金属バットの上に置くと、凍るまでの時間が短縮できて風味も落ちにくくなります。

解凍方法は、白子の大きさによりますが半日〜12時間ほどかけて冷蔵庫でゆっくりと戻すのがおすすめです。

家庭で冷凍した白子は、解凍したら細菌が再活動をはじめたり保存中に鮮度が落ちていたりする可能性があるので、必ず加熱して食べるようにしましょう。

白子の栄養や食べ方については、こちらの記事も参考になりますよ♪

白子は鍋に入れたり煮付けにしたりと加熱しても美味しく食べられるので、濃厚な味わいをいろいろな料理にして楽しんでみてくださいね。

 

結論|白子の賞味期限はとても短い!余ったら冷凍保存して食べ切ろう

白子のまとめ
  • 冷蔵での日持ちは1〜2日ほど
  • 腐ると溶けて嫌な臭いがする
  • 消費期限切れは食べずに処分
  • 生白子のアニサキスに要注意
  • 冷凍保存で1ヶ月ほど日持ちする

白子は常温では保存できず、冷蔵でも賞味期限がとても短い食材です。

特に生白子を安全に食べるためには賞味期限や消費期限を守り、アニサキス対策をした上で食べるようにしましょう。

記事で紹介した適切な下処理や正しい冷凍保存方法を行えば、美味しく長持ちさせられるのでぜひ活用してみてくださいね♪

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