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食材・料理のQ&A

もつ煮込みの日持ちは?常温・冷蔵・冷凍での保存期間と保存方法

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料理・食材
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もつ煮 日持ち

【執筆者:管理栄養士 宍戸恵】

もつ煮込みの日持ちは常温保存で2時間程度、冷蔵庫保存で2~3日程度が目安です。

保存期間を延ばしたい場合は冷凍保存しましょう。

保存状態が悪いと食あたりや食中毒を引き起こす危険性があるので、正しく保存して安全に食べ切りたいですね!

保存方法や冷凍保存・解凍のコツを以下の項目に沿って紹介していきます。

この記事を読むとわかる!
もつ煮 のこと

 

  • 常温・冷蔵・冷凍の保存期間
  • 腐るとどうなる?
  • 煮込み料理で怖い食中毒
  • 正しい保存方法や解凍時のコツ

下処理が面倒なこともあり、一度に大鍋で作る人も多いのではないでしょうか。

食べ切れず保存方法に悩んでいる人はぜひ記事を参考にしてみてください。

   

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常温保存はNG!もつ煮込みの保存期間目安(冷蔵・冷凍)

もつ煮 日持ち

手作りでの常温保存は傷みやすいので、必ず低温で保存します。

もつ煮込みの日持ち目安(賞味期限)
手作り 常温 NG
(調理後2時間以内に食べ切る)
冷蔵 2~3日程度
冷凍 1ヶ月程度
市販品 2ヶ月~1年程度
(賞味期限を参考)

冷凍保存の方法が知りたい人はこちらを参考にしてください。

市販品では冷凍・常温と別れ賞味期限も商品ごとに異なりますが、常温では1年近く持つものが多く保存食としても活躍します。

一方手作りした場合は、誤った保存方法では食あたりや食中毒を引き起こす危険性があります。

特に常温で放置した場合は要注意です。

常温保存は腐る原因に

空気中には目に見えないカビが潜んでおり、発育に適した温度になると猛スピードで増殖します。

常温保存された食品はまさに菌類にとって好環境なので、放置は禁物です。

以下のような異変を確認した場合は処分してくださいね。

腐って食べられないもつ煮
見た目
変色
カビが生えている
臭い
匂い
におい
・明らかな腐敗臭
・鼻をつく程の酸っぱい臭い

食感
触感など
酸味や苦味

こちらの方もせっかく作ったもつ煮込みにカビが生えて食べられなくなってしまったようです。

多少の臭みであれば材料に原因があるかもしれません。

新鮮なホルモンの見分け方やもつ料理についてはこちらの記事でも詳しく紹介されていますよ。

また煮込み料理は、一見異変がないように見えても食中毒菌が増殖しているケースもあります。

異臭がなくても食中毒の危険性が

煮込み料理ではウェルシュ菌による食中毒に気を付けましょう。

自然界の至る所に存在している菌ですが酸素が少ない場所を好み、カレーやスープのような煮込み料理に付着すると酸素が薄い鍋底から増殖します。(※1)

熱に強い芽胞を作りだすので加熱しても完全に死滅せず、一度増殖してしまうと菌を減らすのは困難です。

基本的にウェルシュ菌をはじめとする食中毒菌は無味無臭なので気付きにくいのも難点ですね。

ウェルシュ菌食中毒の主な症状や特徴
  • 食べてから約6~18時間以内に
    腹痛や下痢
    (比較的症状は軽い)
  • 12~50℃の温度帯で増殖
    最も増殖しやすい
    至適温度は43~45℃

予防する為には速やかに冷やし増殖する温度帯を避けることが大切です。

12℃の環境でも増殖してしまう為、夏場に限らず冬場でも常温保存は禁物です。

正しい保存方法や冷凍・解凍のポイントを押さえて安全に食べ切りましょう!

 

もつ煮込みの正しい保存方法は?日持ちさせるなら冷凍保存

もつ煮 保存方法

臭い移りや余計に菌が付着しないよう、衛生面に注意して保存します。

冷凍保存には味の染みこみを良くするメリットもありますよ♪

もつ煮込みの保存方法
常温 NG
冷蔵 蓋つきの容器で保存
(鍋ごと入れても可)
冷凍 ・保存袋や蓋つきの容器で保存
(耐冷性・耐熱性があるもの)
・小分けにする
・急速冷凍する

熱いまま入れると他の食材が傷む原因となります。

粗熱が取れるよう小分けにしたり、氷水を張ったボウルを利用すると速やかに温度を下げられます。

冷凍保存のコツや冷凍に不向きな食材も確認しておきましょう。

 汁気はどうする?不向きな食材とは

冷凍されていく段階で味が染みこむので、汁気も一緒に冷凍します。

保存袋の場合は極力空気を抜いて保存すると、酸化を抑え品質を保ちやすいです。

水気が多い場合はタッパーの方が扱いやすく、ラップを敷くと油汚れや臭い移りを軽減できますよ♪

具材の定番とも言えるこんにゃくは冷凍することで中がスカスカになるのでおすすめしません。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
主役のホルモンやもつは、牛・豚と種類を問わず冷凍可能です。

こんにゃくを取り除いて冷凍するのも面倒…。と保存方法に悩む場合は、アレンジして早めに使い切るのも1つの手段です。

もつ煮込みアレンジレシピ

また急速冷凍は冷凍前の状態を維持しやすく、金属トレイで代用できます。

解凍後も美味しく、かつ安全に食べ切る為に解凍時のポイントも押さえておきましょう!

冷蔵・冷凍保存後の食べ方は?解凍時の注意点

冷蔵・冷凍保存したもつ煮込みを食べる際には中までしっかり火を通して食べましょう。

低温で保存している環境下でも微生物は死滅しているわけではありません。

耐熱性の菌もありますが ほとんどの微生物は75℃以上1分間以上の加熱で死滅すると考えられています。(※2)

冷蔵・冷凍どちらで保存していたか、また容器や量によって加熱の具合は異なるので様子を見つつ行ってください。

解凍時のポイント
  • 鍋:底からしっかり混ぜる
    (湯気が立っていたり周りがフツフツしている程度ではNG)
  • タッパー(電子レンジ):途中でかき混ぜて数回に分け加熱
  • 保存袋:湯銭でも可
    時短したい場合は中身を空けて鍋か電子レンジで加熱がおすすめ

調理後の保存時だけでなく、食べる時にも衛生面に注意し菌を減らして安全に食べ切りましょう!

 

結論 | もつ煮込みの常温保存は危険!低温で保存を

もつ煮 のまとめ
  • 常温での放置は禁物
  • 異変がない場合でも食中毒を起こす危険性がある
  • 調理後は速やかに冷やして
  • こんにゃくは冷凍に不向き
  • 食べる時は中までしっかり加熱

大量に作った場合でも冷凍できると知ると嬉しいですね!

煮込み料理には食中毒の危険性も潜んでいて、集団給食の現場ではウェルシュ菌を介した食中毒の事例もあります。

安全に食べ切る為にも記事を参考にしながらもつ煮込みを堪能してくださいね!

 

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