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食材・料理のQ&A

デコポンの賞味期限は?常温・冷蔵庫の日持ちや長期保存方法も!

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料理・食材
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デコポン 賞味期限

【執筆者:栄養士 伊藤春】

デコポンの賞味期限は常温でも1週間程度見込めますが、柑橘系のほかの品種より腐りやすい特徴があるので注意が必要です。

すぐに食べきれない場合は、冷蔵庫もしくは冷凍庫で保存すると2週間から1ヶ月程度は日持ちすると考えられます。

常温・冷蔵庫・冷凍庫それぞれで、保存方法のコツもあるので次のようにまとめて紹介します。

この記事を読むとわかる!
デコポンのこと

 

  • 常温・冷蔵・冷凍での賞味期限
  • 腐りやすい原因や危険性
  • 正しい保存方法
  • 長期保存を可能にする冷凍の方法と食べ方のコツ

「買ってきたばかりのデコポンにカビが生えた」「冷蔵庫に入れていたら美味しくなくなった」なんて経験をお持ちの人も多いのではないでしょうか。

カビを防ぐコツや長く保存する場合のおすすめの方法も紹介するので、参考にして最後まで美味しく食べきってくださいね。

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デコポンの賞味期限|常温・冷蔵・冷凍日持ち目安

デコポン 賞味期限

デコポンは常温で1週間、冷蔵で1〜2週間、冷凍では1ヶ月程度の日持ちが見込めます。

デコポンの賞味期限の目安
常温 1週間程度
冷蔵庫 1〜2週間程度
冷凍庫 約1ヶ月

特に常温で長く保存すると酸味が増したりカビが生えることがあるので、目安を覚えておいてくださいね。

常温では日持ちしない!カビの発生や腐る危険性も

デコポンは常温では1週間ほどの日持ちが見込めますが、一概には言い切れません。

デコポンは熊本の名産で、3月下旬から4月下旬が食べ頃の柑橘類です。不知火(しらぬい)と同じ品種ですが、その中で全国統一の基準をクリアしたものがデコポンの名前で出荷されています。

賞味期限や消費期限が記載されていればいつまで食べられるかわかりますが、デコポンのような柑橘類は「賞味期限表示を省略できる食品」とされており、期限が記載されていない場合が多いです。(※1)

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
買ってから日が浅くても、食べられるかどうかはよく見て判断しなければなりませんね。

特に柑橘類はカビが生えやすく、その中でもデコポンは減酸させているため糖分が多く、腐るスピードが速い特徴もあります。

減酸とは?

デコポンを甘くするために収穫後1ヶ月ほど貯蔵して、酸味の元となるクエン酸を減らす過程のこと。

うっかり放置しているとこのようなカビが生えていることがあるので、注意しましょう。

主に「ペニシリウム・イタリカム」「ペニシリウム・ディジタータム」の2つです。通称、青カビと言われ、乳製品や穀物、土壌など広く分布しています。青カビは約150種類あり肝臓がんを引き起こすカビ毒を生産するものがあります。

柑橘類に発生する青カビは、基本的にはカビ毒を生産しませんが、食べると食中毒やアレルギーを引き起こす可能性があるのでカビが生えたデコポンは食べないようにしてください。(※2)

またカビが生えたデコポンを動かすと胞子が飛び、ダンボールなどで小分けせず一緒に保存していた場合、他のデコポンにカビが付着し繁殖します。(※3)

一部分でもカビが生えていたデコポンは処分しましょう。カビが生えていない周りのデコポンは綺麗に拭きとってから召し上がってくださいね。

デコポンは腐るのが早く高温多湿に弱いので、気温が20℃を超えている場合は冷蔵庫や冷凍庫での保存がおすすめです。

長期保存するなら冷蔵庫や冷凍庫で|保存期間目安

冷蔵庫で保存する場合は1〜2週間ほど保存が期待できます。

デコポンは5〜8℃の涼しい場所での保管がいちばん適しているので、野菜室で保存すると日持ちします。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
ただし、冷蔵庫に入れっぱなしにしておくと酸味が増すので早めに食べ切るのをおすすめします。
柑橘類は呼吸するときにクエン酸を消費する
・温度が高い:呼吸が活発⇒クエン酸が減る⇒甘くなる
・温度が低い(冷蔵庫内):呼吸が進まない⇒クエン酸が増す⇒酸っぱくなりやすい

食べる直前に冷蔵庫に入れた場合は、実が引き締まり甘味を感じやすくなりますが、食べきれない時は冷凍で保存しましょう。

冷凍する場合は1ヶ月ほど保存が可能です。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
冷凍したデコポンのおいしい食べ方については、こちらを参考にしてください。

デコポンは保存方法によっても賞味期限が左右されます。

間違った方法で保存すると腐りやすいので、正しい保存方法を紹介します。

デコポンの保存方法は?長期保存とおいしい食べ方

デコポン 保存方法

デコポンをできるだけ長く日持ちさせるには、冷凍保存がおすすめです。

デコポンの正しい保存方法
常温 ・湿気をとるために新聞紙やポリ袋で包む
・直射日光を避け涼しい場所で保存
冷蔵 ・新聞紙やポリ袋にひとつずつ包む
・野菜室で保存する
冷凍 ・皮をむいてひとつずつラップで包む
・むいた皮は別でラップに包む

長持ちのためには湿気と乾燥を取り除きましょう。

長期保存のためには新聞紙で湿気・ラップで乾燥防止

デコポンのおいしさを保って長持ちさせるためには、湿気と乾燥から守ることが大切です!

デコポンのおすすめの保存方法とその効果
方法 効果
湿気
対策
新聞紙やペーパーで包む カビ防止
乾燥
対策
・新聞紙やペーパーで包む
・ラップやポリ袋で包む
水分を逃がさず、
美味しさを保つ

高温もみずみずしさを失う原因となるので、なるべく10℃以下で保存しましょう。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
一方で5℃以下になると低温障害を起こすので、冷蔵庫の中では少し温度が高め(3~8℃程度)に設定されている野菜室での保存がおすすめです。

さらに長持ちさせるためには冷凍保存がおすすめです。

食べきれないなら冷凍保存して美味しく活用!

デコポンは凍るとシャーベットのような食感でさわやかに味わえるので、食べきれない時には早めに冷凍するといいでしょう。

少しだけ食べたいときや、スムージーに使いたい場合は、実をさいてから冷凍しておくと解凍の手間が省けて便利です。


最初から小分けにして冷凍されているデコポンもおすすめです。

形が悪いなどの訳あり商品なので、相場より安くて美味しいデコポンが食べられますよ。

ただし冷凍したデコポンを完全に解凍すると食感が失われる恐れがあるので、凍ったままや加工する方がおいしく食べられる可能性があります。

冷凍したデコポンのおいしい食べ方
  • 実をつぶしシャーベットにして食べる
  • 紅茶に入れてフルーツティーにしていただく
  • 時間のない朝はスムージーにすると便利
ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
 冷凍するときに皮も別で保存しておくと、マーマレードやデコポンピール、パン作りにも使えて便利ですよ。

マーマレードにすれば、パンにぬったりヨーグルトに入れて美味しくいただけます。

結論 | デコポンは腐りやすいので冷凍保存も活用しよう

デコポンのまとめ
  • 常温で1週間程度保存OK
  • 湿気・乾燥対策をして保存する
  • 冷蔵庫での保存がおすすめ
  • 食べきれない時は冷凍保存する
  • 冷凍すれば長期保存が可能

デコポンは常温でも1週間ほど日持ちする場合がありますが、長期保存したい場合は冷凍での保存がおすすめです。

小分けにしてラップに包んで冷凍すれば、少しだけ使いたい時にも便利ですよ。

デコポンはカビが発生しやすいので保存方法に気をつけながら、いろんな食べ方を楽しんでくださいね。

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