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食材・料理のQ&A

あおさ(乾燥・生)の賞味期限と保存方法|冷凍後の戻し方も解説!

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料理・食材
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あおさ 賞味期限

【執筆者:管理栄養士 鳥越菜生】

あおさの賞味期限は、採れたままの生の状態と乾燥させたあとでは大きく異なります。

乾燥あおさには採取日から3ヶ月以上保存できる商品が多いですが、開封後は傷みやすくなるので要注意です。

生あおさは日持ちしませんが、冷凍すれば賞味期限が延ばせ、使いやすく常備しておくことも可能ですよ。

あおさの風味を落とさず長持ちさせてムダなく堪能できるように、次の項目についてご紹介します。

この記事を読むとわかる!
あおさ(乾燥・生)のこと

 

  • 状況別に賞味期限の目安を確認
  • 食べられる状態の見分け方
  • 賞味期限を延ばせる保存方法と冷凍後の戻し方
  • 劣化や食中毒を防ぐ調理のコツ

生あおさが食べてみたいけれど余りそうでお悩みの方や少しずつ味噌汁に入れて楽しみたい方も、ぜひ参考にしてくださいね♪

   

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あおさ(乾燥・生)の賞味期限はいつまで?保存期間の目安

生あおさ 賞味期限

乾燥あおさの賞味期限は採取・出荷日から3~6ヶ月程度に設定されている場合が多いですが、生あおさはなるべく早く食べる必要があります。

状態別あおさの賞味期限の目安
常温 冷蔵 冷凍
乾燥 採取・出荷から3~6ヶ月程度
(商品記載の賞味期限まで)
採取・出荷から
6ヶ月程度
(商品記載の
賞味期限まで)
不可 なるべく早く食べる
(1~2日程度)
採取・出荷から
3ヶ月~1年程度
(商品記載の
賞味期限まで)
家庭で冷凍した
場合は
約2週間~1ヶ月

あおさは青のりとも呼ばれる海藻の一種で魚介と同様腐りやすいですが、水分を除くと傷みにくくなるため乾燥タイプは賞味期限が長いです。

しかし保存状況によっては劣化して食べない方が良い状態になることがあるので、原因や見分け方を知っておきましょう。

乾燥あおさは変色とカビに注意

乾燥あおさは高温多湿や光により茶色に変色し、開封後は湿気を吸いやすいためカビが生えて食べられなくなる場合があります。

水分が少ないうえに乾燥剤の封入や空気を通しにくい包装材の使用などにより、開封前は微生物の繁殖を防げる状態です。

しかし開封後は空気中に含まれる湿気を吸って水分含量が増えるため、微生物が生育できる状態に近づき、温度条件が合うと繁殖します。(※1)
ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
鮮やかな緑色を保つため完全に乾燥させず、あえて水分を残している商品もあるので要注意です。

微生物の中でもカビはわずかな水分で生育できるため、乾物にも繁殖することがあります。

カビにはがんのような慢性中毒の原因となるカビ毒を作るものがいるため、カビの生えた食品はなるべく食べない方が良いです。(※2)

また未開封でも熱や光で変色して風味が落ち、表示の期限より早く賞味期限切れになる場合もあります。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
乾燥あおさが変色しただけなら食べても大丈夫ですが、色や風味が良くないので、佃煮にする方法がおすすめですよ。

産地に近い地方では採れたての生あおさも手に入りますが、生鮮食品で腐りやすいため、食べられない状態の見分け方を知っておきましょう。

生あおさの悪臭やねばつきは賞味期限切れのサイン

生あおさに不快臭やねっとりとしたねばつきが生じたら、腐っている可能性が高く食べられません。

生あおさは傷みやすいため要冷蔵で、購入から保存している間に温度が高い状況になると、付いていた微生物が繁殖して劣化が進みます。

あおさは多糖という成分を含むためもともとぬるぬるしていますが、傷んだときは雑菌によりネバネバした感じになるのが特徴です。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
腐った食品を食べると、食中毒を起こす危険性があります。異変があって悩む状態なら、食べない方が無難ですね。

せっかくのあおさをムダにしないよう、鮮度を落とさない保存のコツを覚えましょう。

 

あおさ(乾燥・生)の賞味期限を長くする保存方法と注意点

あおさ 保存方法

生あおさは冷蔵保存が基本で、日持ちさせるには冷凍する必要がありますが、乾燥あおさも冷蔵庫で保存する方が変色や劣化を防げます。

あおさの正しい保存方法
乾燥
常温 ・開封後は開け口を
しっかり密封
・缶や箱に入れて遮光
・直射日光と高温多湿を
避けて冷暗所で保管
(夏季は不適)
不可
冷蔵 ・開封後は開け口を
しっかり密封
・保存容器・袋に
入れて密閉
・保存容器・袋に
入れて密閉
冷凍 ・小分けして
ラップで包む
・保存容器・袋に
入れて密閉

あおさを長く美味しく食べられるように、賞味期限を延ばせる保存のコツを覚えましょう。

開封後は密封して要冷蔵!開封前もおすすめ

あおさは細胞の通気口である気孔が大きく空気を吸いやすいので、劣化予防のため、乾燥タイプも開封後は密封して冷蔵庫へ入れましょう。

乾燥あおさは、直射日光と高温多湿を避ければ常温でも冷暗所で保存できるものが多いです。

しかし日光の紫外線だけでなく蛍光灯の光でも変色するので、常温保存の場合は遮光する必要があります。

また高温も変色の原因になるため、夏季は特に、乾燥あおさも冷蔵・冷凍保存がおすすめです。

そのため商品によっては冷蔵・冷凍保存での賞味期限が表示されている場合もあるので、記載事項をチェックしましょう。

乾燥あおさは水分が少ないので冷凍してもカチカチには凍らず、冷蔵よりも低温のため、より雑菌の活動を抑えて賞味期限を延ばせます。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
解凍の必要もなく、常温・冷蔵時と同じように扱えますよ。水戻し・水洗いをして使いましょう。
乾燥あおさを水戻しする方法

乾燥あおさは水に30分くらい漬けると柔らかく戻せます。砂や小石が混ざっていることもあるため水の中で振り洗いをしてから取り出し、水気を切りましょう。

生あおさも冷凍すれば劣化を防いで長く保存できるので、調理に使いやすくしておくと便利です。

生あおさの長期保存は冷凍で!戻し方も解説

生あおさは冷蔵でも日持ちしないので、少しずつ食べたい場合は1回分ずつに分け、密封して冷凍保存しておきましょう。

購入したままの状態でも冷凍できますが、水洗いして適度な大きさに切っておくと、取り出してすぐ使えます。

冷凍焼けにより品質劣化する場合があるので、小分けしたものをラップで包んだらさらに保存用袋に入れ、空気を抜いて密封しましょう。

冷凍焼けとは、冷凍中に食品から少しずつ水分が抜けて空気が入るために酸化して、変色・脂質の劣化などにより品質や風味が低下する現象です。密封性を高めると予防できます。

乾燥あおさを水で戻したものも冷凍できるので、多量に戻しすぎて余ったら、すぐに小分けして冷凍庫に入れておきましょう。

冷凍したあおさは、味噌汁のような加熱料理には解凍なしで凍ったまま入れられますよ。

酢の物やサラダなどの生食用には、水に数分漬けて戻し、水気を切って使いましょう。

通販サイトなら、産地で採れたての生あおさを冷凍した商品が購入できます。

しかし生食する場合は食中毒を引き起こす危険性があるため、取り扱いに注意が必要です。

生食する場合は食中毒対策でより安全に

あおさの品質や鮮度には問題がなくても、調理器具や手指を介してほかの食材から食中毒菌に汚染され増殖する場合があります。

食中毒は、生の肉類や魚介類が持つ細菌が原因となる場合が多いです。(※3)

食中毒菌を死滅させるには高温で加熱する必要があるため、生食する食材には菌を付けないよう注意する必要があります。

あおさを生食するときの食中毒予防法(※4)
  • 肉・魚介類と生食用の海藻・野菜類とで調理器具を使い分ける
  • 調理器具の洗浄・消毒・乾燥を徹底する
  • 調理作業中も手指をこまめに洗浄する
  • 作ったあとは常温に放置せずなるべく早く食べる

まな板や包丁などの調理器具を使い分けられない場合は、先に生食用食材に使ってから肉・魚介類に使いましょう。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
先に肉・魚介類に使った場合も、しっかり洗浄・消毒を行ってから使えば大丈夫ですよ。

生食用には新鮮なものを使い、作ったあとも雑菌が増える時間を与えないように早く食べることも大切です。

生食が心配な場合は、無理せず加熱料理に使いましょう。

佃煮を手作りするのもおすすめですよ♪

こちらの動画では乾燥あおさを使っています。

乾燥あおさは水で戻すと約10倍の重量になるので、使う生あおさの重さを量って調味料を加減してください。

 

結論 | あおさ(乾燥・生)は冷蔵・冷凍保存して賞味期限を延ばそう

あおさ(乾燥・生)のまとめ
  • 乾燥タイプは消費期限が長いが生は日持ちしない
  • 未開封でも変色し風味が落ちるので冷蔵・冷凍がおすすめ
  • 開封後は湿気を防ぐため密封して冷蔵庫で保存
  • 生や水戻し後でも冷凍保存すれば日持ちできる
  • 生食用は食中毒予防の対策も大切

あおさはのり佃煮の材料として有名ですが、生のままだと賞味期限が短い食材です。

味噌汁の具材にも人気なので、食べてみたい方はネット通販での購入のほか、スーパーで手に入りやすい乾燥あおさもおすすめですよ。

しかしどちらも美味しく安全に食べきるには、冷蔵・冷凍で変色や腐敗などの劣化を防いで保存することが大切です。

調理を時短にする保存のコツもぜひ参考にして、新鮮なあおさの食感や風味を堪能してくださいね♪

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