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食材・料理のQ&A

お弁当にチャーハンはダメ?腐る原因と前日の作り置きでも危ない理由

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料理・食材
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お弁当にチャーハンはダメ

【執筆者:編集部 高田ゆみ】

お弁当にチャーハンはダメだと言われている理由は、腐る場合や食中毒の危険性があるからです。

前日に作り置きして常温放置したチャーハンをお弁当に入れることも危ないので注意しなければいけません。

しかし、実際にはお弁当にチャーハンを入れている人も多いので、注意していれば問題なさそうですよね。

そこでこの記事では、お弁当にチャーハンを入れても安全に食べられるように知っておきたい以下の項目を紹介します。

この記事を読むとわかる!
お弁当のチャーハンのこと

 

  • 腐りやすい理由
  • 食中毒の危険性
  • 調理時の注意点
  • 正しい保存のポイント

お弁当に白いご飯は飽きてしまった人や、手軽にお弁当を作れるように冷凍チャーハンを使いたい人にも役立つのでぜひ参考にしてみてください。

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お弁当にチャーハンはダメなのは本当?腐る原因

チャーハン お弁当 腐る

お弁当にチャーハンはダメだと言われている理由は、腐る場合や食中毒のリスクがあるからです。

お弁当のチャーハンが腐る・食中毒のリスクが高くなる原因
材料 鮮度が悪い
水分が多い
ごはんを使うことなど
保存方法 長時間保存
常温放置など

お弁当に入れたチャーハンが腐ると、臭いや見た目でも食べられない状態だとわかります。

腐るとネバネバした粘り気・異臭で危険な状態がわかる

お弁当に入れたチャーハンが腐ると、ネバネバした粘り気や、嫌悪感のある臭いがして食べられない状態だとわかります。

もともと材料が傷んでいただけでなく、水分や湿度、温度、栄養などの条件が整うと食品を腐敗させる微生物が繁殖しやすくなります。

チャーハンにエビやイカなど水分が多い材料を使用する、お弁当に入れて長時間常温で放置するなどの行為は、まさに微生物が繁殖しやすい条件です。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
食品が腐らないようにするには、微生物が繁殖しにくい状態を保つことが大切です。詳しくはこちらを参考にしてください。

明らかな異変があれば腐っていて食べられないとわかりますが、厄介なのが見た目や臭いの異変が生じない食中毒です。

前日の作り置きは危ない!セレウス菌の食中毒

前日に作り置きしていたチャーハンを食べて腹痛や下痢などの症状を引き起こした事例が複数発生しています。

食中毒の原因とされているのがセレウス菌なのです。

土や水、空気などの自然環境に存在しており、とくに米や豆などの食品からよく検出されます。100℃で30分間加熱しても耐えられる芽胞を作る特性があり、増殖力も強いことから、とくに注意したい食中毒の原因菌です。(※1)

前日に作ったチャーハンを常温で放置すると、セレウス菌が増殖する条件が整ってしまいます。

セレウス菌が増殖する条件
  • 原因食品(米・ご飯)を加熱調理
  • 10~50℃(とくに28~35℃で増えやすい)の温度域で長時間放置

また、前日に炊いて常温に放置していたご飯もセレウス菌が増殖する条件を満たしており、すでに芽胞を形成しているおそれもあります。

セレウス菌の芽胞は加熱調理をしても死滅しないため、常温放置した前日のご飯でチャーハンを作るとすぐに食べても食中毒症状を引き起こすこともあるので注意しましょう。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
セレウス菌が増殖しても見た目や臭いは変化しないため五感では判断できません。(※2)
正しく調理・保存していたか確認することが大切です。

しっかり対処していればお弁当にチャーハンを入れても大丈夫だと考えられるので、注意点と対処法を覚えておきましょう。

お弁当にチャーハンはダメでも持って行きたい!注意点と対処法

チャーハン 作り置き 危ない

お弁当にチャーハンはダメだと言われていますが不可能なわけではなく、正しく調理して保存方法を守ることが大切です。

お弁当にチャーハンを入れる場合の注意点
調理時 材料の鮮度を見極める
常温放置したご飯を使わない
手指や調理器具を清潔にする
しっかり加熱して水分を飛ばす
保存方法 冷ましてからお弁当箱に詰める
保冷剤を入れる
高温多湿の場所に放置しない

腐らないようにする、食中毒を引き起こさないようにすることに気をつけていれば、お弁当にチャーハンを入れても問題ありません。

実際にお弁当にチャーハンを入れている人はたくさんいます。

調理時と保存方法で気をつけたいポイントを確認しておきましょう。

お弁当にチャーハンは腐りやすい!危険性を最小限にする方法

お弁当にチャーハンを入れても腐敗や食中毒症状を引き起こさないようにするには、原因となる微生物対策をしっかりおこなうことが大切ですね。

食中毒を防ぐ3原則「微生物をつけない・増やさない・やっつける」を頭に入れておきましょう。(※3)

材料の鮮度や調理時の衛生状態に注意することはもちろん、水分が多い具材を使わないことも大切なポイントです。

NGです!自然解凍をすると水分でべちゃべちゃになります。冷凍食品のチャーハンには「凍結前加熱の有無:加熱してありません」「加熱調理の必要性:加熱して召しあがってください」などと記載されているはずです。

また、加熱調理後は冷蔵庫で冷やしてからお弁当箱に詰めて、さらにお弁当袋に保冷剤を入れておきましょう。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
セレウス菌の増殖を防ぐには、55℃以上または8℃以下で保存することが推奨されています。

ほかにも、お弁当箱に抗菌シートを入れて雑菌の繁殖を防ぐのもおすすめです。

NGです!保温弁当箱にチャーハンのような具や調味料を加えたものは腐敗する可能性があるため、メーカーでも推奨していません。

ただし、どんなに万全な対策をしても夏場の高温多湿な時期は食中毒を引き起こしやすいので、お弁当にチャーハンを入れるのはおすすめできません。

前日に作り置きしたチャーハンも、冷蔵庫に保管していれば絶対に大丈夫なわけではないです。

時間が経つほど雑菌が繁殖しやすくなるので、食べきれない場合は冷凍しておき、後日使いたいときに再加熱することをおすすめします。

結論 | 雑菌対策をしたらお弁当にチャーハンはダメではない!

お弁当のチャーハンのまとめ
  • ダメな理由は腐りやすいから
  • セレウス菌の食中毒にも要注意
  • 見た目や臭いだけでは判断できない場合もある
  • 微生物対策をしっかりおこなえば危険性はない
  • 高温多湿な夏場は対策をしても推奨できない!

お弁当にチャーハンはダメだとされているのは、微生物が繁殖して腐りやすいことと、セレウス菌による食中毒を引き起こしやすい特性があるからです。

しかし、微生物が繁殖しないように対策していれば、腐敗や食中毒を防ぐことは可能で、実際にお弁当に入れている人はたくさんいます。

ぜひあなたも、日常生活で食中毒予防の3原則「つけない・増やさない・やっつける」を実践してみてくださいね♪

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