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食材・料理のQ&A

オリーブの賞味期限は?開封後の保存期間|瓶詰め・塩漬けも解説

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料理・食材
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オリーブ 賞味期限

【執筆者:管理栄養士 岸田梨江】

オリーブは瓶詰めや真空パックなどの種類によって設定される賞味期限が異なるので、商品に記載されている日付を確認しましょう。

賞味期限が過ぎても食べられる可能性はありますが、正しく保存していないと風味が落ちたり、開封後はカビが生えたりするかもしれません。

オリーブは使い切れずに余ることが多いので、開封後の保存方法や保存期間の目安についても知っておくことが大切ですね。

そこでこの記事では、安全にオリーブをストックしておきたい人に役立つ以下の項目を紹介します。

この記事を読むとわかる!
オリーブのこと

 

  • 種類別の賞味期限目安
  • 腐るとどうなるか
  • オイル漬けにカビがある理由
  • 日持ちさせる保存方法

オリーブが使い切れそうもないときに役立つ救済レシピも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください♪

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オリーブの賞味期限目安 | 瓶詰め・塩漬け・オイル漬けなど

オリーブ 賞味期限

加工されたオリーブの実はさまざまな状態で市販されており、加工方法や容器の種類によって設定される賞味期限が異なります

加工済オリーブの賞味期限目安
未開封
(製造日起算)
開封後
塩漬け・新漬け 2~6ヵ月程度 お早めに
塩水漬け 1~3ヵ月程度
オイル漬け 数ヶ月から数年

オリーブの塩漬けは、塩分濃度が高いほど日持ちします。(※1)

塩分濃度が2.5%と低めでも、殺菌・真空パック包装で製造日から4ヵ月間日持ちするように工夫した商品もあります。

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加工方法は塩漬け以外にもオイル漬けや塩水漬けなどの種類があり、真空パックや瓶詰めや缶詰などの容器に入っています。

瓶詰めや缶詰のオイル漬けなら、製造日から3年間くらい日持ちするのでストック用におすすすめです。

生鮮品なので収穫後の経過によって違うため何日とは一概に言えません。見た目や異臭、触感などをよく確認して判断しましょう。なお、新鮮でも加工前は渋いため味だけでは判断できません。

ストックしているのを忘れて賞味期限の日付が過ぎてしまっても、未開封なら食べられる可能性はあります。

賞味期限切れでも未開封なら食べられる?

賞味期限切れ後はすぐに安全性に問題が生じるわけではないので、まだ食べられる可能性はあります。(※2)

ただし、あくまでも未開封で商品に記載されている保存方法を守っていた場合に限る点に注意が必要です。

正しく保存しておかないと未開封・開封後にかかわらず賞味期限内でも食べられないかもしれないので、以下の状態をチェックしてみましょう。

食べられないオリーブの特徴
  • 全体的に変色している
  • 触るとぶよぶよと柔らかい
  • 少し舐めると強い酸味がある
  • カビが生えている
  • ねばねばする

加工したオリーブは比較的日持ちしやすいのですが、開封後は正しく保存してなるべく早めに食べるように推奨されています。

とくに日持ちするはずの塩漬けでも腐ることはありますが、問題なく食べられる場合もあるので見分け方を覚えておきましょう。

塩漬けのオリーブでも腐る?食べられる状態の見分け方

オリーブの塩漬けを手作りすると、表面に白いカビのようなものが浮かんでいて食べられなくなったと心配する人もいますが、産膜酵母なら大丈夫です。

産膜酵母は酵母の一種で食べても害はありませんが、そのままだと風味を損なうのでこまめに取り除きましょう。

ただし、塩漬けの液に浸かっていないとカビが生えることもあります。

産膜酵母なら膜のように広がっている、カビなら菌糸でフワフワしているのが特徴なので、よく観察して見分けてください。

オイル漬けも保存方法によってはカビが生えたように見える場合もありますが、問題なく食べられるかもしれません。

オイル漬けにカビが生えた?保存状態を見極めよう

オリーブのオイル漬けを冷蔵庫で保管するとカビが生えたように見えるのは、オリーブオイルの成分が温度の低下により固まったものなので食べても大丈夫です。

心配な場合は2~3時間室温に戻して様子を見るといいでしょう。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
オイル漬けにすると空気に触れないため酸化による劣化を防ぎ、微生物も繁殖しにくいメリットはありますが、100%安全とは言い切れません。

開封後は正しく保存していないとオイルが劣化し、オリーブが空気に触れると腐るかもしれません。

オリーブオイルが劣化する原因は日光・空気・温度・時間の4つで、オイル漬けを保存する際にはこれらの要因に注意する必要があります。

オリーブを最後まで美味しく食べきるためにも、正しい保存方法を実践しましょう!

オリーブの賞味期限切れを防ぐ開封後の保存方法

オリーブ 保存期間

オリーブを開封後は冷蔵庫で保存するのが基本です。

塩漬け(新漬け)や塩水漬けは冷凍保存もできますが、オイル漬けを冷凍するとオイルが劣化して不向きなので冷蔵庫で保管しましょう。

開封後のオリーブ保存方法・保存期間目安
塩漬け・新漬け
塩水漬け
オイル漬け
常温 当日中
冷蔵 1週間程度
(漬け液に浸す)
2〜3ヵ月程度
(オイルに浸す)
冷凍 1ヵ月程度
(よく水を切る)
適さない

冷蔵保存する際にはどの状態でもしっかり液に浸すことが大事ですね。

塩漬けや塩水漬けにしたオリーブを冷凍保存すると、1ヵ月程度は日持ちします。

ザルに入れてから、キッチンペーパーで水分を吸い取って冷凍保存袋に入れておくだけでOK。使いたいときに必要な数だけ使えて便利ですよ。

そのまま冷蔵・冷凍保存するのもいいですが、最後まで上手に使い切れるようにひと手間加えてみるのもおすすめです。

オリーブの保存期間を延ばして美味しく食べきる方法

開封後のオリーブをできるだけ日持ちさせる方法としておすすめなのは、ピクルスやオリーブペースト(タプナード)に調理しておくことです。

ピクルスは上手に作ると2~3ヵ月は日持ちするので、ぜひ試してみてください。

塩漬けのオリーブを洗って水を切ったら、お好みの味付けにしたピクルス液に漬けておくだけです。

丸ごと保存しておくよりも、すぐ料理に使えるようにしておきたい場合はオリーブペースト(タプナード)にしておきましょう!

オリーブペースト(タプナード)の参考レシピ

Cpicon 万能ペースト❤シェフ直伝タプナード by もこデリ

材料をフードプロセッサーやすり鉢などで混ぜ合わせるだけでOK!
小分けして冷凍保存しておくと1年くらいは日持ちするようです。

クラッカーや蒸し野菜のディップソース、パスタなどに使えて便利です。

工夫次第で日持ちする保存方法はいろいろあるので、ぜひお試しください。

 結論 | オリーブ開封後は賞味期限が短め!工夫して食べきろう

オリーブのまとめ
  • 商品によって設定される賞味期限が違うので日付を確認
  • 開封後は冷蔵で1週間が目安
  • 腐ると風味が減り酸っぱくなる
  • オイルは冷蔵で固まるが問題ない
  • 冷凍保存だと風味が低下

オリーブはさまざまな種類が市販されており、商品によって設定されている賞味期限が異なります。

とくに日持ちしやすいのはオイル漬けの瓶詰めや缶詰ですが、未開封で賞味期限切れではなくても、正しく保存していなければ劣化していることがあります。

商品ラベルに記載されている保存方法を守ることはもちろん、開封後は冷蔵庫に入れて早めに食べきりましょう。

冷蔵保存でも1週間程度しか日持ちしない塩漬けは、冷凍保存やピクルスにリメイクすることもできます。

オリーブペーストにしてさらに日持ちさせることもできるので、あなたのアイデア次第で最後まで無駄なく活用してみてください。

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