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食材・料理のQ&A

長芋・山芋にカビが生えた?切り口・外側など見分け方のポイント

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料理・食材
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長芋や山芋の外側にふわふわしたものが付着している場合、カビの可能性が高いので食べるのは危険です。

しかし切り口がピンクや茶色になっていても、長芋の成分に由来する変色の場合もあります。

長芋 カビ

危険な状態かどうかがわからないのは不安ですね。

そこで変色した長芋が腐っているかどうかの見分け方を調べましたので、次のようにまとめます。

白い、黒い、赤いなど不安になる状態はいくつかありますので、それぞれに原因食べられるかどうかを解説します。

おすすめの保存方法も紹介しますので、実行すれば長く新鮮さを保てるはずですよ。

まずは危険なカビについて確認しましょう。

   
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長芋・山芋にカビが生えた?食べられるか見分け方のポイント

長芋や山芋の表面が変色している理由は、カビの場合も違う場合もあります。

長芋 外側 カビ

カビの場合食べると体に悪影響を及ぼす恐れもあるので、見た目などから得られる情報を頼りに、しっかり見極めなければなりません。

長芋の状態ごとに、原因と食べられるかどうかを解説しますね!

ヨセミテ 編集部
ヨセミテ
編集部
ちなみに「山芋」は長芋やつくね芋・自然薯(じねんじょ)などヤマノイモ科に属する芋類の総称ですよ!

白・黒・緑・赤などの綿状のものはカビの可能性が高い

長芋の表面はさまざまな色に変色しますが、どのような色でもふわふわと綿のようなものが付着していたらカビだと考えられ、食べない方が賢明です。

例えばこちらのTwitter投稿のような状態です。

青カビと呼ばれるものです。白と緑色のふわふわしたものが表面にたくさん付着していますね。

食品に発生するカビにはほかにもさまざまな色のものがあり、中には危険度が高い種類もあります。

食品に発生する主なカビの種類(※1)
カビの種類 カビ毒発生の
有無
ペニシリウム
(アオカビ)
青緑
アルペルギルス
(コウジカビ)
緑・黄土・黒
茶・青緑など
フザリウム
(アカカビ)
白・黄・赤
ピンクなど
アルタナリア
(ススカビ)
灰・黒
クラドスポリウム
(クロカビ)
×
ワレミア
(アズキイロカビ)
褐色・チョコレート色

よく見る白や黒だけでなく黄色や茶色などさまざまな色のカビが存在し、カビ毒を発生するものが多いことがわかりますね。

カビ毒を長期間摂取すると肝臓や消化器系への悪影響・発がん性など人体への悪影響があります。また熱に強く、汚染した食品からの除去が困難です。(※2)

食品からカビの部分を取り除いても、目に見えないカビ毒が残っている可能性があるので、残念ですが諦めて破棄する方がいいでしょう。

また、カビ毒には食中毒のような急性症状は少ないといわれていますが、カビが生えた長芋を食べた結果体調不良を感じる人もいます。

短期的に見ても長期的に見ても、カビがある場合は食べないようにしましょう。

一方で皮の表面に白い点状のものがあっても、食べられる場合もあります。

外側の白いポツポツは新芽が出る前の状態

長芋の表面に白い粒のようなものが見られる場合、出てくる直前の新芽の可能性が高く、腐っているわけではありません。(※3)

この投稿ほどになることは少ないかもしれませんが、育ちすぎて鮮度が落ちているため、おいしさも損なわれていると考えられます。

お店に並んでいるものがこのような状態なら、買わない方がいいでしょう。

ヨセミテ 編集部
ヨセミテ
編集部
白いものが綿状かどうかで、カビなのか新芽が出る直前の状態なのかを見極めてくださいね。

付着物がある場合以外に、長芋の異変で多いのは変色かもしれません。

切り口の変色はポリフェノールが原因の場合が多い

カットした切り口が変色している場合、長芋に含まれているポリフェノールの酸化が原因の場合が多いです。

たとえば茶色に変色することがあります。(※4)

長芋 カビ 茶色

茶色のほかにピンクや赤い場合など、カビと似たような色になることもありますが、綿状の付着物がなければ、ポリフェノールによる変色だと考えられます。(※5)

ヨセミテ 編集部
ヨセミテ
編集部
腐っていなくても劣化している可能性はあるので、少し味見するなどして確認するといいかもしれませんね。

山芋の栄養成分が気になる方は、こちらの記事で詳しく解説していますよ。

長芋などの山芋類の色や見た目の異変がカビなのかどうか、食べても大丈夫なのかがわかりました。

でも、カビがなくても腐っている場合もありますし、逆に異常に感じても問題ない状態もあります。

見極め方などを解説しますので、確認してくださいね。

 

長芋・山芋が腐るとどうなる?カビ以外に食べたら危険な状態の見分け方

長芋が腐るとにおいや見た目に変化が現れ、健康にも影響を及ぼす可能性があります。

カビが生える以外の腐った状態を知り、正しく見分けられなければなりませんね。

まず、新鮮な長芋は次のような状態です。

新鮮な長芋(山芋)の見分け方 (※6)

  • 皮に張りがある
  • 皮が薄い
  • 切り口が白くみずみずしい
  • 茶色の斑点が少ない

この状態がどのように変化したら腐っているのか、順に紹介します。

カビがなくても腐っている可能性がある!

長芋にカビが見えなくても、次のような状態の場合は腐っている可能性があるので食べるのは控えてください。

カビ以外の腐った長芋の目安(※7)
  • カビ臭い、酸っぱいなどの異臭がある
  • 少し食べてみて刺激を感じる

このほかにも、次のように表面が溶けているなど明らかに異常を感じる場合は食べないようにしましょう。

長芋 腐る

腐っているサインが現れている食品には、食中毒の原因となる菌類などが繁殖している可能性が高く、食べると食あたりを起こすかもしれません。(※8)

「腐った部分を切ると大丈夫では?」と思う方もいるかもしれませんが、いくら切り口がきれいでも、目に見えない菌の有無までは確認できませんよね。

まさにその試みの結果、腹痛に苦しんだ方もいるようです。

腹痛の原因が長芋かどうかは定かではありませんが、このようなことが起こる可能性は十分に考えられます。

腐っていると感じる場合は、食べない方がいいでしょう。

その一方で、少し驚くような状態でも腐っていない場合があります。

すりおろしてすぐに茶色くなるのは未成熟かも

すりおろしたとろろが茶色くなるのはポリフェノールの影響で、すってすぐに変色するなら収穫が早すぎて未成熟だったと考えられます。(※9)

変色のスピードが速いと驚いてしまいますが、食べても問題ありません。

早穫りして貯蔵されていた場合皮の色が赤茶色になることが多いので、購入時に注意すれば見極めることができそうですね。

長芋はにおいにも特徴があります。

長芋の仲間・自然薯が土臭いのは山芋類の特徴

自然薯(じねんじょ)をすりおろすときに土臭いにおいがしても、腐っているわけでも鮮度が落ちているわけでもありません。(※10)

自然薯ならではの特徴なので、問題なくおいしく食べられますよ!

見た目やにおいではなく、食感に変化が出る場合もあるので注意してください。

真空パックの長芋で口がピリピリする場合も!

真空パックのままで長芋を保存すると炭酸ガスが発生して、口にピリピリと刺激を感じることがありますが、問題なく食べられます。(※11)

長期保存や高温で保存すると長芋が呼吸して炭酸ガスを排出し、真空パックされているとガスが出て行かず溜まることがあるのです!

パンパンに膨らむほど溜まっていますね!

健康上問題はありませんが、刺激が嫌な方は加熱などでガスを飛ばしてから食べるといいでしょう。

短冊やとろろではなく、煮物などに調理して食べるといいですね♪

保存方法を変えれば防げるので、工夫して対策するのも手ですよ!

長芋が腐っているかどうかの見分けはできるようになりましたが、そもそも腐らせなければ困ることもありません。

カビや急激な鮮度低下を防ぐためにも、正しい保存方法を知ってばっちり対策しましょう!

 

長芋・山芋のカビや変色を防ぐ正しい保存方法のポイント

長芋などの山芋類は高温多湿と乾燥を防いで保存すると、カビさせず鮮度を保てます。

長芋 カビ 保存

長芋の状態ごとにおすすめの保存方法を紹介しますね。

長芋の状態別保存方法(※12)
一本丸ごとの場合
・おがくずに埋めて箱を閉じる
・おがくずがなければ新聞紙で包む
・風通しの良い冷暗所(15℃以下)で保存
・15℃を超える場合は冷蔵庫の野菜室に入れる
カットしたものの場合
・カット面をラップでぴったり包む
・冷蔵庫の野菜室に入れる

湿度が高いとカビの原因になり、反対に乾燥していると鮮度が落ちてしまうので、どちらも防ぐように注意しましょう。

カットしたものを保存する場合は、切り口に酢水を付けてからラップすると変色防止になりますよ。

生鮮食品である長芋には基本的に賞味期限の記載がなく、元々の鮮度もさまざまなので、どのくらい保存できるかは状態を見ながら判断しなければなりません。

長芋 カビ 日持ち期間

少し長く保存したい場合は、冷凍がおすすめですよ!

長芋は冷凍もできる!保存方法をご紹介

長芋は次のような方法で冷凍できます

長芋の冷凍保存方法(※13)
  1. 皮をむき、使いやすい形にカット・すりおろす
  2. 酢水(水1L:酢大さじ2)に10分ほどつける
    (とろろの場合は数滴加えて混ぜ合わせる)
  3. 1食分ずつ密閉袋に入れる
  4. 冷凍庫で保存する

日持ち期間は1ヶ月程度ですが、冷凍庫の開け閉めの回数などで状態は変わりますので、あくまで目安と考えてなるべく早く食べましょう。

使う際は冷蔵庫で自然解凍するか、加熱するなら凍ったままで調理してくださいね。

こちらの記事では山芋の日持ちについて詳しく解説しています。

結論|長芋・山芋はカビや変色に注意して保存しよう

長芋の表面に白・黒・赤・緑などのふわふわしたものが付着している場合、カビなので食べられません。

しかし、切った断面がピンクや茶色に変色しているだけなら、腐っているわけではなくポリフェノールの酸化によるものだと考えられます。

未成熟なものは茶色くなりやすいなど山芋類はカラフルに変化しますが、色以外のにおいや食感も目安にして食べられるかどうかを判断しましょう。

長く保存したい場合は冷凍も活用して、最後までおいしく長芋を楽しんでくださいね!

 

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