ガラムマサラの代用品8選｜カレー粉は代わりになる？代替レシピも紹介！

【監修者：管理栄養士 南寿華】

ガラムマサラは、コリアンダー・クローブ・ナツメグ・シナモン・ブラックペッパーなど複数のスパイスをブレンドして作られています。

これらのスパイス単体や、同じようなスパイスをミックスしたカレー粉でも代用できます。

複数のスパイスを組み合わせて簡単に自家製ガラムマサラを作れるので、市販品がない場合でもすぐに代用品を用意できますよ。

そこで、今回は代用品を使う際に知っておきたい以下の項目について紹介します。

これを読むと、スパイスの特徴をわかりやすくまとめているので、ガラムマサラの基本的な使い方も知ることができます。

さらに、カレー粉を代わりに使うときの注意点、スパイスの組み合わせ、相性の良い料理もご紹介します。

カレーをはじめ、料理をワンランク上げてくれるガラムマサラを使いたいけど手元にない！という場合に、こちらの情報を役立てください。
 

ガラムマサラの代用品8選｜カレー粉・コリアンダーなどは代わりになる？

ガラムマサラは数種類のスパイスがブレンドされたものなので、カレー粉といったミックススパイス、単体のスパイスやハーブを数種類合わせたものでも代用できます。（※1）

ガラムマサラに使われている主なスパイスは次の通りです。（商品複数の裏面参照）

特徴	スパイス名	参考資料
辛さ	チリペッパー ブラックペッパー ジンジャー	（※2） （※3） （※4）
カレーっぽさ	コリアンダー クミン	（※5） （※6）
爽やかさ	カルダモン シナモン	（※7） （※8）
スパイシー	クローブ ナツメグ	（※9） （※10）
甘さ	スターアニス	（※11）

スパイス単体でも代用できますが、ブレンドした方がより味や香りに深みが増すのでおすすめです。

市販のガラムマサラが手元にない！という時は、自由に組み合わせてオリジナルのスパイスを調合してみてください。

「ガラムマサラ」を作ってみた♫#カレー #ガラムマサラ #スパイス #手作り #ダイソー #すり鉢https://t.co/uM5VnNYXk2

— るるっぱ (@meringong) February 17, 2020

固形はすり潰して細かくしたり、生の場合は乾煎りする必要がありますが、粉末は混ぜるだけなので楽に作れますよ。

分量は好みによりますが、参考用にタイトル横に比率を載せたので目安にしてみてください。

安定のスパイストリオ「クローブ×ナツメグ×シナモン(1：1：1)」

カレーはもちろん、肉料理や魚料理、乳製品にも使いやすい組み合わせです。

クローブが食材の臭みを消し、ナツメグやシナモンのほのかな甘みや刺激的な風味を与えてくれます。

カレーの風味をプラスしたい場合は次のブレンドがおすすめです。

カレー風「クミン×コリアンダー×チリペッパー(2：2：1)」

カレーっぽい風味になるクミンとコリアンダーの組み合わせに、チリペッパーの辛さを加えたものです。

辛みをつけるチリペッパーは日本語でいう一味唐辛子の事で、カイエンペッパーと呼ぶこともあります。

もしカレーよりもさらにエスニックさを出したい場合は、次の組み合わせにしてみましょう。

エスニック風「クミン×コリアンダー×カルダモン(2：2：1)」

カルダモンの実は、口の臭いをマスキングする目的で食べられるほど爽やかな独特の香りがあります。

カルダモン(固形)を代用品として使う場合は、1人分1粒を目安に使いましょう。

次は、加えると中華風になるスパイスの紹介です。

中華風「チリペッパー×ジンジャー×スターアニス(1：1：1)」

スターアニスの独特の甘みは中国料理っぽさを引き立ててくれます。

辛さを出すチリペッパーと、肉や魚料理に合わせやすいジンジャーはどちらも中華料理と相性が良いスパイスです。

スターアニスの固形を使う場合は、1料理1粒までにします。

果実は固いので、香りづけに使った後は食べる前に取り除きましょう！

次に、和風料理と相性のいいスパイスをご紹介します。

和風「コリアンダー×ブラックペッパー×ジンジャー(2：1：1)」

ブラックペッパーやジンジャーは和食にも馴染みのあるスパイスです。

さらに、ほんのりと甘みのあるコリアンダーは、煮物、焼き物、炒め物などに少量加えるだけで味に奥行きが出ます。

次に紹介するのは、単体でもガラムマサラの代わりとして使えるスパイスです。

3つの香りをあわせ持つ「オールスパイス」

オールスパイスは単体のスパイスでありながら「クローブ・ナツメグ・シナモン」を合わせたような香りがするので、スパイストリオの代わりに使うのもおすすめです。（※12）

次は、ミックススパイスの代表でもあるカレー粉の紹介です。

万能「カレー粉」

様々なスパイスがブレンドされているカレー粉もガラムマサラの代わりになります。

どちらも複数のスパイスで構成されていますが、その違いはターメリックにあります。

ガラムマサラはターメリックが入っていない(もしくはごく少量しか)含まれないのに対して、カレー粉はターメリックが他のスパイスよりも多く含まれているのが特徴です。

ターメリックはそのまま食べると食感が良くないので、よく炒めたり、下処理の時に使うようにしましょう。

最後に、辛さを活かしたスパイスの組み合わせをご紹介します。

辛さ引き立つ「七味唐辛子orチリパウダー」

チリパウダーは、先ほど紹介したチリペッパーと名前は似ていますが、赤唐辛子の他にクミンなどのスパイスやハーブがブレンドされているミックススパイスです。

同じように七味唐辛子も、唐辛子以外に山椒や陳皮(ちんぴ)といったスパイスやハーブが含まれているので、ミックススパイスです。（※13）

料理に辛さと風味を引き出したい場合に利用しましょう。

このようにガラムマサラは単体のスパイスやハーブを組み合わせて代用でき、カレー粉のようにすでにブレンドされている商品も代わりに使えます。

今回は3種類ずつの組み合わせをご紹介しましたが、1種類のみでも、3種類より多く組み合わせても代用として使えます。

次は、代用スパイスをどんな料理に使えばいいのか、使い方やレシピをご紹介しましょう！

ガラムマサラの代用品を用いた代替レシピと作り方のポイント

先ほど紹介したスパイスを、ガラムマサラの代用として料理の仕上げに振りかけたり、下処理の時に風味付けに使いましょう。

それでは、ガラムマサラを使ったレシピとおすすめの代用品をご紹介します！

なお、以下で紹介している各レシピのガラムマサラと、代用するスパイスは同量でOKです。

カレーに使える代用品は多種多様！

固形ルーやレトルトカレーでも、仕上げに以下の代用品を振りかけるだけで一味違うカレーに仕上がります。

もちろん、手作りルーに加えても本格カレーが出来上がりますよ！

次は、ジューシーな唐揚げに使えるスパイスをお伝えします。

ワンランク上の味！スパイシー唐揚げレシピ

唐揚げの下味で使っても、出来た後に少し振りかけるだけでも、スパイシーな味わいを楽しめます。

カレー粉を使う場合は、揚げた後に振りかけると粉っぽい食感が残ってしまう場合もあるので、下処理の時に使いましょう。

最後にスパイスを使った魚料理のご紹介です。

スパイスがアクセントに！魚の切り身ソテーの作り方

淡白な白身魚は、スパイスとの相性も抜群です！

参考レシピはスパイスを下処理に使っていますが、仕上げに振りかけても美味しくいただけます。

最後の仕上げのアクセントに使えるガラムマサラですが、カレー粉で代用するときは下処理に使うのを覚えておきましょう。

それぞれのレシピで紹介したパターンを参考に、他のスパイスを加えてみたオリジナルの調合を試してみるのも楽しいですよ♪

とはいっても、配合はなんだか難しそうだし失敗したくない、という場合はやはり市販のものがおすすめです。

そこで、使いやすいおすすめの商品や特徴の調べ方をお伝えします！

やはりガラムマサラを使いたい！通販で買えるおすすめ品は？

ガラムマサラは商品によってスパイスのブレンドや比率が変わるため風味や香りに違いがありますが、原材料を見ると特徴がわかります。

原材料に先に書かれているものほどスパイスが多く含まれているので、書かれている順番で大まかな特徴を知る目安になりますよ。

ギャバンは、多種類のスパイスが使われカレー粉に近いのでいろいろな料理に合わせやすいです。

S&Bは、カルダモンの爽やかさが際立つので、カレーや調理後の料理の仕上げに振りかけて新鮮な風味をいただきましょう。オーガニックシリーズがおすすめです。

料理の仕上げに振りかけるだけでもプロの味に変身するので、ぜひ試してみてください♪

結論｜ガラムマサラがない時は代用品を活用しよう

ガラムマサラがない場合でも、各スパイスで代わりを作ることができますし、カレー粉のようなミックススパイスでも代用できます。

ただし、カレー粉にはターメリックが含まれているので、料理の仕上げにかけることはあまりせずに、下処理に使いましょう。

今回ご紹介したスパイスの特徴や組み合わせを参考に、ぜひ好みの配合でオリジナルガラムマサラを作ってみてください。

 

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