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食材・料理のQ&A

とろけるチーズにカビ?青カビ・赤カビ・白い粉はNG?見分け方は

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料理・食材
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とろけるチーズ カビ

【執筆者:管理栄養士 宍戸恵】

古いとろけるチーズに黒・青・赤等の変色が見られたら、カビに汚染されている可能性があります。

残念ですが、安全性を考慮して処分を検討してください。

一方で青カビ・赤カビのような変色ではなく、白い粉であれば品質上問題なく食べられます。

見分け方や、カビを防ぐ為の保存方法を紹介していきます。

この記事を読むとわかる!
とろけるチーズ のこと

 

  • カビかどうかの見分け方
  • 汚染されたものを食べるリスク
  • 日持ちの目安
  • 保存期間を延ばす工夫

手元のチーズが使えるのか不安な人、いつも途中で消費ペースが落ちて無駄にしてしまう人、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

   

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とろけるチーズの白い粉は大丈夫|カビの見分け方

とろけるチーズ カビ

チーズにはブルーチーズやカマンベールチーズのように、あえてカビを利用して作るチーズもありますが、とろけるチーズはカビを使用せず作られます。

変色や異臭は空気中を漂うカビが付着・増殖した結果で、腐敗している可能性が高いです。

カビが生えたようなとろけるチーズの見分け方
状態 原因
食べられる 白い粉 セルロース
(不溶性食物繊維)
食べられない 黒・青・赤の
部分的な変色
カビの可能性が高い
異臭

白い粉の正体であるセルロースは、パラパラと使うシュレッドタイプのチーズ同士がくっつかないように加えられているものであり、害はありません。

とろけるチーズには2種類ある
  • シュレッドチーズ
    ナチュラルチーズを細かく裁断したもの
    (例:ピザ用チーズ ミックスチーズ)
  • スライスチーズ
    1枚のシート状で個包装されているもの

▼シュレッドチーズ例

▼スライスチーズ例

ナチュラルチーズや種類に関してはこちらで詳しく解説しています。

いずれの種類でも、基本的にカビが生えたものは処分を検討してくださいね。

青カビや赤カビの例|健康へのリスク

カビは体に無害・食品に利用されるカビもある一方で、体に害を与えるカビ毒を生成する種類もあります。(※1)

基本的にカビ毒は加熱しても分解されません。

こちらの人のように乳製品は特に青カビ(ペニシリウム属)、あるいは黒カビ(クラドスポリウム属)が発生しやすい食材です。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
青カビといってもブルーチーズを作る際に利用される有用なものから、カビ毒を作るものまで、青カビだけでも150菌種に分類されるので、安易に食べないでくださいね。(※2)

また、赤カビに汚染された口コミもあります。

こちらも、やはり空気中を漂うカビの胞子が付着し、増殖したものと考えられます。

部分的にカビを取り除く行為も健康を害するリスクが伴うので避けましょう。目視で確認できない部分にも、既にカビの根が伸びている可能性があるからです。

また2種類のとろけるチーズでも、製造工程の違いにより日持ちに幅があるので、使い方だけでなく消費ペースに合わせて選んでも良いですね。

シュレッドチーズとスライスチーズの日持ち

一般的にパラパラと使うシュレッドチーズより、スライスチーズの方が長持ちします。

とろけるチーズの日持ち(要冷蔵)
未開封 開封後
シュレッドチーズ
(ピザ用チーズや
ミックスチーズ 等)
3~4ヶ月 お早めに
(1週間程度)
スライスチーズ 7~9ヶ月 お早めに
(2週間程度)

シュレッドチーズは細かく裁断されている分、空気に触れる面積が大きく、カビや菌が付着しやすい形状をしています。

また製造の違いも日持ちに大きく関係し、一般的にシュレッドタイプはナチュラルチーズ、スライスはプロセスチーズに分類されます。

ナチュラル・プロセスチーズの違い
ナチュラルチーズ 生乳に乳酸菌・凝乳酵素やカビ等を
用いて発酵熟成させたもの
▼例
カッテージチーズ
モッツァレラチーズ
ブルーチーズ 等
プロセスチーズ ナチュラルチーズを
加熱処理して作られたもの
▼例
スライスチーズ
ベビーチーズ
キャンディチーズ 等

プロセスチーズ(スライス)は加熱処理を経ている為、熟成が進まず風味が安定し賞味期限も長く設定されていることが多いです。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
ナチュラルチーズは常に発酵熟成が進んでいます。時間の経過と共に味の変化を楽しめる点が魅力です。

ナチュラルチーズで起こりやすい食中毒や日持ちはこちらで詳しく解説されています。

いずれも賞味期限は未開封で正しく保存(10℃以下の冷蔵庫)されていることが前提の期限なので、開封後は早めに使いましょう。

どちらも冷凍保存ができるので、「すぐには使い切れないな」という人は工夫して長持ちさせましょう♪

 

とろけるチーズを日持ちさせるなら冷凍保存を

とろけるチーズ 青カビ

どちらも冷凍後1ヶ月程度日持ちし、凍ったまま使えます。

とろけるチーズを冷凍する方法
シュレッドチーズ そのまま冷凍用保存袋へ
平らにして空気を抜く
スライスチーズ 個包装の状態のまま
冷凍用保存袋へ

シュレッドチーズは冷凍の途中段階で軽く揉み解すと、くっつかずパラパラと使いやすいです。

普段使いからアレンジまで、使い道を幅広く知っておくと「冷凍庫の奥で眠っていた!」という事態も防げます。

料理のトッピングや主役としても

ピザやグラタン以外にも合いますよ。

ちょい足しチーズの使い方
  • トースト
  • ハンバーグ
  • カレーライス(カレーうどんにも♪)
  • タコライス
  • オムライス 等

ワンプレートへのトッピングは、熱々のところに凍ったチーズを乗せるか、トッピング後に電子レンジを使って温めると、溶けやすいです。

また大量にピザ用チーズ・ミックスチーズを使いたいときは、ホットプレートでパーティメニューはいかがでしょうか♪

わいわい食べたい大量消費レシピ

Cpicon メチャうまチーズタッカルビ by まーちゅんまま

トッポギを入れると本格的に♪

Cpicon 簡単♪ホットプレートdeチーズフォンデュ by *shinku*
好きな具材・お野菜を用意して♪

記事を参考にしながら美味しく最後まで使い切ってくださいね!

 

結論 | とろけるチーズはカビが生えやすい!冷凍がおすすめ

とろけるチーズ のまとめ
  • 黒・青・赤の変色や異臭はカビの可能性が大きい
  • 白い粉はチーズ同士がくっつかないように施されたもの
  • カビにはカビ毒を生成するものも
  • スライスチーズの方が日持ちする
  • 冷凍保存で賢く使い切る

ブルーチーズやカマンベールチーズのようなナチュラルチーズは劣化しないよう、アルミホイルやペーパーで包む等の保存時の管理が大変な面があります。

一方とろけるチーズは開封後も保存袋に入れて冷凍しておけば、日持ちする上に使い勝手も良い点が嬉しいですね。

比較的安価でかつ幅広く使えるので、カビ対策をしながら日々の食卓で無駄なく使い切ってください♪

 

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