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食材・料理のQ&A

コンビニ弁当は常温保存で何時間OK?放置は腐る?夏・冬の違いも

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料理・食材
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コンビニ弁当 常温

【執筆者:管理栄養士 市沢淳美】

コンビニ弁当は、常温(20℃前後)で販売されている常温弁当と、5~10℃前後で販売されて常温保存できないチルド弁当があります。

ただし、夏は高温多湿になりやすいため、常温弁当を何時間も放置し過ぎると腐るかもしれません。

チルド弁当は5℃前後の冷蔵庫で保存しなければいけないので、冬でも温度管理をしましょう。

コンビニ弁当を傷ませることなくおいしく食べるために、以下の項目についてご紹介します。

この記事を読むとわかる!
コンビニ弁当 のこと

 

  • 常温保存できる目安の温度と時間
  • 常温放置する際に夏と冬で気を付けるポイント
  • 腐った状態の見分け方
  • 冷蔵庫や冷凍庫で保存するコツ

コンビニ弁当を朝買って昼に食べる場合の注意点や、冷蔵庫でご飯がパサパサになるのを防ぐ方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!

   

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チルド弁当以外のコンビニ弁当は常温保存できる

コンビニ弁当 常温 放置

コンビニ弁当の中でも、常温弁当であれば消費期限まで常温保存可能ですが、チルド弁当は常温保存できません

常温弁当とチルド弁当の違い
常温弁当 チルド弁当
日持ち目安 未開封 消費期限まで
※正しい保存方法を守った場合
開封後 早めに食べ切る
陳列・販売時の温度 20℃前後 5~10℃前後
※常温保存不可
店頭販売時間の例 約18時間 約66時間
保存方法の表示例 ・常温で保存
・直射日光、
高温多湿を避ける
・要冷蔵
・10℃以下

常温弁当であっても、開封したものは雑菌が入ったり、酸素に触れたりすることで、傷みやすくなるので早めに食べ切りましょう。(※1)

さらに高温多湿になりやすい夏場は注意が必要です。

夏に何時間も放置するのは危険|冬は暖房器具から離して置く

常温保存できるコンビニ弁当でも、夏場は常温を超えて高温多湿になりやすいため注意が必要です。

 常温:25℃くらいを指す
 高温多湿:外気温や室温が25℃以上で、湿度75%以上あること(※2)

高温多湿の環境で放置した場合は、消費期限内でも腐る可能性があります。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
冬でも暖房器具のそばに置くと高温になる可能性があるため、注意してくださいね!

コンビニ弁当がいつまでもつかは、商品や保存環境によって大きく異なるため、一概に半日や翌日までなど明言できません。

万が一に備えて、腐ったコンビニ弁当の見分け方を確認しておきましょう。

腐って食べられないコンビニ弁当の見分け方

コンビニ弁当が腐ると、見た目や臭いなどで食べられない状態がわかります

ただし、食べてみて異変に気付く場合もあるので注意しましょう。

腐ったコンビニ弁当の特徴
見た目
変色
カビが生えている
臭い
匂い
におい
・鼻がツンとする
・アルコール臭

食感
触感など
・酸味がある
・口の中がピリピリする
・おかずが異常に柔らかい
ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
消費期限切れはもちろんのこと、消費期限内であっても異変を感じたら食べない方がいいでしょう。
消費期限安全に食べられる期限であるため、消費期限切れは食べられない可能性が高いです。それに対し、賞味期限おいしく食べられる期限であるため、賞味期限切れがすぐに食べられない状態になるとは限りません。(※3)

買ってから食べるまでに時間があいても腐らせないよう、適切な保存方法を確認しましょう。

 

常温でコンビニ弁当が腐るのを防ぐ保存方法

コンビニ弁当 常温保存

コンビニ弁当は種類によって保存方法が異なるため、表示をしっかりと確認しましょう。

コンビニ弁当が腐るのを防ぐ保存方法
常温弁当 未開封 ・直射日光・高温多湿を避ける
25℃以上、湿度75%以上は冷蔵庫へ
・冷凍保存も可能
開封後 ・冷蔵庫へ入れる
(消費期限に関わらず早めに食べ切る)
チルド弁当 ・冷蔵庫へ入れる
・冷凍保存も可能

コンビニ弁当を朝買って昼に食べたい場合の季節に応じた対処法や、冷蔵・冷凍方法のコツを確認しましょう。

朝買って昼に食べる場合|商品の選び方と保存方法

コンビニ弁当を購入後、すぐに冷蔵庫へ入れられない場合は、季節に関係なく常温弁当を選ぶことをおすすめします。

夏だけでなく冬でも、電車や車での移動時間~食べるまでの時間を、チルド弁当に適した5~10℃で保つのは難しいからです。

高温多湿になりやすい夏場は常温弁当でも保冷剤と一緒に保冷バッグへ入れて、持ち歩くようにしましょう。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
表示を確認する必要はありますが、常温弁当はおにぎりコーナーの下に陳列されていることが多いです。選ぶ際の参考にしてくださいね!

すぐに冷蔵庫へ保存できる場合でも、ご飯がパサパサにならないか心配ですね。

コンビニ弁当を冷蔵庫へ入れても、パサパサになりにくい方法があるので見てみましょう。

冷蔵庫でご飯がパサパサになるのを防ぐ保存方法

コンビニ弁当の中でも常温弁当を冷蔵庫で保存する場合、野菜室へ入れるとご飯がパサパサになりにくいです。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
ご飯は時間が経つと老化し、硬くなる性質があります。ご飯の老化は0~4℃で進行しやすいため、これを防ぐには通常の冷蔵室(約0~6℃)よりも野菜室(約4~9℃)の方が適しています。

野菜室がない場合は通常の冷蔵室へ保存し、温めてから食べるとおいしく食べられます。

一方、チルド弁当はもともと通常の冷蔵室と同等の温度帯で管理されているため、野菜室よりも通常の冷蔵室の方が適しています

冷蔵庫ではなく冷凍庫で保存したい場合の方法や、お弁当をストックしたい時の対処法なども見てみましょう。

におい移りを防いでおいしさを保つ冷凍方法

冷凍保存は推奨されていないため自己責任ではありますが、密閉容器に移して保存するとにおい移りを防げます

ただし生野菜・豆腐・こんにゃくなど、冷凍に向かない食材も複数あります。

冷凍庫にお弁当をストックしたい場合は、最初から冷凍されているお弁当を購入すると便利ですよ。

 

結論|チルド弁当以外のコンビニ弁当は常温保存できるが夏は注意

コンビニ弁当 のまとめ
  • チルド弁当以外は常温(25℃未満)で消費期限まで保存可能
  • カビ・異臭・粘りは腐っている
  • 朝買って昼に食べるならチルド弁当は避けて選ぶ
  • 夏は保冷バッグで持ち歩こう
  • 野菜室で保存するとご飯がパサパサになりにくい

コンビニ弁当の中でも、おにぎりの下に陳列されていることが多い常温弁当は、消費期限まで常温(25℃未満)で保存できます

一方、チルド弁当とは5~10℃前後で管理されているお弁当のことで、冷蔵庫で保存する必要があります。

夏場は高温多湿になりやすいため、購入してから食べるまでに何時間も放置する場合は、常温弁当でも保冷バッグに入れましょう。

冷蔵庫や冷凍庫で保存する際は、野菜室へ入れたり、密閉容器に移したり、ひと工夫して最後までおいしく食べてくださいね。

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