【執筆者：編集部 山上由利子】
フルグラは商品に記載してある保存方法を守り未開封であれば、賞味期限切れでもまだ食べられる可能性は高いです。
しかしいったん開封したものや、未開封でも保存方法を誤ると賞味期限内でも品質が劣化する可能性があります。
そこでこの記事では、フルグラの品質を損なうことなく美味しく食べ切るために知っておきたい以下の項目をご紹介します。
フルグラのこと
- 賞味期限と開封後の日持ち目安
- 未開封でいつまで日持ちするのか
- 正しい保存方法
- 早く食べ切るときの活用法
ずいぶん前に開封したものが食べられるかどうか迷っている人や、ダニが心配で冷蔵庫に保存した方がよいか悩んでいる人はぜひ参考にしてくださいね ♪
目次
フルグラの賞味期限切れは食べられる？｜開封後は劣化に注意
フルグラは殆ど水分を含まないので劣化しにくい食品です。
未開封で保存方法が正しければ賞味期限切れですぐに品質が落ちるとは考えにくく、食べられる可能性は高いです。
フルグラ以外にも似たような商品がありますが、いずれもシリアルにナッツ類・シロップ類・食物油を混ぜて焼き上げたグラノーラに乾燥フルーツを加えたもので、常温で比較的長く日持ちします。
| 賞味期限 | 開封後の日持ち | |
|---|---|---|
| フルグラ | 7～8ヶ月（種類による） | 1ヶ月程度 |
| 他社類似商品 | 8～12ヶ月程度 | 2～3週間程度 |
フルグラに表示されている賞味期限は日持ちする食品に設定されるもので、期限が切れたからと言って、すぐに食べられなくなるわけではないとされています。
未開封で正しく保存した場合で ・消費期限：安全に食べられる期限（期限を過ぎたら食べない方が良い）
・賞味期限：品質は変わらずに美味しく食べられる期限
フルグラは未開封で正しく保存していれば、賞味期限切れでも食べられる可能性が高いです。
未開封なら品質が保たれている可能性あり
賞味期限は安全を考慮して短めに設定されているので、未開封のフルグラは正しく保存していれば、賞味期限切れでも問題なく食べられる可能性が高いです。
賞味期限は保存試験を行い、品質に問題ない期間（可食期間）に安全係数（多くは0.8）をかけて設定されます。安全に万全を期すために期限は短めに設定されています。(※2)
わかりやすく式であらわすとこうなります。
フルグラの賞味期限を8ヶ月、安全係数を0.8として可食期間がいつまでなのか逆算してみましょう。
8÷0.8＝10（可食期間＝賞味期限÷安全係数）
保存試験で10ヶ月は品質に問題がなかったと推測できます。
未開封で正しく保存していれば、賞味期限切れでも計算上2ヶ月程度なら問題ない可能性が高いと思われます。
賞味期限切れでも食べられる可能性があるのは、未開封で保存方法を守った場合に限ってのことです。
開封後は空気に触れることで吸湿や酸化が起こるので、賞味期限内でも品質が劣化する可能性はあります。
開封後は吸湿や酸化などで劣化しやすい
フルグラは焼き上げて乾燥させ保存性を高めた商品です。
開封後は空気中の湿気に注意しましょう。
吸湿するとザクザクとした食感も台無しになってしまいますね。
フルグラには植物油が含まれているので、酸化が起こりやすいです。
吸湿や酸化が起こると化学反応が起こり品質が劣化する可能性があります。
栄養強化のために添加されているビタミンは酸化や光により分解しやすいので、開封後は徐々に品質が劣化していきます。
品質を損なうことなく美味しく食べ切るためには、正しく保存することが重要となります。
フルグラの正しい保存方法と早く食べ切るためのヒント
フルグラは密封性・遮光性にすぐれた包装袋に入っているので、未開封であれば賞味期限内は品質は保たれています。
しかし開封後は吸湿や酸化で品質が劣化しやすいので注意しましょう。
未開封・開封後ともに常温保存ですが、夏場の車中など高温にさらすと酸化が急激に進み、ビタミンなどの栄養成分が変化するかもしれません。
| 常温 | 直射日光の当たる所、高温多湿の所を避ける 密封・遮光保存 |
|---|---|
| 冷蔵 | 推奨されない |
| 冷凍 | 推奨されない |
メーカーは食感を重視して常温保存を推奨しています。
- 冷えたものを開封する際、温度差で結露が生じ、中身が湿気ることがある
- ドライフルーツが冷えると硬くなる
- 冷蔵庫の他の食品の匂いが移ることがある
冷蔵庫に入れずに常温保存となると湿気・光・ダニに注意しなければなりません。
ポイントは品質保持とダニ対策
室内の環境は品質に大きな影響を与えます。
梅雨の時期など室内の湿度が高い時期は湿気に注意しましょう。
商品の袋は遮光性に優れているので、袋のまま入れましょう。
遮光することでビタミンの分解を防ぎます。
湿度が低いとダニは死ぬので、乾燥剤はダニ対策としても有効です。
今日はおこめを炊かない日だったので朝はグラノーラのつもりだったんですが、なぜか自分より先にダニが食ってて(※ダニにやられるとグラノーラの粒々がズラッと数珠繋ぎになった状態で出てきます)、あまりのことに思考が停止した
湧く湧くさん、ドライフルーツ大好きだもんね……— しをはら (@hakatano_shiwo) April 25, 2018
開封後長期間置いておくとダニがわくのでしょうか。
ダニが気になる人にはこんな商品もありますよ。
正しく保存していても品質の劣化は徐々に進むので、1ヶ月程度を目安に早めに食べ切りましょう。
どうしても残りそうなら、普段と違った食べ方にチャレンジしてみましょう。
フルグラの消費ペースを上げる活用法
フルグラには穀物・ナッツ・ドライフルーツが入っています。
コーンフレークよりも味や色どりに変化があるのでいろいろ活用できそうです。
食感・彩のアクセントとしてサラダのトッピングに使うと普段と違ってオシャレな感じです。
アイスや生クリームでパフェを作る時、かさ増しとしても使えます。
手作りスイーツとして使っている人は結構多いですね。
ミンチとの相性もいいので、レタス包みやドライカレー・タコライスにふりかけたら食感も見た目も楽しめますよ ♪
いろいろチャレンジしてみましょう！
フルグラの1日の適量や詳しいことはこちらを参考にしてくださいね ♪
詳しくはこの記事をチェック！
結論 |フルグラの 賞味期限切れは湿気とにおいをまずチェック
- 未開封なら賞味期限切れでも食べられる可能性あり
- 開封後は1ヶ月程度で食べ切る
- 詰めかえず包装袋のまま遮光保存
- 湿気・酸化・ダニ対策でさらに密閉容器に入れるのがベスト
- トッピングや手作りスイーツに活用する
フルグラは賞味期限切れでも食べられる可能性が高いですが、湿気り具合やにおいを確かめてから食べるかどうか判断しましょう。
湿気ていたり油臭いにおいがすれば品質が劣化している可能性があるので、食べないことをおすすめします。
開封後は品質が劣化しやすいので、早めに食べるようにしましょう。
食べきれそうにない場合は、料理やスイーツにも使ってみてくださいね ♪
