もずく酢の賞味期限切れ1週間･1ヶ月は腐る？日持ち目安と保存法

【執筆者：管理栄養士 浦川彩子】

賞味期限切れのもずく酢を食べたら、未開封の場合必ずしも体調を崩すとは限りません。

ただし、保存方法を守らないと期限内でも腐る恐れがあるので注意しましょう。

この記事では、期限切れ1週間・1ヶ月のもずく酢は食べられるのか、日持ちさせる正しい保存方法など、以下の項目を紹介します。

冷蔵庫から期限切れのもずく酢が出てきて食べられるか不安な人は、ぜひ参考にしてくださいね。

もずく酢は賞味期限切れでも大丈夫かも｜未開封・開封後の日持ち

もずく酢は、未開封で保存方法が適切であれば、賞味期限切れから数日経っても食べられる可能性があります。

ただし、メーカーは推奨していないのであくまでも自己責任になります。

もずく酢の賞味期限・日持ち目安

市販品	カップ	18～32日程度
	ジッパー付 袋タイプ	冷蔵：20～40日程度 冷凍：90～180日程度
手作り・開封後		お早めに

もずく酢は包装方法によって賞味期限に差があります。

日持ちする理由｜消費・賞味期限の違い

もずく酢には、比較的日持ちする食品に設定される賞味期限が記載されています。

カップ入り、ジッパー付の袋タイプのもずく酢が日持ちするのは、衛生管理が徹底された工場で充填されたからです。

また、－15℃以下で保存することで菌の増殖を抑えられるので、冷凍品はより保存期間が延びます。（※2）

ただし、開封後は空気中の雑菌が入り込むので傷みやすくなります。

生もずくを購入して自分で味付けした場合も同様です。

常温放置は避けて、なるべく早く食べきりましょう。

一方、保存方法を守り、未開封であれば賞味期限切れでも食べられるかもしれません。

期限切れ1週間･1ヶ月は危険？いつまで大丈夫か

もずく酢に記載された賞味期限は、余裕をもって設定されています。

メーカーがテストして算出した品質が保たれる最大期間に、1未満の安全係数をかけているからです。（※3）

従って、安全係数を用いて逆算すると期限切れからいつまで大丈夫か、大体の目安がわかります。

賞味期限が30日の冷蔵品なら1週間程度、180日の冷凍品なら1ヶ月程度過ぎても大丈夫な可能性があります。

ただし、期限切れ食品を食べることをメーカーは推奨しておらず、あくまでも自己責任になります。

見た目や味がいつもと違うと感じたら、すぐに食べるのをやめましょう。

腐るとどうなる？食べられない場合の特徴

もずく酢が腐るとカビが生える、ドロドロに溶けているなどの異変が生じます。

腐ったもずく酢の特徴

見た目 変色	・カビが生えている ・購入時よりもパックが膨らんでいる
臭い 匂い におい	明らかに嫌悪を感じる臭い
味 食感 触感など	・ドロドロに溶けている ・舌を刺すようなピリピリ

もずくには元々ぬめりがあるので見分けるのが難しい場合もありますが、見た目や臭いも確認して、少しでも異変があれば食べない方が安全です。

保存方法を誤ると期限内でも食べられなくなる恐れがあります。

正しく保存して日持ちさせましょうね。

常温はNG｜もずく酢の正しい保存方法

もずく酢を日持ちさせるには冷蔵・冷凍保存しましょう。

もずく酢の正しい保存方法と保存期間目安

常温	NG
冷蔵 （翌日まで）	清潔な器やタッパーに入れて密閉
冷凍 （1ヶ月程度）	1.冷凍用保存袋に直接入れる 2.空気を抜き薄く広げる 3.菜箸で1食分ずつ溝を作る

常温は細菌が増殖しやすい温度帯なので、劣化を早めます。

すぐに食べきれる場合は冷蔵庫で、日持ちさせたいなら冷凍保存しましょう。

冷凍で保存期間を延ばそう

もずく酢は冷凍保存すると1ヶ月程度日持ちします。

カップのまま冷凍しても大丈夫です。

生野菜を加えたものを冷凍すると、解凍時に水っぽくなるので避けましょう。

長期間の保存や冷凍庫内の温度変化により解凍と冷凍が繰り返されると、冷凍焼けを引き起こす恐れがあります。

冷凍焼けしたら食べられない訳ではないですが、色や食感が変わり品質が低下します。

冷凍庫の扉を開けっ放しにしない、冷凍庫から出したらすぐにしまうなど、なるべく温度を一定に保ちましょう。

解凍する際は、冷蔵庫で自然解凍しましょう。

結論｜賞味期限切れのもずく酢は見た目や臭いを確認しよう

商品によっては期限切れから1週間・1ヶ月でも食べられる可能性があります。

ただし未開封で保存状態が良い場合に限り、保存方法を誤ると期限内でも腐る危険性があるので注意しましょう。

食べる前には臭いや見た目を確認して、あやしいと感じたら食べるのをやめましょう。

日持ちさせたい場合は冷凍保存を活用して、ヘルシーでダイエットにも向いているもずく酢をおいしく食べきりましょうね！