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食材・料理のQ&A

豚の角煮の日持ち|冷蔵庫・冷凍保存期間は?保存のコツも解説!

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料理・食材
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豚の角煮 日持ち

【執筆者:編集部 山上由利子】

豚の角煮は長時間加熱調理していますが、あまり日持ちしません。

冷蔵庫で3日程度、冷凍保存で2~3週間程度を保存期間の目安として、早めに食べることをおすすめします。

しっかり煮込んでいるから傷みにくいと思われがちですが、扱いを間違えると食中毒が起きる可能性があり注意が必要です。

そこでこの記事では、豚の角煮を美味しく安全に食べきるために知っておきたい以下の項目をご紹介します。

この記事を読むとわかる!
豚の角煮のこと

 

  • 賞味期限の目安
  • 食中毒を防ぐための注意点
  • 長持ちする冷凍保存のコツ
  • できたてを再現できる解凍方法

時間のかかる豚の角煮をもっと手軽に食べたい人や、たくさん作っていつも余らせて困っている人は、ぜひこの記事を読んで参考にしてくださいね ♪

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豚の角煮の日持ち目安|冷蔵庫・冷凍保存期間は?

豚の角煮 保存期間

豚の角煮はじっくり煮込んであるので日持ちしそうですが、保存期間の目安は冷蔵保存で3日程度です。

食中毒菌のなかには熱に強い菌もあり、煮込んだからといって菌が死滅しているわけではありません。

細菌は温度・水分・栄養分の3つの条件がそろうと爆発的に増殖します。(※1)

調理後常温放置すると、食中毒菌が増殖し食中毒が起きる可能性があります。

手作りの豚の角煮の日持ち・賞味期限の目安
常温 NG(2時間程度まで)
冷蔵 3日程度(お早めに)
冷凍 2~3週間

市販品には常温・冷蔵・冷凍タイプがそろっています。

加圧加熱殺菌処理がしてあるレトルト食品は常温保存が可能です。

市販品の日持ちに関しては、消費期限が記載されているものは必ず日付を守りましょう。

賞味期限に関しては期限切れですぐに食べられないわけではありませんが、未開封で正しい保存法を守ったうえで、品質が保障されている期間であることを認識しておきましょう。

未開封で保存方法を守った場合で、消費期限は「安全に食べられる期限」、賞味期限は「品質が変わらずに美味しく食べられる期限」のことです。(※5)

豚の角煮のような煮込み料理はとくに熱に強いウェルシュ菌に注意が必要です。

常温放置が危険な理由

豚の角煮を常温放置すると、ウェルシュ菌食中毒が起きる可能性がありとても危険です。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
細菌の多くは75℃で1分間以上の加熱で死滅しますが、ウェルシュ菌は熱に強い芽胞に形を変えて100℃で1~6時間の加熱でも生き残ります。ウェルシュ菌食中毒は特にカレーや煮物で起こりやすいので気を付けましょうね(※2)

調理後ゆっくりと冷める過程で、酸素の少ない鍋の底などでウェルシュ菌が爆発的に増殖します。(※3)

ウェルシュ菌が増殖した食品を食べると、約6~18時間後に下痢や腹痛の症状があらわれます。

通常は1~2日で回復しますが、気を付けたい食中毒です。

ウェルシュ菌食中毒を防ぐには
  • 加熱調理後は2時間以上常温放置しない
  • 保存する場合は小分けして速やかに冷まし冷蔵・冷凍する
  • 保存後食べる前には必ず再加熱する

豚の角煮は常温放置せず、すぐに食べない場合は冷蔵・冷凍しましょう。

冷蔵庫でもあまり日持ちしない理由

豚の角煮の冷蔵保存での日持ち期間は3日程度を目安にするといいでしょう。

レシピによっては冷蔵保存で3日とか5日など保存期間の目安が異なりますが、衛生状態や材料の鮮度などの条件によって一概にはいえないため、できるだけ早めに食べきりましょう。

食品は調理後、調理器具や空気に触れるうちにさまざまな細菌が付着し汚染されます。

細菌の多くは10℃以下になると増殖スピードが極端に落ちていきます。

しかし活動をやめたわけではありません。

冷蔵庫に保存中も食品は細菌の酵素で分解され、徐々に風味が変わります

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
時間の経過とともに食品は次第に劣化し風味が損なわれ、ついには腐敗します。食品は冷蔵庫に長時間保存せず、なるべく早めに食べましょう。

また食中毒菌のなかには低温でも増殖する菌もいるので、冷蔵庫を過信せず早めに食べることが大切です。(※4)

冷凍での賞味期限は2~3週間を目安に

冷凍保存では2~3週間を目安にするといいでしょう。

ホームフリージングはどうしても急速冷凍が難しいうえに、つねに-18℃を維持することが困難なため、冷凍品の劣化が早く進みます。

腐敗菌や食中毒菌は冷凍庫では増殖できないので食品は腐敗しませんが、家庭の冷凍庫では乾燥や酸化が進みやすくいわゆる冷凍焼けを起こしてしまい、品質が劣化し美味しさが損なわれます。

冷凍保存でもなるべく早めに食べきりましょう。冷凍方法はこちらを参考にしてくださいね。

豚の角煮を最後まで美味しく食べきるためには、正しい保存方法守ることが大切になります。

豚の角煮を日持ちさせる保存方法

豚の角煮 保存

豚の角煮を日持ちさせるには、菌をつけない・増やさないことを意識しましょう。

豚の角煮の正しい保存方法
常温 NG
冷蔵 空気に触れないよう密閉
冷凍 1回分を煮汁ごとジップ付き保存袋に入れ空気を抜く
急速凍結スペースや金属トレーを使用して急速冷凍
ジップ付き保存袋をさらに密閉容器に入れ二重にする

菌をつけないよう空気を遮断し、菌を増やさないよう小分けして速やかに冷やすことが重要です。

冷蔵庫での密閉保存方法|3日以内が目安

豚の角煮は冷蔵保存では徐々に品質が劣化し風味が落ちるので、3日以内には食べきりましょう。

劣化を防ぐには、空気を遮断することです。

ジップ付き保存袋に煮汁ごと入れ、空気を抜くのが一番効果的です。

密閉容器にいれて冷蔵保存する場合は、豚の角煮が完全に冷めてから密閉容器のふたをしましょう。

食品が温かいままふたをすると、蒸気が容器内に残り、水滴にカビや細菌が増殖します。

密閉容器でも落し蓋ならぬ落としラップをすれば、空気に触れるのをかなり防げます。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
密閉容器に二回りほど大きめのサイズのラップを敷いてから食品を入れ、余った部分のラップを折り返し食品を包むように密着させる方法もあります。密閉容器を消毒する手間が省け、より衛生的ですね。

冷凍保存は日持ち以外のメリットも|上手な解凍方法

冷凍保存で日持ちさせるには、できるだけ急速に冷凍し、温度変化を防ぐことが重要なポイントです。

急速に冷凍しないと、氷の結晶が大きくなり食品の細胞を壊し、解凍したときに食感・風味が落ちます。

できるだけ速やかに冷凍しましょう。

家庭の冷凍庫は扉の開閉のたびに温度が変化し、冷凍品もその都度部分的に溶けたり凍ったりを繰り返し品質が劣化します。

保存袋と容器を使って二重に保存しましょう。

実は豚の角煮は冷凍することで肉が柔らかくなると評判です。

冷凍すると肉に含まれる氷の結晶が膨張し、繊維が壊れるため肉が柔らかくなります。

煮る前でも後でも、冷凍するとやわらかくなる効果があるそうです。

同じように大根も冷凍することで組織が壊れ、より一層味がしみ込みやすくなるのだとか。

大根と一緒に豚の角煮を冷凍するのもいいですね。

こちらの記事では下味冷凍という方法を紹介しているので、参考にしてくださいね。

解凍は、温度変化によるダメージを抑えるよう冷蔵庫でゆっくり行うのがおすすめです。

急ぐ場合はレンジで少し解凍してから鍋に移し弱火で解凍しましょう。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部

食べる前には必ずしっかり加熱することをお忘れなく。

中心温度が75℃で1分間以上の加熱が目安です。鍋で温める場合は、ふたをして煮汁が沸騰後、とろ火~弱火で5分間程度加熱しましょう。できたての美味しさを再現できますよ ♪

豚の角煮は冷凍すると日持ちするだけでなく、肉がトロトロに柔らかくなるので調理法としてどんどん活用したいですね。

結論|豚の角煮は冷凍保存すると日持ちして美味しくなる

豚の角煮のまとめ
  • 常温放置はNG
  • ウェルシュ菌食中毒に要注意
  • 冷蔵の日持ち期間は3日程度
  • 冷凍では2~3週間で食べきる
  • 冷凍すると肉が柔らかくなる

豚の角煮は長時間加熱してもウェルシュ菌は死滅しないので、調理後の保存には十分注意しましょう。

冷蔵では3日程度しか日持ちしないため、冷凍保存することをおすすめします。

冷凍のメリットとして肉が柔らかくなり、さらに美味しくなります。

手軽に美味しい豚の角煮を楽しんでくださいね ♪

 

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