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生活のQ&A

自転車と接触!大丈夫と言われたら警察への届けは不要?対処法は

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自転車と接触 大丈夫と言われた

【執筆者:編集部 鳥越菜生】

自転車と接触したら、大丈夫と言われたからといって警察を呼ばないのは要注意です。

自転車事故は軽い接触でも人身事故になることが多いため、警察を呼ばなかった場合もあとで被害届を出され、ひき逃げとして後日連絡が来る可能性があります。

そんなことになったら大変ですよね。

この記事では、自転車と接触して大丈夫と言われたときも正しく対処できるように、以下の項目について詳しく解説します。

この記事を読むとわかる!
自転車と接触したときのこと
  • 大丈夫と言われたのに警察を呼ぶ必要があるか
  • 軽い接触でも注意が必要な理由
  • ぶつかったが怪我なしの場合はどう対処すべきか
  • 事故後の正しい対処法と警察を呼ばなかったときの罰則

軽い接触事故で相手が行ってしまった場合や、自転車が人とぶつかった場合も警察への連絡が必要かなども解説しますので、ぜひ参考にしてください。

   

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自転車と接触したら大丈夫と言われた場合も要注意 | 不申告はNG

自転車 ぶつかった 怪我なし

自転車と接触したら、見た目に軽い衝撃だと思われても相手から大丈夫と言われたとしても、事故として警察に連絡を入れて対応することをおすすめします。

自転車との軽い接触でも警察に連絡すべき理由
  • 事故には違いなく人身事故扱いになりやすい
  • 「大丈夫」と言ってもあとで痛みや自転車の故障が見つかる場合もある
  • 後日相手が被害届を出す可能性がある
  • 最悪の場合ひき逃げ扱いにされるリスクがある
  • 警察が作成する「実況見分調書」がないと保険が使えない場合がある
ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
自転車に乗っていた人は本当に痛いところがなくて大丈夫と言ったかもしれませんが、車とぶつかったことで混乱し、とっさにそう言ったかもしれません。

そしてあとになって痛みを感じたり家族に促されたりして、後日被害届を出すことになる場合もあるようです。

軽い接触でも人身事故になる可能性大 | 後日被害届を出すかも

車で自転車と接触すると、車と自転車の傷や破損だけでなく、自転車側は怪我(ケガ)をしやすい状況なので人身事故になる可能性が高いです。

軽い接触事故でもあとになって体に痛みや重い症状が表れる場合もあるので、後日警察に被害届が出されることも考えられます。

交通事故は、物損事故と人身事故に分けられます。被害・損害が車両や物のみの場合は物損事故ですが、軽微であっても人に対して何らかの被害があれば人身事故になるので注意しましょう。

人身事故を起こしたあと正しく対応せず「警察呼ばない」ままで立ち去るとひき逃げ扱いになり、突然警察から連絡が来るかもしれません。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
ちなみにぶつかって自転車が壊れても怪我なしなら物損事故になりますが、警察を呼ばずに現場を離れると当て逃げです。

自転車側は車の修理代や事故の責任を追及されるのではという心配や、その場から早く逃れたい気持ちがはたらいて、急いで去ってしまうこともあります。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
自転車と接触事故をして怪我なしで大丈夫と言われ警察を呼ばなかった人は結構いるようで、不安になってYahoo!知恵袋に相談している人もいました。
自転車との軽い接触で警察を呼ばなかったというお悩みへの知恵袋回答例
  • 警察には必ず連絡すべきだ
  • 相手と連絡先の交換をしておくべきだった
  • 軽くすったくらいなら大丈夫ではないか
  • もし相手が病院に行って被害届を出すとひき逃げになる
  • 警察に届けていないと治療費の補償には保険が効かない

知恵袋回答にも「警察への連絡は法律に定められた義務であり、していない場合はリスクが高いので絶対にすべき」という意見が多くみられました。

(交通事故の場合の措置)
第七十二条 交通事故があつたときは、当該交通事故に係る車両等の運転者その他の乗務員(以下この節において「運転者等」という。)は、直ちに車両等の運転を停止して、負傷者を救護し、道路における危険を防止する等必要な措置を講じなければならない。この場合において、当該車両等の運転者(運転者が死亡し、又は負傷したためやむを得ないときは、その他の乗務員。次項において同じ。)は、警察官が現場にいるときは当該警察官に、警察官が現場にいないときは直ちに最寄りの警察署(派出所又は駐在所を含む。同項において同じ。)の警察官に当該交通事故が発生した日時及び場所、当該交通事故における死傷者の数及び負傷者の負傷の程度並びに損壊した物及びその損壊の程度、当該交通事故に係る車両等の積載物並びに当該交通事故について講じた措置(第七十五条の二十三第一項及び第三項において「交通事故発生日時等」という。)を報告しなければならない。

引用元:道路交通法

確かに軽い接触だと警察に届け出ても、交通事故としては受理されない場合もあるようです。

しかしそれでも警察を呼んで状況や事情を報告しておかないと、厳しい処罰を受けるリスクがあります。

自転車との軽い接触で警察を呼ばなかったときに考えられるリスクや罰則を確認し、今後も対処に困らないために、適した対応の仕方を覚えておきましょう。

 

自転車事故で警察を呼ばなかったらどうなるかと適切な対処法

軽い接触事故 自転車

自転車と接触事故をしたら怪我なしでどんなに軽く思えても、直ちに車両を停止させ相手方の救護と道路の危険防止の措置を取り、警察に報告しましょう。

必要な対処をせずにその場を離れると、ひき逃げや当て逃げ事故として罰金のほか違反点数を科され、免許の取り消しや停止になるおそれがあります。

ひき逃げに適用される罰則と処分(※2)
救護義務違反 10年以下の懲役
または100万円以下の罰金
(道路交通法第117条第2項)
報告義務違反 3ヵ月以下の懲役
または5万円以下の罰金
(道路交通法119条第17項)
行政処分点数 35点(基礎点数)+付加点数
⇒免許の取り消し

ひき逃げと判断されると行政処分の基礎点数だけで35点あるので、即免許が取り消されます。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
当て逃げの罰則や処分はこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。

当て逃げなら免許の停止で済むかもしれませんが、ひき逃げだと免許取り消しになったうえ、最短でも3年間は再取得もできません

ほかの違反もあれば付加点数が足され、免許試験を受けられない期間がさらに長くなる場合もあります。(※3)

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
突然免許が無い状態になるのは、生活や仕事にも影響が大きいですよね。

納得がいかない人もいると思うので、まずは自転車との軽い接触でもひき逃げで処罰されるかもしれない理由を解説します。

ひき逃げ扱いになり警察から後日連絡が来る可能性がある

人にケガがあれば人身事故として扱われるため、悪意が無くても連絡なしに現場から居なくなると事故時の救護義務違反とみなされ、ひき逃げをしたと判断されます。

ひき逃げにならなかった場合も警察を呼んでいないのは確かなので、事故の報告義務違反(事故不申告)で処罰される可能性はありますよ。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
相手が「大丈夫だ」と言っていてもケガが全くないとは限らず、警察に届けないという意味でもないので、後日事態が変わることもあるわけです。

事故直後は興奮状態にあって気が付かなかっただけで、見えない箇所に打ち身や傷があり病院に行くことも考えられますよね。

自転車の修理代や治療費がかかったり周りの人に勧められたりしているうち、警察に被害届を出す流れになる可能性もあります。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
ドライブレコーダーが設置された車も多く、店舗や道路にも多数の防犯カメラがあるので、調査により加害者を割り出せる場合もあるのです。

こちらのように本人ではなく、周囲にいた目撃者から通報されるパターンもあるので、やはり勝手な判断は禁物ですね。

突然警察から連絡が来て出頭することとなり辛い思いをしないためにも、自転車事故での正しい対処法を覚えておきましょう。

軽い接触事故でも相手が行ってしまった場合でも警察に要連絡

自転車との接触事故は軽く見えても自分で勝手に判断せず、相手が大丈夫と言ってどこかへ行ってしまった場合も、必ず警察に連絡しましょう。

こちらは適切な対処の例です。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
もしこのような事態になったら、私も見習って警察を呼ぼうと思います。
軽微な接触事故でも警察に連絡すべき理由
  • 接触の影響が全くないかは見た目ではわからない場合もある
  • 警察に報告義務を怠ったと判断されないためでもある
  • 事故として受理されるかは警察の判断であり報告義務は果たせる
    (事故として受理されない場合は念のため担当者の名前を控えておく)
  • 警察への報告が後日になると交通事故証明書が出ない場合が多い
公的機関に対して交通事故にあったことを証明できる書類で、事故に関する各種手続きに必要な場合があります。警察に事故の届け出をしていないと発行できない可能性が高いです。

事故のケガは病院で検査してみないとわからない場合もあり、想像以上に被害が重いことも考えられるので、あとでもめるケースもあるようですよ。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
警察を呼んで実況見分調書を作成してもらっていれば交通事故調査書も発行され、万が一の事態になっても自分を助ける資料にできます。事故現場で警察に連絡すれば相手の救護措置も必ず取ることになるので、ひき逃げ犯にされる心配もありません。

現場で警察を呼ばなかった場合は、後日でも警察には連絡しておく方が良いようです。

いつまでという決まりはないですが、事故から時間が経つほど人の記憶は薄れ現場の状況も変わるため、なるべく早く警察に届け出て事情を話しましょう。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
諸事情から当事者だけで示談にして済ませたいと思う場合もあるかもしれませんが、トラブルになる可能性もあるのでやめた方が良いです。

また明らかに自転車側に過失がある場合や一方的に自転車にぶつけられた場合でも、警察に連絡せずに放置すると車の運転者は救護義務違反を問われます。

車に乗っていて人や物に当たったときや疑わしいときは、どちらが加害者かに関わらず警察に届け出た方が良いですね。

そして道路交通法では自転車も軽車両なので、自転車同士や自転車と歩行者との事故は、自転車に乗っている人に警察への報告義務があります。

自転車で人とぶつかった場合も警察を呼ぼう

自転車で歩行者とぶつかったら軽い接触事故で大丈夫と言われた場合も、自転車に乗っていた人は事故の報告義務があるので警察に連絡した方が良いです。

相手の歩行者側が後日被害届を出した場合、警察から連絡が来て被害の補償が必要になる可能性もあります。

しかし警察に報告していないと交通事故証明書を出してもらえず、保険の手続きに支障が出るかもしれません。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
補償金が支払われなかったり、減額されたりすることもあるようです。

また事故の状況について双方の意見が食い違った際に逃げたと言われないためにも、「軽い接触なのに」と思っても警察には連絡しておく方が無難ですね。

自転車に乗るときも、車両の運転者としての自覚を持って交通ルールを守り、安全のためなるべくヘルメットを着用しましょう。(※4)

女性用にはキャップ型やハット型のおしゃれにかぶれるヘルメットもあるので、お好みのデザインを探してみてください。


 

結論 | 自転車と接触したら大丈夫と言われても警察に連絡しよう

自転車と接触したときのまとめ
  • 相手に大丈夫と言われた場合も警察には連絡すべき
  • 自転車事故は軽い接触でも人身扱いになる可能性大
  • 怪我なしに見えてもあとで痛みが出ることもある
  • 警察を呼ばなかった場合後日被害届が出されるとひき逃げになる
  • 警察への報告は義務であり罰則やトラブルの回避にも必要

自転車と接触して相手に大丈夫と言われたら、安心してそのまま去ってしまいたくなりますが、実は要注意なNG行為です。

自転車事故は人身扱いになりやすいので、警察を呼ばなかった場合は後日連絡が来て、ひき逃げ犯になったうえ免許を取り消されるかもしれません。

ほんの軽い接触事故でたとえ相手が行ってしまった場合でも、あとで思いもよらぬ処罰を受けなくて良いように、警察には必ず届け出ておきましょう。

普段自転車に乗っている人も歩行者と接触してしまったときには慌てないように、運転者としての義務や対処法をぜひ参考にしてくださいね。

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