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生活のQ&A

【ヤモリの出る家はゴキブリもいなくなる?】本当に食べるのか

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ヤモリの出る家 ゴキブリ

【執筆者:編集部 鳥越菜生】

「ヤモリの出る家にはゴキブリがいなくなるの?」

「ヤモリって本当にゴキブリを食べるってこと?」

「ヤモリが好む場所も知りたい!」

本記事では、このような疑問にお答えします。

ヤモリとゴキブリという一見無関係に思える生き物の間にも、実は密接な関係がありました。

家の中で見かけるヤモリが実は私たちの生活を守る一助になっているかもしれないことや、ゴキブリにどのような影響を与えているのかを解説します。

記事前半ではヤモリはゴキブリを食べるのかや生態を、後半では家にヤモリが出たら何を意味するのかや対処法も詳しく解説するので、じっくり読み込んでくださいね!

この記事を読むとわかること
  • ヤモリは害虫を食べるのか
  • ニホンヤモリはゴキブリの天敵か
  • ヤモリの好む場所と人家で見られる理由
  • ヤモリの出る家の縁起は良いとされる訳
  • 家にヤモリが出たらどうするかの対処法

これらのポイントを押さえることで、益虫とも言われるヤモリが出る家の特徴やゴキブリとの関係について理解が深まります。

またヤモリが家にいることの意味や、どのように対処すべきかについても、具体的な答えを得ることができるでしょう。

ヤモリとゴキブリに関する悩みや疑問を持つ方は、解決の糸口を見つけるためにも、ぜひこの記事を参考にしてくだいね。

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ヤモリの出る家とゴキブリの関係

ヤモリの出る家 ゴキブリ

一見無関係に思えるヤモリとゴキブリには、自然界の食物連鎖の中で密接な関係があります。

ヤモリは森の中にいる場合でもクモやコオロギのような虫を餌としていますが、人の生活空間においても害虫駆除の役割を果たしてくれるというのです。

まずはヤモリがゴキブリを食べるかや、好む場所などの生態について確認していきましょう。

ヤモリとゴキブリはどっちが強い?食べるのは本当か

ヤモリは小さな体をしていますが、私たちの家にいるさまざまな害虫を食べてくれている可能性があります。

ニホンヤモリの生態
全長 10~14cm
主な生息場所 人の家や周辺建物
クモ類・昆虫など
産卵期 5~8月
(1度に2~3個/年1~3回)

日本の本州や四国・九州などで見られるのは主にニホンヤモリという種類で、トカゲ目ヤモリ科※に属する夜行性の爬虫類です。

※参照元:河川・水辺の生物図鑑 は虫類 ヤモリ|九州地方整備局(国土交通省) https://www.qsr.mlit.go.jp/chikugo/siryo/02-kawa/01_chikugo/hatyurui/yamori.html

ヤモリは特に動きの速い小さな虫を好むため、人の家でもゴキブリやシロアリなどの害虫を捕食すると言われています。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
ヤモリが夜間に家のガラス窓に引っ付いた状態で発見されることが多いのは、部屋の灯りに集まってくる虫を狙っているそうですよ。私の家で見かける際も、いつも窓の外側にへばりついています。

ヤモリは虫を捕食することで自然界の中での重要な役割を果たしていますが、私たちの住環境においても益虫・益獣のはたらきをしてくれているわけです。

害虫の対義語で、人間の生活に何らかの良い影響をもたらす虫や小動物を指しています。虫以外の小動物に対しては、益獣と言い表すこともあるようです。

しかしニホンヤモリは体長が10~14cm程度なので、大きく成長したクロゴキブリを捕食することは難しいようですね。

ニホンヤモリの場合は、まだ小さな成長途中のゴキブリやチャバネゴキブリを食べると言われています。

このようにヤモリとゴキブリの関係は単純にどっちが強いというより、自然界で食物連鎖の中にあり、生態系のバランスを保つ一役を担っているわけです。

ヤモリがゴキブリを捕食するという関係は、生息場所が主に人家周辺であることにもつながっています。

ヤモリの好む場所と天敵であるゴキブリとの関係

ヤモリが人家の中に入ってくる主な理由は、餌となる虫を探しに来ているからだと考えられます。

特に家の中や周辺にゴキブリやシロアリなどの害虫がいる場合は、ヤモリにとっては魅力的な食料源となるのです。

ヤモリが好む場所は、餌となる害虫が生息しやすい環境のあるところだと言えます。

家の中や周辺で湿気が多く食べ物のカスが落ちているような、ゴキブリのような害虫が隠れていそうなところは、ヤモリも好んでやって来る可能性があるのです。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
「ヤモリが家に現れるとゴキブリが見られなくなる」という話も、都市伝説のように語られますが、捕食者と被食者という関係なので十分ありえるでしょう。

ヤモリはゴキブリをはじめとした害虫の天敵であり、私たちの生活環境においても、自然に優しい防除法として重要な役割を担っているわけです。

しかしヤモリを家の中で見かけることには、抵抗がある人もいるでしょう。

ヤモリが出る家にはどんな特徴があるのかと、突然出くわして不快感や恐怖を感じたときにも思い出していただきたい、ヤモリに対する良い噂もご紹介します。

ヤモリが出る家の特徴と縁起が良いと言われる理由

ヤモリの出る家 ゴキブリ

ヤモリが現れたら驚き嫌な気持ちになる人もいますが、害虫駆除の役割を果たしていると考えられることから、古くから縁起が良いことだと言われてきました。

対処法を考える前に、ヤモリが出る家の特徴と縁起が良いと言われる訳や、大切にされてきた意味についても確認しておきましょう。

ヤモリが出る家の特徴は生息のしやすさと虫がいること

ヤモリは主に餌を求めて人家の中に入るので、ヤモリが現れる家は餌となる虫にとっても生息するのに魅力的な環境である可能性があります。

ヤモリが出る家に見られる特徴
  • 小さな虫やクモが生息しやすい(よく出現する)
  • 小さな生物が侵入できる隙間がある
  • 家の中や周辺にヤモリの産卵に適した場所がある

クロゴキブリのような大きなものは無理でも、ヤモリは小さなゴキブリやクモなどは効率良く食べてくれるそうです。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
逆に言えば、小さなゴキブリやクモなどの害虫が多く見られる家にはヤモリが出やすい、ということになります。

害虫が多いのは家の中で増えた可能性もありますが、その前に外からの侵入を許したことになるので、隙間があるのも特徴と言えるかもしれません。

またヤモリは家の中や周辺で天井裏・壁・戸袋などの隙間を見つけて産卵するので、ヤモリ自体が住みやすい場所があることも特徴のひとつと言えます。

以上のようにヤモリが出る家は良くないイメージになりますが、昔から縁起が良いこととされ家の中で見つけても大切に扱われていたようです。

ヤモリの出る家の縁起はなぜ良いのかと文化的な意味

ヤモリは古来から「家守」や「守宮」という漢字で表され、家の守り神のような縁起の良い生き物とされてきました。

これはヤモリが害虫駆除に貢献していることから、その家に住む人々に利益をもたらす益虫であることに由来しています。

ヤモリがゴキブリやシロアリなどの害虫を食べることで、私たちの住環境を守ってくれているという考え方です。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
私の祖母の家は山の中の日本家屋で昔よくアオダイショウという蛇が出ていたそうですが、家を守ってくれているんだと言っていたのを思い出しました。

「縁起が良い」と言われたのは、そんな益虫が選んで住み着いてくれた家は幸運だと捉えたからではないでしょうか。

文化的にもヤモリは幸運や健康をもたらす象徴として、多くの地域で尊重されてきたことが知られています。

ヤモリの害虫駆除に役立ち「家を守る」はたらきから、家庭円満や家内安全のお守り的な存在とも捉えられていたようです。

またヤモリが夜間の明かりの元に寄っていく習性を持つことから、富を連想させる存在でもあり、金運上昇のご利益があるとされている地方もあります。

昔は夜間に明かりを灯しておけるのは裕福な家に限られたため、ヤモリが見られるのはお金持ちの家だけだったことがゆえんのようです。

ヤモリが住み着いた家は自然と調和して生態系の一部として機能していることになり、住人も自然界の生き物と共生していることになります。

そのように自然を大切にすることで、よりご利益があるようにという希望も込められていたかもしれませんね。

以上のようにヤモリが人間の生活に役立ち幸運の象徴にもなっていることを知ったうえで、我が家に出た場合どう対処すべきか、ゴキブリ対策と併せて提案します。

家にヤモリが出た時の対処法とゴキブリ対策

ヤモリの出る家 ゴキブリ

家の中でヤモリを発見した場合は、できるだけ傷つけないように外に逃がすことをおすすめします。

またゴキブリ問題の解決はヤモリに頼るよりも、隙間を塞いだり掃除やごみ処理をこまめに行ったりなど、家全体の害虫防除対策も見直すことが重要です。

家の中にヤモリが出たときの対処法
  • ヤモリは傷つけないように優しく捕獲し外に逃がす
  • 家の隙間を塞ぎヤモリや害虫の侵入を防止する対策を練る
  • 家の中の害虫防除対策を見直す

ヤモリは家の中にも壁や天井などに静かに現れることがあり、見つけると驚くかもしれませんが、実は害虫駆除に貢献してくれているかもしれません。

だからと言って、居住空間でヤモリと共生すると健康リスクも危惧され、そのままにしたくない人も多いです。

家にヤモリが出た時のできるだけ自然に優しく危害を加えないための対処法や、ゴキブリ対策を考えた対応についても解説します。

家にヤモリが出たらどうする?屋外に出したい場合の対応策

ヤモリを家から追い出すには、まず優しく捕まえて外へ逃がすのがおすすめですが、次に餌となる害虫がいなくなるように対策を講じることも大切です。

確かにヤモリは毒を持っていないため人に直接的な害を及ぼす心配もなく、害虫駆除もしてくれるので、放置しておくという選択肢もあります。

しかしヤモリが家にいると、糞が原因となってアレルギー反応を起こす可能性があるので注意が必要です。
ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
乾燥して細かくなったヤモリの糞を吸い込み、ぜん息などの症状を引き起こす危険性があります。

ヤモリには家の外にいてもらうことにして部屋から出したい場合は、紙コップやカットしたペットボトルなどの容器を使って捕獲し、外へ逃がしましょう。

なるべく触りたくない人はコンパクトな虫取り網のようなものを常備しておくと、ほかの虫が入ったときにも対応できて便利ですよ。

また爬虫類は人気があり、中には捕獲したらあまりのかわいさに飼いたくなったという人もいます。

次の家に出たヤモリを捕まえて飼育している人の動画で、どんな環境で暮らしているのかや動きも見られるので、興味のある人はぜひご覧ください。

捕獲に失敗してしまった場合は、餌となる虫を駆除して減らすことで、自然にヤモリも家を離れるよう期待して対策を練りましょう。

家のゴキブリ対策はヤモリに頼らず工夫しよう

家のゴキブリ対策はヤモリだけに頼るのではなく、清潔な環境を保ち、外から侵入して繁殖する隙を与えないことが重要です。

ヤモリが家の中にいることによって害虫の数を抑えられる可能性があるので、家庭のゴキブリ問題の自然な解決法のひとつではあります。

しかしヤモリの存在だけで全てのゴキブリを駆除できるわけではなく、特に成長したクロゴキブリの数は減らせない可能性が高いです。

またアレルギーを引き起こす可能性を考えると、害虫駆除をしてもらうためにわざわざ家の中にヤモリを招き入れるのはリスクがあります。

害虫を侵入させない・増えさせないように家全体の防除対策を強化することで、ヤモリが好んで入りたくならないように環境を整えていきましょう。

家のゴキブリ対策を見直すにあたり、以下の記事もぜひ参考にしてください。

まとめ | ヤモリの出る家はゴキブリ対策も見直そう

ヤモリとゴキブリには食う・食われるの関係性があり、家に現れたヤモリはゴキブリを含め害虫を食べて駆除してくれている可能性があります。

この記事を通して、以下のようなヤモリが出る家の特徴と、ゴキブリとの関係性や対処法への理解を深めました。

この記事のまとめ
  • ヤモリは自然に害虫駆除のはたらきをしている
  • ニホンヤモリは小さなゴキブリを食べる
  • ヤモリの好む場所は害虫が生息しやすい環境である
  • ヤモリは「家守」と表され縁起が良いとされてきた
  • ヤモリは昔から益虫とされ健康や幸運の象徴でもある
  • ヤモリはゴキブリの天敵として食物連鎖の関係にある
  • ヤモリの出る家は害虫が少なくなる傾向にある
  • ヤモリは毒を持たない
  • ヤモリの糞はアレルギー反応を引き起こす可能性がある
  • ヤモリを家から追い出すには優しい方法を推奨
  • ゴキブリ対策にヤモリを利用しても根本の解決にはならない
  • ゴキブリ対策には清潔な環境を保つ工夫が大切

ヤモリの存在は私たちの生活環境においても、害虫の数を制御する重要な役割を果たしています。

自然の中でヤモリとも上手に共生することは大切なことです。

しかしゴキブリ問題を根本的に解決するには、ヤモリに頼るのではなく、より害虫の少ない快適な生活環境を作れるよう対策を見直していきましょう。

家にヤモリが出たときどうするか悩んだら、優しく捕獲する方法や縁起が良いことなどもぜひ思い出して対処してみてくださいね。

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